(隆)真也が路加を引き取ってくれって言うのなら俺は真也の意思を尊重したい。
(律)引き取れって言ったのは真也さんなんですか?
(真也)私一人じゃあの子との時間をちゃんとつくってあげられないの。
もっともっと路加にさみしい思いをさせてしまうの。
(真也)ちゃんとそばにいてくれる人に託すのがあの子のためでしょ?
(真也)明日あの子を一柳に連れてくわ。
(律)えっ?
(真也)少しずつ慣れさせるの。
(真也)それがあの子にとってもいい方法だから。
これがあの子のためなの。
分かったらあなたは帰って。
(律)それ…。
(律)僕もついてっていいですか?路加を少しでも安心させてあげたくて。
あした路加を一柳先生のとこに連れてくって。
(恭子)そう。
僕も行くから。
何ができるか分からないけど真也さんと路加の近くにいてあげたいんだ。
(恭子)分かったわ。
(路加)あれ?お兄ちゃんは。
(真也)帰ったわ。
路加が気持ちよさそうに寝てたから。
(路加)えーっ。
路加。
あしたパパに会いに行く?
(路加)えっ?ホント?
(真也)うん。
パパが路加に来てほしいって。
(路加)やった!・路加?お兄ちゃん。
見てこれ。
さっきママが買ってくれたの。
お洋服も。
パパの家どんな家かな?楽しみだなぁ。
(真也)じゃあ行きましょう。
はい。
(路加)パパ!
(隆)おう。
路加。
元気してたか?
(路加)うん。
パパは?
(隆)元気だったぞ。
・
(ドアの開く音)
(志穂)いらっしゃい。
路加君。
お姉ちゃん。
何でいるの?
(志穂)えっ?
(真也)パパの奥さんなのよ。
だから路加にとってはもう一人のママみたいなものなのよ。
(路加)そっか。
(隆)路加。
何かお菓子でも食べるか?
(路加)えっ?
(志穂)そうなの。
お姉ちゃんね路加君が来てくれるって聞いてお菓子作ってみたの。
食べてくれる?
(路加)大丈夫。
僕まだおなか減ってないから。
(志穂)そっか。
(路加)僕お菓子よりお外で遊びたい。
(隆)じゃあ公園行くか?
(路加)うん。
お姉ちゃんも行く?
(志穂)えっ?そうね。
お姉ちゃんと遊んでもらってきなさい。
ママはお兄ちゃんとここで待ってるから。
じゃあ3人で行くか?
(路加)うん。
(隆)よし。
(志穂)じゃあいってきます。
・
(ドアの閉まる音)真也さん。
やっぱり…。
・
(ドアの開く音)・
(路加)ただいま。
(真也)おかえり。
路加。
(路加)あのねぶらんこいっぱい乗ったよ。
それからお姉ちゃんが鬼ごっこしてくれたの。
(真也)そう。
(志穂)あのう。
遅くなっちゃってすいません。
(真也)いいのよ。
(隆)もしよかったらこのまま夕食も食べていかないか?り…。
早川君も一緒に。
えっ?
(路加)ご飯も食べてっていいの?
(隆)ああ。
志穂の料理意外といけるんだぞ。
(志穂)あっ。
だったら路加君の好きなもの…。
やめとくわ。
これから仕事もあるし今日のところはこれくらいで。
そうだな。
(路加)えっ!?また来られるから。
今日は帰りましょう。
(路加)分かった。
じゃあパパ。
お姉ちゃん。
またね。
(隆)またな。
じゃあ僕もこれで。
路加。
帰ろう。
(路加)うん。
(路加)ご飯食べたかったなぁ。
ママ。
また行こうね。
そうね。
じゃあ僕は帰ります。
路加。
またね。
(路加)うん。
今度はお兄ちゃんの誕生日だね。
そうだね。
(路加)バイバイ。
バイバイ。
今日はありがとう。
あなたがいてくれてよかったわ。
私だけだったらきっと耐えられなかったから。
えっ?
(真也)じゃあ。
・ただいま。
(奏)どうだった?どうって?
(奏)路加。
泣いたりしなかった?それは大丈夫だったけど。
(奏)けど?・
(調)カナ。
そういうの聞くと後で困るぜ。
(奏)えっ?
(調)何も知らない方が今度路加に会ったとき自然に振る舞えんだろ。
っていうか知っちまうといつもどおりって結構大変だぜ。
(調)お前色々知った上で路加の前でちゃんと笑えんのかよ。
それは…。
(調)つうことだからこのことは俺たちは関与しない。
律兄ぃと母ちゃんに任しとけ。
(奏)うん。
分かった。
(恭子)はい。
ありがとう。
(恭子)それで路加君の様子は?うん。
路加。
あの性格だしすぐ志穂さんと仲良くなって。
公園にも一柳先生と3人で行ったんだ。
(恭子)そう。
ただ真也さんつらそうだった。
志穂さんたちと仲良くしてる路加を見る目がホントに悲しそうで。
ねえ?お母さん。
誰も傷つかない方法ってないのかな?
