(バイオリン)
(サイレン)
(志賀隆造)りつ子君どうした?
(円城寺りつ子)なんでもありません。
(大山恭一)ご苦労さまです。
被害者はここのスタッフだそうですね。
はい。
インストラクターの白石沙織です。
リンクで何者かに刺され救急隊が駆けつけた時にはすでに心肺停止状態でした。
リンクの上で刺すなんて…。
(常盤康介)計画的犯行なんですかね?始めるぞ。
先入観を捨てて現場に集中するんだ。
(常盤・りつ子)はい。
刺殺現場はこの辺りね。
(常盤)はい。
ん?
(常盤)あっ…。
これブレーキ跡だなあ。
ブレーキ?ええ。
スケートの止まり方なんですけどこれは二の字型といってこう…足を二の字にして止まる止まり方なんです。
へえ〜…。
(常盤)強力なブレーキをかけられるからアイスホッケーなんかでよく使われていて上級者向けの止まり方なんですよ。
やけに詳しいじゃない。
フフ…そりゃそうですよ。
こう見えてもスケート上級者ですから。
へえ〜…。
血痕ですね。
24.5…。
(海老原太)大山さん目撃者が見つかりました。
女子中学生が黒のダウンにフードを被った人物がガイシャにぶつかったのを見たそうです。
黒のダウン?はい。
(白石久美)沙織…!沙織…!
(大山)少し…お話伺ってもよろしいですか?
(久美)はい…。
(大山)妹さんは5年前までフィギュアスケートの選手だったそうですね。
(久美)選手といっても大した実績はありませんが…。
(大山)引退後はずっとインストラクターを?
(久美)東京に出てモデルの仕事をしたりしてました。
でも半年前に京都へ戻ってきてそれからは京都スケートリンクで働いていました。
どうして沙織が…。
(泣き声)
(玉木ケイ子)通り魔の犯行!?
(大山)はい。
1か月前に上賀茂公園で起きた事件によく似ているんです。
黒いダウンにフードを被っていたのも同じなら果物ナイフで腹を刺し抜かずにそのままにするという手口も同じです。
犯人は翌日新聞社に犯行声明文を送りつけ第二の事件を公衆の面前で起こすと予告しています。
あ…平安京のカラスと名乗る人物ね?
(大山)ええ。
うう〜ん美味しい〜!おばちゃんおかわり。
(久坂竜子)りつ子ちゃん3杯目よ。
そんなんやったら…。
お嫁のもらい手はないわよでしょ?いいの。
こんな私を好きだって言ってくれる人を見つけるから。
フフ…。
現場で証拠見つけるより大変やわ。
なんか言った?ううん。
あっそうやそうや!りつ子ちゃん来週の日曜日一緒に梅津武のリサイタル行ってくれへん?お友達が急に行けへんようになってしもうたんや。
梅津武って今人気のバイオリニストよね?うん。
あっS席の一番前じゃない!ファンクラブに入ってるさかい。
ええ席取れたんえ〜。
ファンクラブ?うん。
素敵よねえ…タケ様って。
あ…タケ様…。
(携帯電話)あっ。
(携帯電話)円城寺です。
「りつ子君か?」京阪タイムズに平安京のカラスという人物から犯行声明文が届いたそうだ。
え!?それで京都南署に北署との合同捜査本部が設置される事になった。
わかりました。
すぐに行きます。
いってきます!きばりよしや!
(江藤孝之)志賀さん。
ご無沙汰しております。
おお江藤…!久しぶりだな。
お知り合いですか?ああ。
昔所轄の刑事課時代一緒でな。
今じゃ捜査一課のやり手だ。
(氏家智己)今朝京阪タイムズに平安京のカラスと名乗る人物から犯行声明文が送られてきた。
これは前回同様海外のサーバーを経由したメールであったため発信元は不明。
(氏家)玉木課長昨日あった事件の説明を。
はい。
殺害されたのは白石沙織28歳。
京都スケートリンクに在籍するインストラクターです。
犯行時刻は午後2時15分。
黒いダウンを着た犯人らしき人物と被害者がぶつかったのを目撃した女子中学生がいましたが犯人の顔は見ていません。
以上です。
次鑑識。
(常盤)はい。
死因は左腹部を刺された事による失血死で傷は大動脈に達するほど深いものでした。
ガイシャの手に防御創はなく突然刺されたものだと考えられます。
またロッカールームから犯人が脱ぎ捨てたと思われる貸しスケート靴が発見されました。
(江藤)靴のサイズは?
(常盤)24.5です。
すみません!
(氏家)なんだ?鑑識の円城寺です。
捜査資料に1か月前の事件で防犯ビデオに映っていた通り魔の映像を解析した結果犯人は左利き。
推定身長は約175センチから180センチとあります。
だからなんだ?足のサイズが身長にそぐいません。
その事から推測するとスケートリンクでの犯人は通り魔をまねた模倣犯の可能性もあります。
模倣犯?
(ざわめき)静かに。
足のサイズと身長がそぐわない奴はいくらでもいる。
しかしスケート場で通り魔事件を起こすのは不自然です。
犯人の目的は白石沙織さんの殺害にあったのではないでしょうか?
(江藤)それこそ不自然だ。
なぜスケート場でしかも模倣犯を演じて殺す必要がある?それにこの犯行声明文はどう説明するんだ?それは…。
例えば第一の事件を起こした通り魔がやってもいない事件を自己顕示欲から自分がやったとそう言っている可能性もあるんじゃないでしょうか?
