なぜ僕がここにいるのか。
そこから話をしないとこの話は始まらないと思います
ある日こんな写真を見ました。
誰からも振り返られず消えていく風景がある。
そんな世界をカメラでおさめている男…
ジョンとSNSで知り合いになった。
ある日彼からメールがきた
このジョンの言葉に誘われて友人を誘い廃墟をスケッチする旅に出ました。
そう遠くない未来に失われていく廃墟を探し求めて…
神戸から始まったこの旅。
ジョンに導かれ美しい廃墟に出会えた
廃墟の女王
そして次の目的地は…
長崎。
長崎…。
突然だけど突然だからおもしろい。
この不思議な旅のおかげで僕たちは初めて軍艦島の非日常な世界を見ることができた。
そしてジョンが僕たちに見せたがっていた中ノ島へと船を走らせた
なぜジョンは僕たちをこの島に連れてきたかったのだろうか
これ中ノ島…。
これが中ノ島。
今船はここにおる。
これ船着き場?船がここ。
はいはい…。
松の木の…あるやろ?ここに。
あのへんが納骨堂やら焼き場やら…。
火葬場ってことですか?そうそう火葬場。
このいちばんてっぺんに公園がある。
今見ても明らかに公園ってわかる感じなんですか?まぁ公園やったろうなっていう…。
なるほど。
桜の木もあるけん公園に。
4月はきれいかとよ。
行きます。
はいお願いします。
ここから降りるんですか?まだよまだよ!まだ?はいじゃあ行きます。
はい。
あ〜すごい…。
また夕方来るけんね!行っちゃうの?夕方!夕方?夕方来てね。
来ます?すごいですね。
よっと!これえ?すごいフナムシがすごいです。
これ怖いっすね。
どっちですか?これ。
こういうことですか?さっきのおじさんこう行けって言ってましたね。
はいはい…。
確かにドキドキしますね何があるか。
いや〜ほんとに。
道じゃねえよ。
どうなってるんですか?これ。
この先に何があるかってなんとなく知ってるんですか?ヤスケンさん。
どこを上がってくんだろう?こう上がっていくんすかね。
そうっすかね。
これはもう廃墟でも何でもねえよ。
これ廃墟じゃないですか?ただの島ですよこれ。
廃墟と遺跡の違いってきっとあれじゃないですかね。
遺跡の場合はもう再生が始まってるんじゃないですかね。
今の時間が動いていますもんねこここっちは。
軍艦島はもう止まっちゃってるけど。
生活の名残を感じるのは廃墟と。
廃墟と。
なるほど。
でもう再生が始まっちゃって虫とか生き物が住み始めちゃうのが遺跡と。
今日決まりましたね。
決まりましたね。
なんとなく上ってますけどこれ合ってるのかな?わかんない。
あっ!こう回れっていうんだ。
あ〜なるほど。
これ道じゃないっすよね。
あっこれ!あっすごい。
これのこと。
急に普通の階段が。
先あります?うわこれすごい!うわきっつ!全然行きたくないんだけど。
うわすごいです虫が。
ジョンふざけんなですよこれ。
ここで聞くのもなんなんですけどジョンって何なんすか?だいぶ聞いてますけどいまだにジョンの存在が理解できてないんですよ。
あっ開けます。
マジすか?はい。
うわ!これどういうこと?これ…。
今俺…ほんとに。
すごい…。
マジかよこれ。
あっ。
ありました?何か。
なんかこれ上がったっぽいです。
どこが公園?あっ!初めてなんか人工的な…久々に出会えました。
こんな森の中に山の中に…。
水道の…。
あれですね水飲み場ですね。
公園の跡?ええ。
クラーク博士ボーイズビーアンビシャスって書いてある。
時間が動いてますよ。
たぶんねカピカピのエロ本とかあるはず…。
全国共通ですね。
なかった…。
もう1回探します?こんな思いしてエロ本探すって。
貪欲すぎますちょっと。
ブランコ。
ブランコ?ブランコありますよ。
うわ思いっきり公園だ。
ねぇ。
でももっと公園公園してんのかと思ってましたけど。
ねぇ意外と狭いですね。
そうですね。
ここで終わりなんですかね?どうなんでしょうね?クモの巣クモの巣だらけ…。
クモの巣…もう。
でもすごいいい画ですなんか今それ。
あれ階段ですね。
あっ本当。
あぁ!滑り台?滑り台ですわ。
えっウソ?ほんとっすか?これそうですわ。
細くないですか?滑り台のわりに。
そうですね。
