日本海の幸・ズワイガニ
食通の中でもっとも人気があるブランドが間人漁港に揚がる「間人ガニ」です
一泊6万円以上するプランがすぐ予約で埋まります
ところがカニシーズン以外は天橋立や城崎に客を取られ間人は閑散としています
大阪から車で3時間
不便で観光資源も未開発の町です
何とか間人の町に人を呼ぼうと旅館の女将が立ち上がります
女将が中心となって考えたプロジェクト
田舎の人こそおもしろいと地元の人たちを口説いておもてなしの達人になってもらい彼ら自身を売り込む計画です
丹後の海や山食などの体験を地元の漁師や農家主婦らマイスターが案内します
できたプログラムの数はなんと45
女将の理解者・西口船長は客に喜んでもらえるモノを探して洞窟に入ってみました
そこでイタリアの青の洞窟に匹敵する景色を発見!
京丹後を元気にしようと奔走する女将を取材するのは京都の美術家です
彼が見たものはカニだけではない
京丹後の魅力を作り出す町の鼓動でした
知られざる古墳群を目玉に語り部マイスターがガイドするプランが旅行会社に採用されました
自分たちで初めて観光バスを呼んだのです
だから2時間はとっとるでぇひとグループが
ところがツアー当日は悪天候
おぉ〜!
女将の思いは通じるのでしょうか?
企業でさまざまな夢を抱き働く人々
それぞれの夢を重ね折り合わせて作られる企業の物語に気鋭のクリエーターが迫ります
静かな海沿いの町です
夏にみんなで来た事あるんですよそれはたぶん間人やったと思うんですけどだからもう20年ぶりくらいですね
山口さんは出会った人とより深く分かりあうため「描き合いっこ」という儀式を大切にしています
今回京丹後の誰かと描き合いっこがあるのでしょうか
(スタッフ)そうです
自然がいっぱいのなかにポツンと建っているのが…
(山口さん)こんにちは
(女将)いらっしゃいませ丹後の良さをいっぱい表現してるお宿を作っておりますこれアマダイですか?
(女将)そうですアマダイです
「とト屋」には絵画や民芸風オブジェなどアートがあふれています
窓からの眺めも額縁に入った絵のようです
さて「とト屋」の「と」には特別な思いが込められています
…でそれがとト屋のおもてなしなので私が今してるいろんな人たちとをつなぐっていうふうに重なってきてだからやっぱりもう一度初心に帰りたいなっていう…
人と人をつなぐ思いが詰まったパンフレット
丹後の魅力を地元住民が伝える45の体験プログラムを盛り込みました
こんな多くの人たちに協力していただいてマイスターツーリズムっていう…人が観光の魅力を伝えるっていう
(女将)本物の漁師さんでやって40年の漁師歴を教わるとか…
マイスターとはどんな人たちなのか
間人の街の魅力を教えてくれる達人に会いに行きました
ここが本当の…街歩きましたね?ここら辺の街歩きのプロですいやいや…そこまではプロではないんですけど
間人のちょっとした日常が旅行者には新鮮なんですね
もう1人女将がぜひ会わせたいというのがこの方
船長さ〜んこんにちは!こんにちはどうもはじめまして
青の洞窟を発見した西口さんふだんは漁師です
洞窟を案内する小舟は観光用に改造されていました
早速体験プログラムのひとつ青の洞窟へ連れていってもらいました
うしろ向き怖そう!
海から見た絶景も案内してくれます
ほんと屏風みたいですねえ
いちばん近くからこうやって見上げるのも何とも言えない
(山口さん)うわ〜すごい!
(西口さん)そうそう溶岩
(山口さん)こんな所も入れるんや
(西口さん)そうそう…
小舟なのでこんな狭い所にも入って行けるんですね
うわ〜!
そうそう船長が名付けた岩もあるんですって
なかなかいい顔してるでしょう?まさにねここに来られた男性は獅子の魂をねいただけるというかね
ライオンって分かりましたか?
