「あなたに褒められたくて (集英社文庫)
あなたに褒められたくての
あなたはお母さんのことかあ。
高倉健さんって普通に喋っているイメージが
まったくないんすよねえ。
映画の中の高倉健しか知らないし、
映画全盛期に主役を張ってた
映画スターの若い高倉健も
知らない世代なので
高倉健といえば
みんながスターだというから
大スターなんだろなと
思うぐらいの存在で、
晩年の出演映画は子供の自分には
渋すぎて難しいものばかりだったので
今、昔の邦画を見て高倉健が
出演してるのを見かけて
改めて、あのとき大人たちが
高倉健が大スターだと言ってたのは
この高倉健かと高倉健像を新たにするみたいな。
まあ、自分にとっては
高倉健は謎というか、
映画スターが存在し得ない時代に
存在し続けた最後の映画スターって感じなんすかねえ。
映画の外の高倉健をまったく想像できなかった自分にとって
高倉健のエッセイというのは
かなり新鮮でした。
おもしろい人だなあと。
催眠術の話とか仲間にかなりきついいたずらをする話とか
そういう若者ノリみたいな面も
高倉健にあったんだというのが新鮮。
気持ちを大事にする人だなというのも思ったなあ。
中国で写真をもらう話や
知り合いでもない時計屋の人から
励ましの電話をもらった話とか
じんわりきちゃう。
そういうなんていうかな、
他人からの心遣いがちゃんとわかる人なんだなというのが
じんわりきちゃうんだよなあ。
高倉健という俳優が
どんな人間なのか興味がある人にはオススメの本ですね。
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