階段人が上がってく横で子供がスーッて滑ってるのちょっとシュールでなんかいいっすね。
ここから上って。
そういうことですか?そういうことですね。
そういうことなんだ。
結構急降下な滑り台ですよね。
ねぇ。
ツタが絡まり始めた時点で自然の息吹が芽生え始めてるじゃないですか。
何言ってんだかわかんないけど…。
(笑い声)そうするとそれはどういうことですか?これ決まりました?もう確実ですね。
はいこれはもう遺跡です。
なるほど。
ヤスケンさん廃墟と遺跡どっちが好きなんですか?今のとこ僕はだいたいこんな思いまでして見たいと思わない。
そうっすね。
う〜!何ですか?何ですか?ごめんなさい何でもないです。
怖い怖い。
葉っぱにビビっちゃった。
あっなんか…。
ちょっと荘厳じゃありません?プチ荘厳じゃありません?へぇ。
ここいいですねなんか。
いいっすねこれ。
うわうわ…。
ここから島が見渡せるんだ。
展望台だ。
人工の構造物に結局自然がつくり出す木漏れ日が重なってるんですね。
朽ちてくことで美しい木漏れ日を得てるんですね。
これだけジャングル地帯だと1つ1つ建物出てくるとやっぱり驚きますね。
いやそうですね。
ちょっとドキッとしましたさっき。
ああまたほら。
これはね…。
またきました?ご神木ですか?これ。
何これ…?うわっ何ですの!?木じゃないですわ。
木じゃないですよね。
木じゃないです。
何これ。
これ建造物ですね。
え〜っ!これにツタが絡まって木になっちゃってんだこれ。
もとはなかったってことですよね。
なかったってことですね。
これはちょっとほんと信仰の対象になっちゃいそうですね。
相当な月日経ってますよね。
そうですよね。
100年じゃきかないんじゃないですか。
いやいや絶対きかないんじゃないですかこれ。
つまり廃墟の場合は…。
軍艦島はまだわかるじゃないですか。
住宅だったって。
これはもういつ誰が何のためにこれを建てたのかっていうところまでいっちゃってるじゃないですか。
いっちゃってますね。
目的がわからないっていうとこまでこちら側がこうミステリーとして感じることができるっていうのは遺跡ですよこれは。
これ遺跡ですか?遺跡じゃないですか。
要するにクイズが成立したら遺跡っていう考え方で…。
そうですねだからそういうことですね。
そういうことなんですか?だいぶなんか…さっきからずっと納得いってなかったんですけど俺実は。
ただの石です。
もう非日常ですよね。
なんすかねこれ。
だから神話の世界で言ったらやっぱり巨人が投げてますよ。
かなり投げられた感ありますよね。
いいな不思議ですね。
不思議です。
見れば見るほど不思議だと思う。
これ火葬場ですか?あ〜ぽいっすね。
軍艦島で働いてた方々とか。
亡くなられたんですかね。
亡くなられて…。
何回も同じこと言っちゃうけどこういう元火葬場だったところからこう芽吹いてる感じがね。
でもなんかすごい美しいなぁこれ。
美しいですね。
ほんとに。
人の灰から長い年月を経てこう緑がね顔を出してるっていうのが…。
すごいなぁなんかこれ。
情緒的だな。
ん?あれなんか花が飾ってありません?奥…。
え?違います?入れそうですね。
どうぞ。
マジすか?いいのかな?こういうところに入っていくことにためらいがなくなってきました。
ほんとですね。
あっ何だこれ?うわうわ…あっお札だ。
やっぱりこれ花飾ってありますね。
ほんとだ。
すごいスピリチュアルなものを感じますね。
これは何だったんだろう。
あそこの崩れ落ちてたレンガも結局あれこれの一部ってことですか?でもでかかったなあれ。
ここも…。
これ何か透き間ありますね。
通れる…。
あ〜通れますね。
うわっすげえすげえ…。
何すか?やばいっすやばいっすこれは危ないですよ気をつけて。
え?すごい深い。
深い?深いっすわ。
あ〜こわっ。
気をつけてください。
はい。
すごいでしょあれ掘ってるんですかね?しぜんにできたものって感じじゃないですね。
そうですね何なんだろう?またおじさんに聞く…。
そうですね。
おじさんに確認すべきことがどんどん増えていきますね。
人が亡くなって焼かれる場所から望むこの光景があまりにも美しくてそしてあそこにはもう人がいなくて廃墟であるっていう。