観光に携わってからライオンに見えたそうです
そして3年前に発見した青の洞窟へ
天気や光の加減で色の鮮やかさは変わるそうですがこの日はどうだったのでしょうか?
確かに青くなっていますが…残念ながら60%の青さだそうです
もっともっとブルーがかってくるんですけどもっともっと水が澄んでくるといい雰囲気になるんですよまたいいですねキメの細かい光が入ってきて
ことしは案内する漁師が5人に増えたそうです
若手漁師によるシーカヤック体験も始まります
女将と西口船長2人で始めた漁師と観光のコラボが広がってきました
山口さんは西口船長と出会い何かを感じ取ったようです
お互いの顔を描く「描き合いっこ」を始めました
一本気の漁師らしく西口船長は太い線で迷わず筆を進めます
でもこの4年間でだいぶ若くなりましたカップルを相手にそれからグイッと結婚させるのに一生懸命だったちょっと描き合いっこしてくださいよ描き合いっこしましょうよグイッときてくださいよボクに
絵が完成すれば交換です
はい…どうもはいうわっなかなかええなぁやっぱ漁師の顔だないやいやこの顔はええわぁこんな力みなぎってますかね?すごい力みなぎってるいやいやすごいですよ
山口さんは精悍な漁師の顔ではなく柔和な西口船長の顔を描きました
人から直接感謝される観光を始めて顔つきが優しくなったのかな?
うまし宿とト屋の夕食です
丹後のうまいもんが並びます
定置網でとれたタイとヒラメ
実は自分でとれる体験プログラムもあるんです
うん…
漁師の奥さんたちが育てた黒アワビ
こちらも養殖体験できるんですね
(山口さん)あぁスルスルって…
(山口さん)これ下の肝も…?肝おいしいですようんうわっ…うわっすごいふふふ…
とト屋は1996年アートの宿として開業しました
間人ガニのことを猛勉強
うまいカニを食べさせると評判になり業績は安定
3人の娘を育ててきました
ところがリーマン・ショックで打撃を受けます
客は激減
立て直そうとしているところへ東日本大震災が起こります
そのときにはほんとに…
女将は…
客も観光気分になれない
女将が行きついたのは…
訪れる人が癒やされまた訪れたくなる
人と人をつなぐ交流観光の道を探ったのです
その集大成が龍宮プロジェクト
完成したばかりのパンフレットを持って商談会や旅行会社へ営業をかけました
すると個性的な旅行を手がけるクラブツーリズムが興味を示しました
京丹後をウオーキングするバスツアーを組み地元マイスターを活用するというのです
そうですねイチ女将が営業に来られるっていうこと自体はあるんですけれどもあくまでその場合だと自分のところの施設を売り込むというのが基本ですからああいった形で…
コースは伊根の舟屋と経ヶ岬を回ったあと間人周辺を歩く日帰りツアーです
バスを受け入れる前に予行演習です
立岩のガイドはとト屋のスタッフが担当します
何が?
指導するのは…
そういう点で…
(スタッフ)まとまるっていうのは難しかったですか?
立岩から海岸を歩き次のガイドポイントは古代ロマンがあふれる場所です
日本海を望む丘に石を積み上げた13の古墳が点在しています
大陸から渡ってきた豪族の墓とされていますがまだまだ謎に包まれています
竹野神社は古事記にも登場する由緒ある神社
コースをガイドしながら実際に歩きタイムを計って不都合をチェックします
最後は日本海側では最大級の前方後円墳…
4つのガイドポイントを1時間半で回るのですがいろいろな問題が見えてきました
とト屋に戻って当日の受け入れ体制を見直します
ガイドはりつけて待機さしとったらごっついこと人数が足らへんねん足らへん足らへん
初めて受け入れる観光バスを万全な体制で迎えようと必死です
天気は大荒れです
初めてバスを迎え入れる特別な日
緊張する女将を山口さんはカメラに収めます
ツアーのお弁当には丹後の珍味「はばのり」をご飯に炊き込みました
(スタッフ)今から弁当を届けに…?