(ざわめき)管理官。
同一犯の犯行であるかどうかを確定するためにもまずは被害者の周辺を徹底的に調べる必要があるかと思いますが。
いいだろう。
捜査一課の江藤と南署の大山。
君たちが中心となってガイシャの交友関係を洗え。
(江藤・大山)はい。
(カメラマン)はいいきますよ〜。
(シャッター音)もう1枚!
(シャッター音)
(岡崎雅代)あ…ちょっと裾が割れちゃった。
ごめん。
ちょっと割れちゃった。
ごめんなさい。
はい。
おかごを軽く持って…。
はい…きれいですよ。
ありがとうございます。
(雅代)お願いします。
はい。
じゃあいきます!はい撮りますよ〜。
(女性)はい。
はいもう1枚!はいお願いします。
はーい。
ああ2時からお客様2人入りました。
はい。
あっ雅代さん。
知ってはります?通り魔から新聞社に犯行声明文が届いたっちゅう話。
さっきニュースで見た。
いや〜ほんま怖い世の中になりましたなあ。
本当ねえ…。
白石沙織の刺創は直角。
スケート靴の高さは8センチ。
その事から犯人のおおよその身長を割り出すんですね?ええ。
絶対にこの実験で模倣犯の犯行だって立証してみせるわ。
主任準備出来ました。
よし。
始めよう。
(2人)はい!刺した位置が上すぎる。
康介もう一度!10センチ上か…。
やっぱりひざを曲げて刺さないと刺創の位置で刺すのは無理ですね。
りつ子君は身長何センチだ?165センチです。
じゃあ今度は君がやってみてくれ。
はい。
(青木俊夫)白石さんが越してきたのは半年前です。
きっちりした子で愛想よくてね。
まさかこんな事になるとは…。
どうぞ。
男性が出入りしていたような様子は?見かけなかったなあ。
いやそれどころじゃなかったんじゃない?というと?
(青木)いやお母さんが入院中でそれで白石さん京都に戻ってきたって。
アルツハイマーだったらしいよ。
結局1か月前に亡くなって…。
(青木)親思いだよね。
ストーカー被害とか何かトラブルに遭ったような事聞いてませんか?いや特には…。
ああそうだ!1週間前に空き巣に入られたっけ。
空き巣?あっこの窓が割られて…。
(青木)白石さん!警察に知らせたほうがいいんじゃない?
(白石沙織)いえ。
何も盗られたものはなさそうですから。
お姉ちゃん?私の部屋に入ったでしょ!土地の登記書類でも盗むつもりだったの?とぼけないでよ!!
(大山)じゃあ犯人はお姉さんだったんですか?そうじゃない?警察に被害届も出してないんだから。
まあよくある話じゃない。
遺産相続で骨肉の争いになるって。
遺産相続?
(久美)私の事を泥棒呼ばわりして…。
誤解よ。
そりゃ…沙織とはちょっとケンカしてたけど。
お母さんが妹さんに残した土地の件ですね?
(久美)ええ。
私妹が病気で判断のつかなくなった母親に無理やり遺言書を書かせたんじゃないかって疑ってたんです。
だってあの子…嘘が得意だから。
妹さんとは血が繋がっていませんね。
ご両親が連れ子同士で再婚されたと。
ちょっと待ってよ!沙織は通り魔に殺されたんでしょ?まだはっきりしていません。
昨日の昼の2時どちらにいました?
(久美)え…?店にいたわよ。
証明してくれる人はいますか?いいえ。
お客が帰ったあとだし。
(江藤)足のサイズはいくつですか?
(久美)え?
(江藤)靴脱いでください。
(久美)なんなのよ…!ありがとうございます。
クラシックファンなんですか?梅津武のファンなの。
ねえもういいでしょ?お店開ける準備しないと。
妹さん亡くなられたばかりなのにもうお仕事ですか?
(久美)休むわけにはいかないのよ。
予約が入ってるんだから。
(上條美那子)クラシックでは異例の売り上げなんですって?フフ…。
(梅津武)らしいです。
おめでとう。
美那子さんのおかげだ。
フフ…武の実力よ。
来週のリサイタルも大成功間違いなし。
だといいんですが…。
大丈夫よ。
さあもう行って。
リハーサル遅刻するわよ。
はい。
じゃああとで。
(美那子)うん。
フフ…。
高さは合ってますけど…向きが違いますね。
左でナイフを持つと刺創どおりに刺すの難しいな。
次は右手で刺してみてくれ。
はい。
ばっちりです!検証の結果白石沙織を殺害した犯人は右利きで身長は165センチ前後と推測されます。
上賀茂公園の通り魔とは別人と見て間違いないでしょう。
(氏家)だとしたらなぜホシはそんな面倒な事をしたんだよ。
それは…わかりません。
(氏家)通り魔を装ってまで白石沙織を殺害する理由がわからん!目撃されるリスクを負うぐらいなら人気のないところで殺したほうがよっぽど簡単だ。
ですが…。
この報告書は本部の鑑識に再検証させる。
信用出来ないとおっしゃるんですか?
(氏家)自分たちだけで真犯人を暴こうなんて思い上がるな!
