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安保関連法案に反対する抗議集会でマイクを握る寺田ともかさん=今月19日、大阪市西区
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安保関連法案に反対する抗議集会でマイクを握る寺田ともかさん=今月19日、大阪市西区
 「今日は私、本当に腹が立ってここに来ました」。安全保障関連法案が衆院特別委員会で可決された15日夜、学生たちがJR大阪駅近くで行った緊急行動で、関西学院大学(西宮市)4年、寺田ともかさん(21)の訴えたスピーチが反響を呼んでいる。インターネット上で拡散し、12日間で3万7千人が自分のフェイスブックにシェア(共有)した。一人の女子学生の声が世代を超え、多くの人の心を揺さぶっている。
 寺田さんは大阪府出身。小学2年生のとき、米同時多発テロがあった。飛行機がビルに突っ込むテレビの映像に「アメリカの人がかわいそう」と思った。
 だが、米国はアフガニスタンを報復攻撃し、その後はイラク戦争も始めた。正義を掲げた戦争で多くの子どもが犠牲になった。「正義というものが分からなくなった」
 高校生のとき、平和学習で広島を訪問。被爆者のおばあさんがこう言った。「勉強はね、真実を見抜く目を養うためにするのです。戦時中、お国の言うことは正しいと思っていたが、真実ではなかった」。重い言葉だった。「自分の頭で考え、見極めなくちゃ」と思った。
 今年5月、友人に誘われ、安保法案に反対する「シールズ(自由と民主主義のための学生緊急行動)関西」の結成に加わった。仲間と学習会を開き、理解を深めた。
 7月15日。大阪へ向かう電車で、スピーチを考えた。理論的なことより、どこにでもいる人間の、当たり前の言葉で伝えよう。スマートフォンを握り、あふれる思いを一気に書き上げた。
   ■
 寺田さんのスピーチ動画は今もネットで拡散を続ける。「沈黙している人たちに読んでほしい」など共感のコメントが多い。
 一方で「これで好戦的な相手を抑止できるのか」などの反論も寄せられている。
 法案は27日、参院審議入りした。寺田さんは反響の大きさに驚きつつ「今、自分にできることに最善を尽くすだけ。審議を注視し、これからも自分の頭で考え、自分の言葉で発信していきたい」と話す。(木村信行)
  
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【こちら特報班】
森の国から’15~その5~
報道部・黒川裕生
拝啓、恵子ちゃん。...
7月25日付朝刊から、いよいよシリーズ「兵庫で、生きる」の第1部「森の国~宍粟市から」が始まったわけで…。
思えばこの1カ月、宍粟の山々をずいぶん歩き回りました。今回は、その際に大活躍した靴(写真参照)をご紹介したいと思います。
私は当初、山にどんな格好をして行けばいいのか見当もつかず、連載初回に登場する一宮町の小林温さんの現場へはスニーカーでお邪魔したのでした。一応「スニーカーですけど大丈夫ですかね」と確認したところ、温さんは「ああ、問題ないですよ」と即答。安心して山に足を踏み入れて驚きました。前日の雨で道が恐ろしいほどにぬかるんでいるではありませんか。
当然、スニーカーは一瞬にしてどろどろに。見ていられなくなったのか、連載の2回目に出てくる亮さんと妻の恵さんが、自宅からわざわざ長靴を持ってきて貸してくれました。「山にスニーカーはないですよ」とあきれる亮さんの横で「うん、そら無茶やで」とうなずく温さん。「あ、裏切られた!」と思いましたが、ここで関係を悪化させてはまずいと思い、「大丈夫って言いましたやん」という言葉をグッとのみ込んだ私でした。
後日、しそう森林組合波賀支所(波賀町)を訪れた際、そのことを相談すると、課長の谷口賢二さんが「そんならこれを使いなさい」と新品を貸してくれたのです。「え、1カ月くらい借りっぱなしでもいいんですか」と念を押すと「かまへんかまへん」。捨てる神あれば拾う神あり!靴底に鋲がついているため斜面でも滑りにくく、大変重宝いたしました。
みなさん、山に行くときは、それ用の靴を忘れないようにしましょう。
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【記者らいふ&らいぶ】
朝来支局・竹本拓也
-北の国から-(その53・遺構を次代へ)
朝来支局の竹本です。当たり前のことですが、自然は分からないことがいっぱいです。私が今、それを強く感じているのが国史跡・竹田城跡のてっぺん「天守台」です。2014年7月から遺構保護のため、地表面に防水シートがかぶせられていますが、それでもなお土砂の浸食が止まっていないことが朝来市の調査で分かりました。観光客の影響が直接およばなくても、雨水にさらされない(はずの)状態でも、遺構に何らかのダメージが加わっていることを意味します。
...