なんで軍艦島に火葬場を作らなかったんですかね。
普通にスペースの問題なんですかね。
軍艦島に生まれて亡くなったときにその火葬…ここで結局あの世に行くわけじゃないですか。
ていうかここで魂になっちゃうっていうかね。
そのときにやっぱりこれを見せてあげたかったんじゃないのかな。
なるほど。
あ〜。
ベストビューポイントですもんね。
ベストビュ−ですもんね。
それなんか…だとしたら相当すてきな話ですね。
厳しいそういう環境のなかで働いた方々が亡くなってここで。
で焼いて。
ふるさとである軍艦島を見るっていう。
なるほどなぁ。
でもそんなに重労働だったらもう見たくもねえと思ってますよね。
なんか体育座りみたいな感じいいかもしれないですね。
さみしい…。
〜ちょっと見え方違いますよね。
ちょっと変わりましたね。
なんであんなテンションアゲアゲで回っちゃったんだろう。
せつなさとはまた違いますねやっぱりね。
何なんだろうね。
さっき足踏み入れたときはほんと感じなかったですもんね。
全然感じなかったですね。
あっ対なんだだからだ。
軍艦島を語るうえでは中ノ島はやっぱりもう切り離せないですね。
これまさにでもジョンがここに導いたのがなんか意味あるんでしょうね。
旅路の果てですもんね。
なんか鳥肌立ってきちゃった。
初めてジョンが…。
すげえ非日常だな。
(おなら)急に日常に今。
いつでも出せるんでしたっけ?たまたまちょっと気緩んじゃって。
戻ってきてくれないかと思ってました。
いや迎えにくるさ。
なんだろうって結構話したのありましたよね。
だいたい公園よ公園。
もともとは軍艦島の憩いの場…この島。
あと柱にすごい蔦が絡まってすごい神秘的なオブジェみたいな…。
石が乗っかってるような…。
あれ何なんですかね?ただの柱よ。
それに木が巻いただけやろ。
ここが元炭坑であそこにコンクリートの…。
渋いっすね。
ちょっと…もしもし。
学校も1学年で10クラスくらいあった…。
完璧ですねもう何もかも。
尺八ですよねそれ。
もしもし。
ありがとうございましたほんとに。
いえいえそんな全然…。
っていうか逆にないっすからねこの貴重な経験は。
なんかもう…。
ほんとなんかずっと夢の中にいるような感じですもんね。
ポワ〜ンとしてますね今も。
確かに。
あれ絶対尺八でしたよね?初めて聞く音でした…。
なんか飲みます?ありがとうございます。
水でいいっすか?はい。
すみません。
ジョンですわ。
またっすか?ジョンですわ。
うわっ…。
2015/07/25(土) 00:52〜01:23
テレビ大阪1
廃墟の休日 廃墟の記憶[字]
国内外の美しい廃墟を舞台に、俳優とクリエイターが旅をする。実力派俳優のエチュードと、廃墟を巡るドキュメンタリーという二つの側面から、廃墟の魅力を映し出す。
詳細情報
番組内容
美しい廃墟を巡る旅を続ける安田顕と友人の野口照夫監督は、長崎での本当の目的地、軍艦島の隣にある中ノ島に到着。2人は、ジャングルのように生い茂る草むらをかき分け山頂に向かう。そこで目撃したのは、かつて軍艦島の住民の憩いの場だった公園の跡や、荘厳な展望台やツタの絡まる建造物。ジョンはなぜ中ノ島を見せたかったのか?2人はその答えを探るように、軍艦島と中ノ島、2つの島をテーマにした映像のスケッチを始める。
出演者
安田顕、野口照夫 ほか
音楽
【エンディングテーマ】
コレサワ「シュシュ」(RECO RECORDS)
関連情報
【番組公式ホームページ】
http://www.tv-tokyo.co.jp/haikyo/
【番組公式Twitter】
https://twitter.com/tx_haikyo
【番組公式Facebook】
https://www.facebook.com/tx.haikyo
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドキュメンタリー/教養 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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