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中国とタイ、マラッカ海峡回避するため運河を建設へ、メディア「米国の封鎖を破る」

2015年05月19日 11時31分
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中国とタイは広州でクラ運河協力覚書に調印した。クラ運河プロジェクトは10年がかかり、投資額が280億ドル。開通するとマラッカ海峡に代わり大きな役割を果たすと思われる。寧波海事局公式微博(ウェイボー)が15日に公表した。

 

台湾サイト「中時電子報」の18日付報道によると、クラ運河はタイのクラ地峡から太平洋のタイランド湾をインド洋のアンダマン海と結ぶ運河で、完工すると、国際海運はシンガポール、マラッカ海峡を通らずに済むため、航程は少なくとも約1200キロメートル短縮され、運航所要時間を2-5日間短縮可能である。10万トン級タンカーで試算すれば、1回に35万ドルの運賃を削減できる。

 

アメリカのアジア太平洋回帰政策で、アメリカとシンガポールは軍事分野で密接な協力がある。いったん中米間に衝突が起きると、中国本土の80%の輸入石油が通らなければならないマラッカ海峡はアメリカに封鎖される恐れがある。クラ運河が開通すると、このような窮境から脱出できるほかに、東南アジアの戦略的構図も大きく変わると見られる。

 

(翻訳 孫義)

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