(氏家)君たちは所轄の鑑識課員にすぎん。
管理官。
うちの鑑識は優秀です。
課長からして思い上がりか。
江藤。
ガイシャ周辺でのトラブルは?今のところ何もありません。
模倣犯説の裏付けはなしか。
(岸川宏)管理官。
通り魔の容疑者が挙がりました。
右京区に住む吉田卓也という無職の男です。
(久美)ううっ!これではっきりしました。
やはり白石沙織は通り魔に殺されたのではありません。
決めつけるな。
いや姉妹が立て続けに殺されたんです。
偶然のはずがない。
ご苦労さまです。
殺されたのは白石沙織の姉白石久美です。
えっ…!?では始めてください。
はい。
瞳孔は混濁し始めています。
硬直も強いですから死後約10時間…。
殺されたのは深夜1時か2時頃です。
主任あそこに靴跡が。
スニーカーのようだな。
よしまずマッピングだ。
(りつ子・常盤)はい。
(常盤)ナンバー1方位南南東…。
足跡の長さ27センチ。
足跡の幅10センチ。
靴のサイズは24.5ぐらいか。
例のスケート靴と同じサイズですね。
えっ…。
じゃあ妹の沙織殺しと同一犯の犯行って事ですかね?そういう可能性もあるという事だ。
靴底のデータベースで照合したところ日本製の男女兼用スニーカーと判明しました。
靴の販売経路は?大量生産されておりますので購入者を絞り込むのは…不可能かと。
管理官。
姉妹の事件は同一犯の犯行かと思われます。
白石沙織殺害は通り魔を模倣したものです。
足のサイズが同じ…。
それだけでは決め手にならない。
ですが…。
久美は店の経営不振で約800万の借金がありました。
姉は金絡みのトラブル妹は通り魔の犠牲に…。
そう見る事も出来ます。
そんな偶然あるはずがない。
(江藤)ないとも言えない。
もうすぐ白黒つくだろう。
(チャイム)宅配便です!
(吉田卓也)誰から?
(岸川)警察だ。
吉田卓也だね?
(岸川)おい!
(岸川)吉田!
(岸川)吉田!
(吉田)うりゃあーっ!うりゃーっ!やーっ!
(吉田)離せよ!手離せこら!こらーっ!
(氏家)吉田卓也は上賀茂公園での女性殺害を認めた。
(氏家)仕事が見つからずその腹いせに刺したとの事。
だが白石沙織殺害事件に関しては自分の犯行ではない。
無関係にもかかわらず京阪タイムズに犯行声明文を送ったのは世間の注目を浴びたかったから。
…と吉田は供述している。
管理官。
では白石沙織白石久美を殺害した犯人は通り魔事件を模倣した別人という事ですね?そうだ。
やった…。
(氏家)よって本日をもって合同捜査本部は解散とする。
今後は通り魔事件は北署白石姉妹殺害事件は南署が捜査をする事とする。
以上だ。
(一同)はい!円城寺。
お前の検証正しかったな。
はい。
(アナウンサー)「京都市内上賀茂公園で起きた通り魔事件で警察は無職の吉田卓也容疑者を逮捕しました」「警察は吉田容疑者が京都スケートリンクで起きた白石沙織さん殺人事件には関与していないものと見て捜査しています」「警察の調べに対し吉田…」
(雅代)どうぞ。
お気をつけて。
いってらっしゃいませ。
元気か?どうしたの?良太の命日でもないのに。
この近くまで来たもんだから。
これどうしたんだ?アイスホッケーのスティックじゃないか。
去年良太の知り合いがお参りに来てくださったの。
その時頂いたの。
良太が大学に入ったらあげる約束してたんですって。
良太が?良太はあなたに反抗ばかりしてたけどちゃんと勉強して大学に行く事を考えていたのよ。
玉木課長。
話というのはなんでしょうか?白石沙織の件で新しい事実がわかりました。
白石沙織は半年前アルツハイマーで入院中の母親を完全介護の施設に転院させています。
それも高額の特別個室に。
入院代などかかった費用は約1千万。
沙織はそれを現金で支払ってますがその出どころが不明です。
誰かから借りてトラブルに発展したか…。
ええ。
沙織の部屋を調べてもらえませんか?部屋をですか?沙織が殺害される1週間前何者かが窓ガラスを割って部屋へ侵入しています。
(沙織)お姉ちゃん?私の部屋に入ったでしょ!土地の登記書類でも盗むつもりだったの?
(大山の声)しかし姉の久美はそれを否定しました。
ひょっとして…。
侵入したのは久美ではなく姉妹を殺害した犯人かもしれません。
(海老原)スケジュール帳ですね。
あっ日記代わりにしてたみたいですね。
事件の手がかりになるかもしれないな。
ええ。
あっここに。
5年前の分だけないな。
大山さんここ見てください。
「お母さんを転院させてあげたい」「でもそれにはお金が必要」「上條さんからお金をもらう約束をした」「22日京都スケートリンク19時」上條さん?