「今春以降2センチの低下」「記録で分かっている範囲で累積最大17センチ低下」などと言われています。実際に地表を見てみると、特に四隅の土の減りが顕著です。「シートをかぶせたのに地盤が下がるのはなぜ?」と、多くの方から疑問をいただきますが、残念ながら現在のところ明確な解は持ち合わせておりません。同城跡の石垣修復にも関わった石川県金沢城調査研究所の北垣聰一郎名誉所長=神戸市=は、風雨(あるいは雪)や石垣に使われる花こう岩そのものの劣化を一因に挙げ、各方面から声が上がる天守台の再公開は厳しいとの見方を示しました。
北垣さんや、実際に現場を見た市の専門職員らの間でおよそ一致したのは、ここ数年の急変ではなく、長いスパンで変化してきたものだということでした。もしかすると、近年のブームで多くの人が山に入ったことで、それ以前にもあっただろう異変に気付きやすくなっただけなのかもしれません。「表面が相当疲れている」と北垣さん。いずれにせよ、築城以来最大級の試練に直面していることは確かです。
「全国でいろいろな手法があり、選択肢を検討する」と朝来市。天守台はお城の顔だけに、地盤工学や植生など専門家の英知を結集し、できるだけ早い段階で最善の対策を決め、中長期的な活用方針を見いだせるといいなと願うばかりです。写真は、天守台周辺の現状について意見を交わす北垣さん(左)と朝来市の職員。
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【記者らいふ&らいぶ】
ネクスト編集部・中西大二
<しゃらく13  Monsters or Insects 2 >
夏休みに合わせて、神戸新聞NEXTでは、昆虫の顔を集めた特集サイト「虫顔図鑑~身近なカイブツたち」を公開中です。...
写真のシルエットはそこに登場する昆虫たち。どの「カイブツ」かわかりますか?答えはサイトをご覧下さい。
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/insects/
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【高校野球兵庫大会コラム】
(10)ナイターとサヨナラと
=4回戦:神戸科技4-3六甲アイランド=
...
午後7時すぎ。ちょうど日の入りの頃だった。照明が部分点灯から全灯に変わろうとしていた時、神戸科技のライト鍋谷の後方へ打球が上がった。「ボールが黒く見えた。一瞬見失った」と鍋谷。目測を誤って落球し(記録は二塁打)、許した走者が結果的に3点目のホームを踏んだ。
 この日、ほっともっとスタジアム神戸の第3試合は雨の影響で大幅に遅れ、午後6時8分に始まった。県高野連の関係者が「記憶にない」という異例のナイター。昼間に比べ、線審が必要なほど打球が見えにくく、大半の高校球児は慣れていない。井上監督も「仕方がない」と同情したが、鍋谷は「この1球で勝負が決まってしまうかもしれない」と顔色を失った。
 様子を隣で見ていたのがセンターの伊藤だ。「暗い顔を見て、このまま負けたらあかんと思った」と九回、親友への思いも乗せたサヨナラ打。鍋谷は「伊藤に助けてもらった」と赤い目で話した。(永見将人)
※運動面コラム「緑陰」より掲載。高校野球兵庫大会の特集ページはこちら http://www.kobe-np.co.jp/news/sports/koya/
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【こちら特報班】
森の国から’15~その4~
報道部・黒川裕生
拝啓、恵子ちゃん。...
日本の林業の基本について知るのにとても適した映画があります。
2014年5月に公開された矢口史靖監督、染谷将太主演「WOOD JOB!」です。宍粟の森林組合事務所などにもポスターが貼られていることからもわかる通り、関心を持っている林業関係者も少なくありません
さて「WOOD JOB!」で武骨な林業作業員を演じて異様な存在感を発揮していたのが、ご存じ、俳優の伊藤英明さんです。伊藤さんといえば代表作「海猿」の海上保安官役を思い浮かべる人も多いかと思いますが、この「WOOD JOB!」の渋い輝きには遠く及びません。
伊藤さんには一度、映画担当記者時代にお会いしたことがあります。2008年12月2日でした。なぜ日付まで覚えているかというと、その日の未明に長女が生まれたからです。「252 生存者あり」という伊藤さんが主演した映画のインタビューでした。
「252」で大きな鍵を握るのが、伊藤さん演じる主人公の幼い娘しおりちゃん(大森絢音)です。取材に同席した映画会社の人が「この記者さん、先ほど娘さんが生まれたばかりなんですよ」と口火を切ったので、私もつい調子に乗って「映画にちなんで、しおりと名付けました」と適当なことを言うと、伊藤さんは「ええっ!本当ですか!」と嬉しそうに目を輝かせました。「いや、嘘なんですけどね」と言ったときの「なんだこいつ」という伊藤さんの表情は生涯忘れることはないでしょう。
「WOOD JOB!」、是非ご高覧ください。三浦しをんさんの原作小説「神去なあなあ日常」もお勧めです。
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