昼食は経ヶ岬でとることになっています
強風の中バスの到着を待つ女将さん
スタッフに何か指示をしていました
だからちょっとでも…うおぉうわぁ…
とト屋の女将が誘致したバスツアー
悪天候の中バスが経ヶ岬に到着です
急きょバスの中で昼食をとることになりました
丹後の食材でご用意しとりますのでお楽しみくださいませありがとうございます
(拍手)
丹後の幸をいっぱい詰め込んだお弁当もバスの中ではおいしさも半減しそうですがどうでしょうか?
おいしいわ
弁当を届けて女将は間人へととんぼ返り
受け入れの指示をします
2便目をもうちょっと歩いてもらってもしあれだったら
西口船長も応援に来ました
船からおろしたらもう全然やな元気あらへんあと10分で到着しますあと10分もう5分前に出ました
そして初めてのバスが間人にやってきました
地元の人たちと手探りで進めてきたプロジェクトの成果が形となった瞬間です
案内は地元のガイドさんがご案内していただきますあいにくの天気ですけども…
女将のご主人も応援に駆けつけました
いよいよウオーキングがスタート
立岩はとト屋のスタッフ大西さんがガイドしますが上手にできるでしょうか?
先導役はウオーキングが得意な…
一方女将はトラブルが起きていないか心配で現場を走り回っていました
平安時代ですね10世紀の初頭延喜式という実例が出ました天照大神をまつったのが…
女将さんはあちこちの現場を懸命に記録します
次回に生かそうというのです
出雲の国まで見てもこれだけ大きな巨大な古墳はありません
悪天候の中お客さんは満足したのでしょうか?
日本人としては
(スタッフ)はい発見でしたね
(スタッフ)あそうですか語り部さんとねどれでもいいですよどうぞは〜いどうぞ〜
ツアーから戻ったお客さんにはスープが用意されていました
女将ならではの気配りです
そして丹後の食材を知ってもらおうと試食販売も行いました
お弁当おいしかったですあぁありがとうございますとト屋の女将さんがされてる活動っていうのはどういうのかなと思ったんですけど…あるとき…
ツアーは無事終わりました
龍宮プロジェクトで町は変わる
確かな手ごたえを感じ女将はバスを見送りました
でもガイドさんもほんとに一生懸命練習もして丹後のよさを一生懸命表現しようと思っておられるので私の宿を目指すものと丹後のよさが今からどんどん広がっていくような気がしてきょうは本当に心に刻めた日ですはいありがとうございますはいいきま〜すはい笑顔マイスターで〜す♪〜
京丹後を愛するマイスターたちは「自分も何かやりたい」ととト屋に集まってきました
人と人との交流が感動を生むことも実感しました
旅人が京丹後を第2のふるさとと思える日が来るまで
龍宮プロジェクトは進化を続けます
旬の野菜が大好きな豆助
2015/07/25(土) 12:30〜13:00
テレビ大阪1
日経スペシャル 夢織人 〜小さなトップ企業〜[字]
京丹後・間人を救え!旅館の女将とマイスターが提案する新しい旅▽えっ!日本に青の洞窟出現!?▽歴女垂涎、古墳の里が!
詳細情報
番組内容
観光客誘致に燃える間人の旅館・うまし宿とト屋の女将と地元マイスターがタッグ!
▽青の洞窟に古墳、エコツアー次々と驚きの観光資源を発掘▽間人カニだけじゃない絶品グルメ▽人を呼ぶ新しい観光とは?
出演者
ナレーション キムラ緑子
芸術家・写真家 山口和也
音楽
「Cheer Up!」(作詞・作曲)田中雄也
制作
【製作】テレビ大阪 BSジャパン 日経映像
ホームページ
www.tv−osaka.co.jp
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ニュース/報道 – 経済・市況
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32118(0x7D76)
TransportStreamID:32118(0x7D76)
ServiceID:41008(0xA030)
EventID:41541(0xA245)