(ノック)
(栗原真央)社長。
失礼します。
京都南署の大山です。
海老原です。
なんでしょう?わたくしにお聞きになりたい事というのは?白石沙織さんの件です。
白石さんが殺害されたのはご存じですよね?ええ。
ニュースで見ました。
どういったご関係でしょうか?知人の一人です。
あなたこの半年3回に分けて合計1千万もの金を白石さんに渡してますよね?その他にも5年前から東京でモデル事務所を紹介したり住まいの面倒までみてますよね?どうしてその事をご存じなんです?白石さんの日記に書いてありました。
お金はお貸ししたんです。
では借用書を見せてください。
沙織さんの事は信用していました。
ですから借用書はありません。
ただの知り合いではなかった。
上條さんもっと詳しく聞かせてもらえませんか?その日記に書いてなかったんですか?あなたの口から聞きたいんです。
駄目だ…。
特定出来る足跡痕は白石沙織本人のしかない。
(常盤)指紋もですよ。
そう簡単に指紋や足跡が残っているというわけにはいかないぞ。
いつも言ってるように鑑識は…。
忍耐だ。
そのとおり。
君はせっかちな猪なんだから苦手でしょうがね。
猪?猪突猛進向こう見ずに突っ込む。
しかも獰猛ですしね。
康介君?ああすいません。
(大山)失礼します。
志賀さんちょっとよろしいですか?ああ。
上條美那子という女が白石沙織に金をね…。
はい。
美容院を多数経営する女社長です。
足のサイズは24.5。
沙織殺害時のアリバイは成立していません。
実は美那子5年前に交通事故を起こしているんです。
(急ブレーキの音)
(大山)バイクを運転していた男子高校生は即死。
信号待ちをしていて事件を目撃したのが帰宅途中の沙織でした。
結局沙織の目撃証言によって事故は男子高校生の信号無視とスピードの出しすぎで処理されました。
その事故が2人を引き合わせたか。
ええ。
でもそこから意外な事が…。
その死亡した男子高校生というのが江藤刑事の息子さんだったんです。
なんだって?どうぞ。
恐縮です。
江藤とは15〜16年前中央署で一緒だったんです。
ああ志賀さんが刑事だった頃ですね。
はい。
私の部下でした。
真面目で口数の少ない男でしたが子供の話は嬉しそうによくしてましたね。
へえ〜あの江藤さんが…。
その息子さんが5年前に交通事故で亡くなったと聞いて通夜に行ったんですが…。
お忙しいところありがとうございます。
ご愁傷さまです。
突然の事でなんと言っていいか…。
息子の事で周りにご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません。
私の監督不行き届きです。
ああ奥様この度は…。
志賀さんお願いです。
お願いですからもう一度…。
もう一度だけ調べ直してください。
お願いします。
やめないか。
私はどうしても良太が信号無視をしたなんて信じられないんです!お願いします!雅代。
お願いします!雅代!だって…!あなただって…。
だって良太がそんな…。
(江藤)申し訳ありません。
上條美那子はその事故の加害者。
白石沙織は事故の目撃者。
偽証したんじゃありませんか?実は信号無視したのは美那子。
1千万は美那子が沙織に強請られて払った。
そう考えると沙織の日記が5年前の分だけ紛失している説明がつくな。
ええ美那子が沙織の部屋に侵入して持ち帰ったのかもしれません。
証拠隠滅のために。
そして…。
口封じのために通り魔を装って沙織を…。
この事を警察に言われたら困るわよね?その事に気がついた沙織の姉久美からも強請られ殺害。
美那子の足のサイズは24.5。
犯人の足のサイズと同じです。
でももし偽証が事実だとすれば殺害動機のある人物がもう1人いるわ。
雅代さん。
江藤の奥さんですか?この人…。
あっ。
(江藤)俺になんの用だ?
(大山)白石沙織は息子さんの事故の目撃者だったんですね?
(大山)その事故の相手上條美那子は沙織に1千万もの金を渡していました。
沙織に偽証させていたのかもしれません。
(江藤)南署は5年前の交通事故が今回の事件と関係があると見てるのか?答えろ。
これは私の推測ですが…江藤さんは奥さんが事件に関わってるそう思ってるんじゃないですか?妻とは4年前に離婚した。
もう何も関係ない。
別れたとはいっても元の奥さんが事件の関係者だったらあなたの立場は危うい。
所轄に飛ばされるかくら替えさせられるかだ。
だから事故の事は口を拭おうとしてる。
お前監察官にでもなったつもりか?はぐらかさないでください。
筋のないところをほじくっても無駄だって事だ。
(戸の開閉音)いらっしゃいませ。
ああ志賀さん。
(雅代)離婚してからこのお店を始めたんですよ。
そうですか。
何も知らないで失礼いたしました。
いいえ。
どうぞ。
私になんのご用ですか?実は良太君の事故の事でちょっとお聞きしたい事がありまして。
今さらどういう事でしょう?ある事件との関連性が疑われています。
あなたは事故処理の事を不満に思われていたようですね。
私はどうしても信じられなかったんです。
良太が信号無視をしてしかも猛スピードで交差点に突っ込むなんて。
だから…。
お願いです!お願いです。
もう一度だけ調べ直してください。
(谷本功)これ以上何を調べろって言うんですか?でも…。
いいですか奥さん。
ご主人が府警本部の刑事じゃなかったらもうとっくに処理されてるんです。
(谷本)こっちも余計な仕事させられていい迷惑なんだ。
(江藤)バカ野郎!俺の立場も考えろ!立場?立場ってあなた…自分の息子が死んだっていうのにまだ自分の体裁考えるの?体裁も何もない。
信号無視をしたのは良太だ。
良太は…!良太はそんな事しない。
これ以上蒸し返すな!