(恭子)えっ?一度真也さんに言われたんだ。
みんなが幸せになるなんて絵空事だって。
大事なものを守るためには誰かを傷つけても決断しなきゃいけないときがあるって。
分かるんだ。
真也さんの言うことも。
でももっと他にも方法があるような気がして。
(恭子)律。
(バイブレーターの音)
(徹平)電話だよ。
(バイブレーターの音)
(バイブレーターの音)もしもし。
(隆)仕事中にすまない。
路加。
どうだったかと思って。
喜んでたわ。
また行きたいって。
(隆)そうか。
よかった。
で次の日取りの件だけど。
もう連れてかないわ。
(隆)えっ?今日だけでじゅうぶん仲良くなったでしょ?もう大丈夫よ。
(隆)でも…。
また私に見せつけたいの?幸せな家族の風景。
(真也)日曜日に連れてくから。
その後はもうあなたのうちで預かって。
分かった。
(通話を切る音)
(隆)路加。
日曜日に連れてくるって。
そう。
じゃあ今度こそ食事を。
もう真也は嫌だそうだ。
(志穂)えっ?とにかく俺たちにできることは路加を温かく迎えてやることだけだ。
日曜までにできる限りの準備をしておこう。
(徹平)大丈夫か?
(真也)ねえ?あしたからもう1週間だけ休みちょうだい。
(徹平)お前先週もずっと休んでたろ?いいかげんにしないと…。
(真也)来週には息子を父親に預けるの。
最後に色々思い出つくってあげたいの。
だからもう1週間だけ。
(徹平)分かった。
オーナーには俺から言っとく。
ありがとう。
夏休みなんだからもう少し寝かしてくれても。
お母さん仕事なんだからしょうがないでしょ。
っていうか寝ぼけてカナの席座るとか意味不明。
(調)お前こそ律兄ぃの真ん前に座って文句言うとか意味不明。
あっ。
そういえば母ちゃん。
今日検査結果出るんだよな?うん。
仕事帰りに聞いてくるわ。
(調)じゃあ俺また飯作ってやろうかな?ずるい。
今日はカナが作るの。
大丈夫よ。
今日は結果を聞くだけだからお母さんが作るわ。
律は今日バイトは何時までなの?それが実は建築のバイト辞めることになったんだ。
(奏・調)えっ!?色々複雑だし向こうからそう言われて。
そう。
でもよかったんじゃね?これでまたばあちゃんとこで働けるじゃん。
うん。
そうだね。
ハァー。
(環)どうしたの?ちょっと律のことでね。
父親のこと?えっ?
(環)律から聞いた。
あの子まだ何か悩んでんの?ううん。
律自体は一柳さんのことを折り合いがついてきてるとは思うんだけど路加君が。
真也さん。
路加君を一柳さんに引き取ってもらうことにしたのよ。
律はそのことで悩んでる。
私もこの選択が路加君のためになるとは思えなくて。
えっ?私がそう思いたいだけかもしれない。
私は大洋さんが亡くなってからも律たちといたおかげでずっと笑顔でいられたし律たちもそうだって思いたいから。
(環)伯母さん。
難しいわね。
何を選んでも誰かが傷ついてしまうから。
(絹江)建築のバイト辞めた?はい。
なのでここでのバイトまた増やしてもらえたらと思って。
(若月)マジか?助かるわ。
俺このままじゃ夏休み何も遊べないと思ってた。
(絹江)うちはいいけど何かあったのかい?いえ。
別に。
(絹江)何かあったのならそれを片付けてからにしな。
えっ?
(絹江)うちにバイトに入るのはいいさ。
けどあんたが何かから逃げるために働きたいっていうんだったらそれは認められないよ。
あんたが何ができるかなんて高が知れてるかもしれない。
だけどさどうせ後悔するなら何にもしなかった後悔より何かをした後悔の方がよっぽどいいってもんじゃないか?絹江さん。
(三崎)絹江の言うとおりだ。
ただないつでもここへ帰ってこい。
俺たちはいつでもここで待ってるから。
はい。
・
(路加)お兄ちゃん!路加。
おかえり。
(路加)あのね今日ママが遊園地連れてってくれたの。
そう。
よかったね。
(路加)後ねお昼はハンバーグ食べたんだよ。
(真也)路加。
夕飯はオムライスでいいのよね?
(路加)うん。
手伝います。
遅くなっちゃってごめんね。
(花山)ああいや。
全然。
こっちもさっきまでオペだったから。
帰って夕飯の用意もしなきゃいけないし手短にお願いね。
(花山)あ…ああ。
どうかしたの?
(花山)検査結果のことなんだが。
(バイブレーターの音)もしもし。
お母さん?律だけど。
何?今日なんだけどこっちでご飯食べていってもいいかな?えっ?真也さんと一緒に路加のためにオムライス作ったんだ。
だから一緒に食べてあげたくて。
いいわよ。
ありがとう。
9時には戻れると思うから。
うん。
じゃあね。
・
(ドアの開く音)・
(調・奏)ただいま。
おかえり。
(調)母ちゃん。
腹減った。
じゃあすぐ作るから。
(調)うん。
(路加)いただきます。
(律・真也)いただきます。
(真也)どう?おいしい?
