2015年7月27日19時24分
死亡した小型飛行機の機長、川村泰史さん(36)が社長の操縦士養成会社「シップ・アビエーション」(東京都調布市)は、パイロット養成をうたって生徒を募集していたが、事業に必要な国の許可を得ていなかった。国土交通省が明らかにした。航空法に抵触する恐れがあり、同省が運営実態を調べる。
養成に必要なのは「航空機使用事業許可」で、運航管理や機体の整備態勢を整える必要がある。同社はホームページ(HP)で、受講費用1600万円の「副操縦士養成課程」や、324万円の「家庭用操縦士コース」などを紹介。同省には1年以上前に許可申請の相談が寄せられたが、申請には至らなかった。同社は「関連役所の飛行訓練に対する理解が得られず、許可を受けるに至っていない」などとHPで説明している。
川村さんは、報酬を受けて操縦するのに必要な事業用操縦士の免許を取得しており、人に操縦を教えることができる操縦教育証明の免許も持っていた。
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