(雅代の声)良太は何かと口うるさい江藤に対して反発していました。
でもそれだからって息子を信じないなんて…。
結局離婚しました。
白石沙織さんが京都スケートリンクで殺害された事はご存じですよね?ええニュースで見ました。
私事件直後にスケート場であなたをお見かけしました。
ああ…あの時。
(雅代の声)ちょうど通りかかってパトカーが来て志賀さんの姿を…。
志賀さん私を疑ってらっしゃいますか?そういうわけではありませんが…。
もう5年も経っているんですよ。
今さらどうのこうのするつもりありません。
それに私にはこの店がありますから。
まあとにかく指紋採取と足の測定ご協力をお願いします。
もちろんです。
よろしくお願いします。
中指を。
小指をお願いします。
足のサイズ24.5。
24.5。
ご協力ありがとうございました。
ありがとうございました。
いいえ。
先に署へ戻っていてください。
あっはい。
ごめんください…。
失礼します…。
何をしている?南署の鑑識はコソ泥みたいなまねをして物証を探すのか?違うな。
江藤さんはなぜここに?お前には関係ない。
早く行け。
(美那子)偽証?
(海老原)あなた5年前の事故を白石沙織に偽証してもらいその件で白石姉妹から強請られていた。
違いますか?バカな事おっしゃらないでください。
そもそも事故は相手方の過失で起きたものです。
偽証する必要などありません。
田中久雄さんという方…。
えっ?事故記録に名前がありました。
あなたの車に同乗していた人です。
その方は今どちらに?うちの美容師でしたけどすぐに辞めてしまったので今どこにいるのか…。
もうよろしいでしょう?当たりましたね。
ああ偽証に間違いないな。
(江藤)よし行け!ハハハッうまいうまい。
(江藤良太)お母さん!良太。
(携帯電話)こうやって飲むのは久しぶりだな。
ええ。
警察官になって何年になる?28年になります。
もうそんなになるか。
そうか。
最近の新米刑事はすぐに辞める奴が多いが厳しい規則が会社員と違って仕事と私生活の切り替えが難しいのが理由だそうだ。
時代ですかね。
そうだな。
甘やかされて育ったせいか根性も忍耐もない奴が多くて困るよ。
刑事にも現場百回なんて言葉はもう通じなくなるんじゃないか?かもしれません。
なあ江藤。
お前刑事の仕事に誇りを持ってるか?もちろんです。
そうか。
その誇りを忘れるなよ。
ただいま。
おかえりやす。
あっお夕飯は?食べてきた。
そう。
ほなお茶いれましょか。
うんありがとう。
ああ…。
梅津武のリサイタル明後日だっけ?そうえ。
おばちゃんごめん。
行けそうもないなあ。
いやあ残念。
本当ごめんね。
まあええぇ。
へえ〜梅津武って東京の人なんだ。
うん。
出身は東京やけど京都の音大出てはんねん。
ふーん…。
玉木課長これ見てください。
梅津武の本名は田中久雄。
上條美那子田中久雄は美容師で今どこにいるかわからないそう言ってました。
何か嘘をつく必要があったって事ね。
ひょっとして事故の時に車を運転していたのは梅津武だったんじゃないですか?えっ?この雑誌に書いてありました。
無名だった梅津武がクラシックをロック調にアレンジしたCDで注目を浴びるようになったのは5年前だって。
じゃあ美那子は売れ始めた梅津のために身代わりになったって事?
(ノック)失礼します。
社長先月分の売上表です。
ありがとう。
梅津さん婚約されたんですね。
婚約…?ご存じなかったんですか?今テレビでやってますけど…。
(ドアの開閉音)
(リポーター)「婚約者の祐子さんは京都の老舗呉服店のお嬢さんだそうですね」「ええそうです」
(リポーター)「お付き合いされてどのぐらいですか?」
(梅津)「ええ…1年ぐらいかな」「彼女は僕の一番の理解者…」
(梅津)「世間ではようやく梅津武の名前が認知されてきましたが僕の夢は世界で活躍する事」「彼女はそんな僕を応援してくれてるんです」
(足音)どういう事?美那子さん…。
婚約って何よ?私は何も聞いてない。
ああその事ですか。
説明して。
説明も何も報道されたとおり婚約しました。
無名だったあなたをここまで成功させたのはこの私よ。
なのになんの断りもなしに…。
もちろん感謝しています。
今までありがとうございました。
でも…。
僕はもう美那子さんなしでやっていける。
そんな事言えた義理?お金だけじゃない。
5年前私はあなたのために身代わりになったのよ。
その事を警察に知られたら…。
知られて困るのはあなたも同じですよ。
明日のリサイタルが終わったらしばらく彼女と一緒にヨーロッパを回ります。
なんですって!?勝手な事を…!刑事さん偽証なんかじゃありませんよ。
僕は助手席にいてこの目で事故を見ましたから間違いありません。
本当にそうですか?運転していたのは梅津さんあなただったんじゃないんですか?僕が?当時やっと売れ始めたあなたにとって死亡事故は致命的なマイナスとなる。
だから白石沙織さんに偽証を頼んだ。
まさか…。
その沙織さんは先週京都スケートリンクで何者かに殺害されました。
そしてその2日後姉の久美さんも…。
僕らを疑ってるんですか?だったら見当違いですよ。
(大山)疑われる要素は十分ありますよ。
沙織さんへの不可解な援助1千万の貸し出し。
それらは偽証してくれた事への見返り。
なんの証拠があるんですか?
(大山)我々は必ずその証拠を挙げてみせます。
フッ…フフッ…。
(サイレン)刺し傷だな。
(シャッター音)
(カメラのシャッター音)
(ため息)主任遺体を引きずった跡や血痕がありません。
荷台に引き上げた跡もないな。
えっ?じゃあどうやって遺体をここに?空から!?