(路加)うん。
(真也)よかった。
律は?おいしいです。
よかった。
真也さんの作ったオムライスはお母さんのそれとは違って卵で包むタイプのものだった
ライスもガーリックライスで
僕がお母さんのオムライスを思い出と一緒に覚えてるようにこれから路加はこの味をずっと思い出すことになるんだろうか
路加。
今日ママと一緒に寝ようか?えっ?いいの?
(真也)うん。
やった!
(一同)いただきます。
(調)ヤッベえ。
今日のオムライス超絶うめえ。
律が真也さんのところで作ってるって聞いて作りたくなっちゃったの。
(奏)あしたはカナが何かリクエストしていい?じゃああしたは奏の好きな空揚げにしてあげる。
ホント?
(調)じゃああさっては豚肉のケチャップ炒めな。
あれたまに無性に食べたくなるんだよな。
分かったわ。
あっ。
そういえば検査結果どうだった?えっ?
(調)病院行ってきたんだろ?うん。
問題なし。
(調)だよな。
さすが母ちゃん。
最強。
(奏)ちょっと。
食べながらしゃべらないでよ。
(調)こぼしちゃった。
ごちそうさまでした。
(真也)あなたのお母さんほどおいしくなくてごめんなさいね。
おいしかったです。
きっと路加も今日のオムライスのこと忘れないと思います。
あしたも来てもいいですか?構わないわ。
ありがとうございます。
じゃあ僕はこれで。
(真也)うん。
(路加)ママと寝るの久しぶり。
(真也)今週はずっと一緒に寝てあげる。
(路加)やった!
(路加)ママのにおいがする。
(真也)さあ寝て。
(路加)うん。
このとき僕は分かっていなかったんだ
母という人たちがどんなに深い思いで子供のことを思ってくれてるかを
・
(ドアの開く音)・ただいま。
おかえり。
どうだった?路加。
真也さんのオムライスおいしそうに食べてたよ。
そう。
よかったわね。
ああ。
検査結果。
調が電話くれた。
よかったね。
何ともなくて。
うん。
心配かけてごめんね。
ううん。
(花山)《検査結果のことなんだが》
(花山)《がんが再発してる》
僕は分かっていなかったんだ
2015/07/24(金) 13:25〜13:55
関西テレビ1
明日もきっと、おいしいご飯 〜銀のスプーン〜 #40[字][デ]
律(高杉真宙)は隆(和田聰宏)から、真也(河井青葉)との出会いと別れ、そして律と路加(山口祐輝)の誕生について全てを聞かされる。律に怒りと悲しみが押し寄せて…。
詳細情報
番組内容
一柳家に少しずつ慣れさせるため、路加(山口祐輝)を隆(和田聰宏)のもとへ連れて行くと言う真也(河井青葉)。路加と真也のことが心配な律(高杉真宙)は、自分もついて行くことに。隆と志穂(小野真弓)と楽しそうに過ごす路加の姿を見た真也。そのつらそうな姿に律もまた苦しんで…。
帰宅後、律は恭子(富田靖子)に対して誰も傷つかない方法はないだろうかと相談する。
番組内容2
大事なものを守るためには誰かが傷つかなければならないこともある、と言った真也の心情は分かるものの、それでももっと他に方法があるはずだ、と。何を選んでも誰かが傷ついてしまう問題に、恭子もまた答えを出せず…。
真也は、次の日曜日から隆のもとに路加を預けることを決める。これ以上、自分だけが排除された温かな家族を見ることに耐えられなかったのだった。
番組内容3
勤め先のクラブを1週間休み、路加との最後の思い出を作ることにする真也。路加はそうとは知らず、ただただ真也と一緒にいられることを喜んでいて…。
そんな中、恭子の定期健診の結果が出る。
出演者
早川 律:高杉真宙
早川恭子:富田靖子
花山大輔:山田純大
雨宮真也:河井青葉
鈴井 環:岩田さゆり
茂木和彦:木本武宏
・
早川 調:前田旺志郎
早川 奏:田附未衣愛
雨宮路加:山口祐輝
・
一柳 隆:和田聰宏
鈴井みつ子:芳本美代子
小川絹江:藤田弓子 ほか
スタッフ
【原作】
『銀のスプーン』小沢真理(講談社「Kiss」連載中)
【脚本】
藤本明里
【演出】
金子与志一
【プロデュース】
松本圭右(東海テレビ)
西 麻美(松竹)
原 克子(松竹)
竹内絵唱(松竹)
【音楽】
市川 淳
【主題歌】
高橋 優「おかえり」(ワーナーミュージック・ジャパン)
【制作著作】
松竹株式会社
【制作】
東海テレビ
ご案内
【公式サイトURL】
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【公式ツイッターアカウント】
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ドラマ – 国内ドラマ
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