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ETC2.0普及目指し高速料金割引へ7月26日 18時39分
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大量の情報を双方向でやり取りできる「ETC2.0」の普及を進めようと、国土交通省は次世代のETC車載器を利用するドライバーに対し高速道路の料金を割り引く新たな制度を来年度以降、順次導入する方針を固めました。
「ETC2.0」は、現在のETCの機能を大幅に拡充するもので全国およそ1600か所の通信ポイントを通過した車から速度や経路などの走行情報を収集・解析しドライバーにより詳細な渋滞情報や安全情報などを提供する新たなシステムです。
関係者によりますと、国土交通省はこの「ETC2.0」の普及を進めようと利用するドライバーに対し高速道路の料金を割り引く新たな制度を来年度以降、順次導入する方針を固めました。
具体的には▽事故などによる渋滞を避けるためいったん一般道に降りて再び高速道路に乗った場合でも料金はそのまま高速道路を走行した時と同じにすることなどを来年度から実施する方針です。また、▽2020年のオリンピック・パラリンピックまでに都心の渋滞を解消しようと、首都高速道路の渋滞区間を避けて、環状線のルートにう回した場合に料金を割り引く制度などを導入していく方針です。
国土交通省が「ETC2.0」の普及を後押しする背景には自動車の膨大な走行データから▽渋滞が頻繁に発生する場所や▽一般道で急ブレーキをかけることが多いポイントなどを把握することで▽高速道路の路肩を利用して車線を増やしたり▽スピードを抑える段差を設けたりするなど限られた予算の中で効果的な道路整備につなげたいねらいがあります。
関係者によりますと、国土交通省はこの「ETC2.0」の普及を進めようと利用するドライバーに対し高速道路の料金を割り引く新たな制度を来年度以降、順次導入する方針を固めました。
具体的には▽事故などによる渋滞を避けるためいったん一般道に降りて再び高速道路に乗った場合でも料金はそのまま高速道路を走行した時と同じにすることなどを来年度から実施する方針です。また、▽2020年のオリンピック・パラリンピックまでに都心の渋滞を解消しようと、首都高速道路の渋滞区間を避けて、環状線のルートにう回した場合に料金を割り引く制度などを導入していく方針です。
国土交通省が「ETC2.0」の普及を後押しする背景には自動車の膨大な走行データから▽渋滞が頻繁に発生する場所や▽一般道で急ブレーキをかけることが多いポイントなどを把握することで▽高速道路の路肩を利用して車線を増やしたり▽スピードを抑える段差を設けたりするなど限られた予算の中で効果的な道路整備につなげたいねらいがあります。
「ETC2.0」とは
「ETC2.0」は現在、主に高速道路の料金支払いで利用しているETCの機能を大幅に拡充し、自動車の膨大な走行データからより詳細な渋滞情報や安全情報などをドライバーに提供する新たなシステムです。
具体的には全国およそ1600か所に設置している「ITSスポット」と呼ばれる通信ポイントを通過した車から直近、80キロメートルの区間、▽どのような経路をたどり▽どれぐらいのスピードを出していたのかといった走行データを収集・解析します。そして▽現在のおよそ5倍にあたる最大1000キロメートルの広い範囲の交通情報のほか▽事故や積雪などの安全情報を画像データなどでドライバーに提供します。ただ、「ITSスポット」で受信する走行データは自宅や勤務先などが特定されないよう自動車のエンジンをかけたり止めたりした地点から500メートル以内の情報は除かれるということです。
「ETC2.0」は今後、▽駐車場での料金支払いや▽ドライブスルーの決済手段など民間企業と連携したサービスも期待されます。対応する車載器は現在のETC車載器と比べ割高なため国土交通省では高速道路の料金を割り引く新たな制度を導入することなどで利用を促したい考えです。
具体的には全国およそ1600か所に設置している「ITSスポット」と呼ばれる通信ポイントを通過した車から直近、80キロメートルの区間、▽どのような経路をたどり▽どれぐらいのスピードを出していたのかといった走行データを収集・解析します。そして▽現在のおよそ5倍にあたる最大1000キロメートルの広い範囲の交通情報のほか▽事故や積雪などの安全情報を画像データなどでドライバーに提供します。ただ、「ITSスポット」で受信する走行データは自宅や勤務先などが特定されないよう自動車のエンジンをかけたり止めたりした地点から500メートル以内の情報は除かれるということです。
「ETC2.0」は今後、▽駐車場での料金支払いや▽ドライブスルーの決済手段など民間企業と連携したサービスも期待されます。対応する車載器は現在のETC車載器と比べ割高なため国土交通省では高速道路の料金を割り引く新たな制度を導入することなどで利用を促したい考えです。