(曽我部元春)死亡推定時刻は昨夜の8時から10時。
致命傷はね…。
致命傷は胸の刺し傷?ああ失血死で間違いない。
あと…。
ろっ骨が折れてるようだけど…。
右7番8番左4番5番に骨折が見られる。
あと打撲痕もある。
それと…。
よいしょ!死斑は背部にしか出てないから死後遺体を動かしてないって事よね?
(ため息)あのさあ…僕が言おうとしてる事先に言うのやめてくれる?解剖医は僕なんだから!ごめん…。
相変わらずせっかちだなあ。
で遺体を動かした形跡がないみたいなんだけど…。
ああ〜もう全然聞いてないし。
ねえどうなの!?
(ため息)100パーセントないね。
被害者は刃物で胸を刺されどこからか突き落とされ停車中のトラックの荷台の上に落ちたんだ。
(ため息)やっぱり…。
あと…。
この傷は防御創だね。
犯人が切りつけた時に揉み合った?だろうね。
あれ!?なんだろう?科捜研で調べてもらうから今すぐ採取!はっ!…なんでりっちゃんに指図受けなきゃならないわけ?今すぐ採取!は〜い…。
梅津の死亡推定時刻は一昨日の夜8時から10時。
その時間帯トラックの運転手は集金をしに飲食店を回っていました。
車を停車させたこの場所を一つ一つ調べるしかなさそうです。
無理ですよ20か所以上もあるしどの建物のどこから落ちたのかなんて…。
梅津の足取りは?夜7時リハーサル会場から出て行くのを目撃されたのが最後です。
そっちからたどるのも無理か…。
だったら遺体から殺害現場を突き止めます!
(及川エミリ)まったくさああんたが急かすから私昨日合コンに行けなかったんですけど!ごめん!今度私が合コンセットアップするから。
ねっ?じゃあさ刑事課の大山さん呼んでね!ええっ!?エッちゃん大山さんの事好きなの?タイプなんだ〜。
ふーん…わかったわかった。
で結果は?ああああ…遺体の爪から検出された繊維は茶色の綿。
被害者が着ていた服の繊維とは一致しなかった。
茶色の綿…。
それからズボンの裾に付いてた青いシミなんだったと思う?何?アオバナ。
ツユクサの一種でね染料の原料なんかに使われてるの。
確か京友禅の下絵にも使われてるんじゃなかったかな?京友禅?良太の事故は偽証!?その可能性が高いです。
(ため息)今さらなんなんですか?5年前私が散々事故を調べ直してほしいとお願いした時は警察は何もしてくれなかった。
それを今になって…。
申し訳ありません。
謝って済む事ですか?警察は一方的に良太に過失があったって息子の名誉を傷つけたんですよ?全てが明らかになり次第正式に謝罪はさせて頂きます。
ですがあの事故の関係者である白石沙織さん梅津武さんが相次いで殺害されたんです。
失礼ですが一昨日の夜8時から10時の間どこにいらっしゃいました?家にいました。
誰か証明出来る人は?今度は私ですか?警察はいつもそう。
人を疑う事ばかりして決して信用しようとしない。
別れた主人もそうでした。
どうぞ気が済むまで疑ってください。
このビルの駐車場にトラックを止めてる。
当たりかもしれませんね。
部屋は何階ですか?
(細川祐子)3階です。
以前は京友禅の工房でした。
今は空き室ですけど武さんと結婚したらリフォームして事務所にする予定やったんです。
すみませんねおつらいところを…。
いいえ…。
早く犯人を逮捕してください。
お願いします。
主任真下は駐車場です。
ここで間違いないようだな。
ええ。
(ため息)血痕は見当たりません。
康介ブラインド閉めろ。
はい。
出た!血痕だ!よし足跡痕を調べよう。
(2人)はい!足跡痕が全くない…。
変だなあ。
拭き取られたんだわ。
(ため息)髪の毛一本落ちてない。
そんな事ってあるかなあ?痕跡が何もない事も証拠の一つだ。
りつ子君想像するんだ。
犯人が何を考えてどう行動したのか。
ここで犯人は梅津を刺した。
その時窓は開いていて…。
何かとっても嫌な予感が…。
康介君梅津役お願い。
やっぱり…。
早く!僕を窓から突き落としたりしないですよね!?正確な再現こそが真相解明に繋がるんだぞ。
えっ!?再現ってもう…。
梅津の手には防御創があったわ。
犯人と激しく揉み合った証拠よ。
だから同じようにやって。
はい…。
うわーっ!うっ…!
(刺す音)うっ!ううっ…!ああ!うわ…!おりゃあ…!この時棚の上の染料が落ちて梅津のズボンに付着した。
そして犯人は梅津を突き落とした!フンッ!うわ…うわ…!梅津がトラックの荷台に落下した事に気がついた犯人は慌てて下へ下りた。
そこへ運転手が戻ってきて…。
その後犯人は部屋に戻り証拠を消すために床の血痕を拭き取った。
時間をかけてじっくり隠蔽したんだと思います。
完璧すぎるほどにな。
はい…。
でも必ず何か残ってるはず…。
凶器のナイフも床を拭いた布もゴミも持ち帰った…。
そうだ!あっ指紋が残ってる。
手袋を外して蛇口をひねったからだ。
これだけはっきりしてたら個人識別出来ますね。
うん。
上條美那子か岡崎雅代か…。
どっちの指紋だ?合致したのは…。
この指紋は…一課の江藤刑事…。
気づいてらしたんですね…。
江藤さんの犯行だと。
確信はなかった。
だが血痕や指紋を消すのに薬剤を使っていた。
とても素人のやる事じゃない。
しかし…あの江藤さんが…。
江藤さんが今朝辞表を提出したそうです!居所がわからず携帯も繋がりません。
まさか…。
上條社長は?たった今お出かけになりましたが…。
どちらへ?車で打ち合わせに向かうと。
海老原!はい!
