朴大統領 あす27日から夏休み=官邸で政策構想

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が27日から5日間の夏休みに入る。青瓦台(大統領官邸)で休息を取りながら、国政懸案を点検する予定だという。
 当初、青瓦台以外の場所で休みを過ごしながら、経済や内需活性化に向けバカンス客の多い地域の伝統市場などを訪問する案も検討されたが、朴大統領は官邸で休息を取ることにした。休み中に伝統市場などを訪問すると、側近らが休めなくなることなどに配慮した措置だという。

 朴大統領は休み期間中に下半期の国政運営や政策を構想するとみられる。

 来月で就任2年半を迎え、5年間の任期後半に入る朴大統領としては、中東呼吸器症候群(MERS)や干ばつなどで低迷している経済を活性化させることが急がれる。青年層の雇用創出、労働改革など4大改革推進の国政課題も点検すると予想される。そのほか、光復(日本による植民地支配からの解放)70年にあわせ、経済人の赦免などについても検討するか注目される。

 朴大統領は昨年も旅客船セウォル号沈没事故の影響で、夏休みを官邸で過ごした。就任初年の2013年は亡父、朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の別荘があった南部・慶尚南道の島で1泊2日を過ごした。

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