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【社会】

ママ2000人 渋谷で安保法案反対の声

猛暑の中で安保関連法案に反対しデモ行進する親子連れら=26日午後、東京都渋谷区で

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 安全保障関連法案の参院審議が始まるのを前に、子育て中の母親らの「安保関連法案に反対するママの会」が二十六日、東京・渋谷で街頭デモ「戦争立法反対!ママの渋谷ジャック!」を行い、主催者発表で二千人が参加した。ベビーカーを押しながら「戦争させない」「子どもを守る」と、休日の繁華街で訴えた。

 渋谷ハチ公前では母親らがスピーチに立ち、「『お母さん、あの時なんで僕たちを守ってくれなかったの』と言われないよう、戦争法案をやめさせたい」と涙ながらに語った。参加者はその後、希望を表すピンクのガーベラの花を手にデモ行進した。

 小学六年の長男と参加した神奈川県鎌倉市の武川珠(めぐみ)さん(42)は「心配で黙っていられない。日本が武力行使しないことが、世界平和の力になると信じている」と話した。

 ママの会は、三児の母で京都大大学院生の西郷南海子(みなこ)さん(27)が衆院での法案審議中にフェイスブックを立ち上げ、今月四日に発足。「だれの子どももころさせない」を合言葉に、三週間で一万七千人の賛同署名をネット上で集め、二十九の都道府県で会ができた。

 この日は「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」も、法案に反対する国会包囲行動を行い、主催者発表で二万五千人が参加した。

 

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