(美那子)キャー!ああっ…。
キャー!江藤さん!やめろ…!
(江藤)離せ!離せ…離せー!梅津を殺したのは私ではない。
殺害現場から江藤さんの指紋が検出されました。
そんなはずはない。
薬剤で消し忘れたところがあるんですよ。
水道の蛇口です。
靴見せてもらえますか?足のサイズいくつですか?24.5だ。
ああ…一件落着ですね。
ハハハ。
ん?りつ子さんどうしたんですか?ああ…茶色の繊維が気になるのよ。
茶色の繊維?梅津の爪の中から茶色の綿の繊維が検出されたでしょ?その繊維梅津が着ていた服の繊維とは一致しないの。
ん…?じゃあ江藤さんの着ていた服の繊維なんじゃないんですか?梅津を殺そうとして揉み合った時にこう爪の中に入った。
江藤さんが着ていた服の繊維とも一致しなかったのよ。
ん?じゃあ何?犯人は別にいるって事ですか?かもしれない。
康介君もう一度殺害現場を調べるわよ。
ええっ?りつ子さんやっぱり何も出ませんよ。
(ため息)じゃあ次は外。
外…。
よし。
外!?
(常盤)犯人に結びつきそうなものは何もないなあ…。
諦めちゃ駄目。
鑑識作業は忍耐なんだから。
はい。
康介君!はい?あっ…。
緊張しないでください。
大丈夫ですよ。
きれい!はい撮りまーす。
(雅代)あっ…。
ごめんなさい。
フフッ。
肩の力を抜いて。
すごくきれい!どういう事ですか?今回の一連の事件は5年前の息子さんの交通事故が発端になっている事が明らかになったんです。
白石沙織白石久美梅津武…。
3人を殺害した犯人はある手がかりを残していました。
それはスケート場に脱ぎ捨てられていた貸し靴と久美さんの殺害現場に残されていた足跡痕。
両方とも足のサイズは24.5。
あなたのサイズと同じです。
もちろんそれだけでは犯人の決め手にはなりませんが梅津さんが殺害された現場から決定的な証拠が出ました。
これです。
梅津さんが転落した場所の近くに落ちていました。
このボタン引きちぎられたようで糸が付いていました。
その糸を調べたところ梅津さんの爪から検出された繊維と一致しました。
恐らく梅津さんは…。
(雅代)えいっ!
(梅津)ああっ!このボタンからは指紋が検出されました。
それは雅代さんあなたのものです。
雅代さん話して頂けますね?良太が…良太が事故に遭う前毎晩アイスホッケーの練習を見に行っている事を知りました。
(雅代の声)それで私はよく京都スケートリンクに行くようになりました。
1か月ほど前の事です。
(雅代の声)5年ぶりに2人を見かけたんです。
(美那子)これが最後よ。
ありがとうございます。
あの事故の事は絶対に誰にも言いませんから。
お願いよ。
(雅代の声)あの事故の事…。
良太の事故の事だ。
すぐにそう思いました。
私は頑張って生きてきました。
良太の分まで生きなきゃって。
それでお店を始めて…。
でも…2人のやり取りを聞いてからは仕事も手に付かなくなって…。
それで…思い余って…。
(雅代の声)部屋に忍び込みました。
どうしても本当の事が知りたかったんです。
(雅代の声)沙織が上條美那子を強請っている証拠をつかみたかった。
(雅代の声)でもそこで…。
車を運転し信号無視したのは梅津武。
(雅代の声)だけど運転していたのは上條美那子で信号無視したのは男子高校生だったと証言してほしい。
(雅代の声)そう日記に書かれていたんです。
良太の事故は偽証されたものでした。
良太は悪くなかった!なのに…。
なのに…誰も良太を信じてくれなかった。
(雅代)そう思ったら私は…悔しくて…悔しくて…。
白石沙織梅津武上條美那子…。
何度も何度も事故を調べ直してほしいと頼んだ警察…。
息子を信じなかった主人…。
みんな許せなかった!
(雅代)だから…。
(雅代の声)通り魔に見せかけて復讐しようと思いました。
(刺す音)白石久美を殺害した理由は?見られたんです。
(雅代の声)沙織の部屋から出てくるところを…。
それで店に呼び出されました。
(久美)沙織を殺したのはあんたでしょ?
(雅代)え?1週間前沙織の部屋に忍び込んだのもあんたよね?私知ってんのよ。
この事を警察に言われたら困るわよね?あんたの旦那刑事なんだから。
現職刑事の元妻が殺人…。
フフッ…。
みんなびっくりよねえ。
でも考えてあげてもいいわよ。
それなりに出すもん出してくれるんなら。
どうする?
(刺す音)
(久美)ううっ!うう…。
(雅代のすすり泣き)もう引き返せない…。
そう思っていた時に梅津の婚約を…テレビを見て知りました。
「僕の夢は世界で活躍する事」「彼女はそんな僕を応援してくれてるんです」良太にだって夢はあったのに…。
それを…それを奪っておいて…。
よくもそんな…。
(雅代)梅津武さんですか?5年前の江藤良太の交通事故の事で…お話があります。
(梅津)僕に話ってなんでしょう?
(雅代)事故の時車を運転していたのは上條美那子ではなく…あなたですよね?なんの話ですか?白石沙織さんの日記に書いてありました。
偽証の事が詳しく…。
読みますね。
「悪いのは運転していた男のほうなのにバイクのほうが信号無視をした事にしてほしいと頼まれた」「その男の顔を見て驚いた」やめろよ。
「最近雑誌でよく見る…梅津武だった」やめろと言ってるんだよ!なんなんだよ今さら!嫌!
(刺す音)うっ!ううっああ…!えいっ!ああっ!良太の無念を晴らしてあげたかったんです。
それが出来るのは私しかいなかったから…。
なぜ江藤に相談しなかったんですか?江藤に!?どうしてですか?だってあの人は良太を信用しなかったんですよ?江藤はね殺人未遂容疑で逮捕されたんですよ。
上條美那子を刺し殺そうとしたんです。
嘘でしょ!?あの人が?辞表を提出した上での犯行でした。
どうして…?どうしてあの人が上條美那子を…?あなたの強い憎しみを止める事は出来ない。
ならば自分が…と江藤さんあなたが犯した罪を全て被るつもりだったようです。
そんな…!江藤さんは捜査の早い段階からあなたを疑っていました。
(大山)しかし誰にも打ち明けなかった。
(大山)それどころかあなたが梅津を殺害したと知って証拠隠しまで行い…。
(大山)自分の犯行と見せかけた。
それが28年間…警察官として生きてきた彼にとってどんなに苦しい事だったか…。
雅代さんあなたが一番わかってるはずですよ。
ああ…。
雅代さんが犯行を認めたぞ。
雅代は関係ない!私です!私があいつらを…。
梅津を殺したという物証が出たんです。
許せない…!雅代さんはそう言ってるんだ。
事故を偽証した彼らとそれを見過ごした警察をな。
雅代が一番許せなかったのはこの私です。
雅代は事故を調べ直してくれと何度も私に言いました。
その度に私は雅代を怒鳴りつけ…しまいには手を上げました。
息子は高校に入ってから何かと私に反抗ばかりで…。
事故を起こした時もバカな奴だ。
自分で自分の命を捨てた。
そうとしか思えなかった。
(江藤)だけど…今回の事件が起きてもしかして雅代がと心配になって雅代のところへ行ったんです。
ねえあなた。
良太の将来の夢…何か知ってた?夢…?
(若林大輔)良太また来たのか。
(良太)俺の親父も大学時代アイスホッケーやっててその頃の写真見るとかっこいいんすよね。
親父さんポジションは?キーパー。
親父の奴守るの好きみたいで。
今じゃゴールじゃなくて治安守ってるんす。
治安?警察官なんすよ。
でもって俺の将来の夢は親父と同じ…警察官!ちっとも知らなかった…。
私を嫌っているとばかり思っていた息子が…そんなふうに思っていたなんて。
もっと息子と話をすればよかった。
もっと息子の話を聞いてやればよかった…。
後悔しました。
それで証拠隠滅を図って嘘の自白をしたのか?江藤…。
答えろ。
江藤さん!雅代を犯行に走らせたのはこの私です!私が雅代を追い詰めた。
雅代の罪は…私の罪だ。
(江藤)だから私は…。
私が…。
なあ江藤…。
捨てちゃいけなかったんだよ。
警察官としての誇りを。
反抗的な態度を取っていても良太君は警察官としてのお前を尊敬していたんだよ。
でなきゃお前の背中を追いかけようなんてするもんか。
でもな…お前のした事は良太君の思いを踏みにじったも同然だな。
ああ…。
江藤…。
(雅代)ごめんなさい。
ごめんなさい。
悪いのは…俺だ。
あなたは悪くない!私が何も話さなかったから…。
雅代…。
私は…あなたの大切にしていたものを奪ってしまった。
(雅代)奪ってしまった…。
(すすり泣き)江藤さんつらかったでしょうね。
だがそれ以上に雅代さんは今つらさを感じているはずだ。
あ〜あ…。
どうした?りつ子君。
大きなため息ついて。
江藤さんが雅代さんの事を思ってたように私の事をそれくらい強く思ってくれる人がいたらいいなと思って。
ハハハ。
きっと今に現れるさ。
本当にそう思います?うん。
そうですよねうん!というよりも君は突進するほうだな。
なんたってりつ子君はあの…獰猛な猪だからね。
ハッハッハッ…。
獰猛な猪!?主任!もう!りつ子君どうだ?ありました!北海道土産にこんな木彫りの熊がありますが…。
2015/07/25(土) 12:00〜13:55
ABCテレビ1
京都南署鑑識ファイル8[再][解][字]
〜氷上の連続殺人!!足跡痕24.5センチの犯人が狙う復讐のターゲット!!現場物証なし…移動する死体
詳細情報
◇番組内容
大好評『京都南署鑑識ファイル』シリーズ第8弾!!スケートリンクからはじまった連続殺人!!足のサイズ24.5センチの犯人の真の狙いは…!?鑑識官・円城寺りつ子が事件の謎に迫る!
◇出演者
田中美里、小林稔侍、東幹久、黒田福美、国生さゆり、堀部圭亮、夏樹陽子、合田雅吏、長谷川朝晴、茅島成美 ほか
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
福祉 – 音声解説
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32723(0x7FD3)
TransportStreamID:32723(0x7FD3)
ServiceID:2072(0x0818)
EventID:32846(0x804E)