くらし☆解説「夏到来〜水の事故で助かるには?」 2015.07.24


生字幕放送でお伝えします岩渕⇒こんにちは「くらしきらり解説」です。
きょうは、夏到来、水の事故で助かるにはというテーマです。
本格的な夏が訪れことしも各地の海や川で水の事故が相次いでいます。
海などで溺れそうになったときどうすればいいのか。
担当は津屋尚解説委員です。
津屋⇒岩渕さん、ご自分が海や川で溺れそうになってしまった場合どうされますか?必死に泳ごうと、もがいて助けを呼ぼうとするんじゃないでしょうかね。
それだとかえって溺れてしまうかもしれません。
助かるためのキーワードこちらです、ウイテマテということをご紹介したいと思います。
去年水の事故に遭遇したある親子を取材してきました。
大阪府に住む白石勝己さんです。
去年の夏当時10歳と7歳の息子を連れて和歌山市内の海岸に遊びに行きました。
足の着く岩場で親子3人で遊んでいたんですが長男が突然波にさらわれて溺れました。
すぐに泳いで助けに行った白石さんも長男に頭や体をつかまれて溺れてしまったんです。
しかしこのときとっさにとった行動が生死を分けました。
白石さんと長男は駆けつけた消防や近くにいた人に救助されまして7歳の次男も1人浮いて助けを待っているところを救助されました。
実は白石さんは、事故の数日前に偶然あるニュースをテレビで見ていたんです。
静岡県の沖合から40kmも流された男性がずっとあおむけに浮いた姿勢をとっていて救助されたというニュースでした。
白石さん親子は海に着くとすぐあおむけに浮く練習をしていました。
溺れた当日にたまたま練習していたんですね。
よかったですね。
実際こうしてウイテマテだと助かる可能性が高くなるんですか。
2%という数字です。
人の比重は真水1に対して大体0.98といわれています。
どういうことかといいますと体の2%は必ず浮く計算になっているんです。
ですから生き残るためのコツというのは、この2%を有効活用することなんです。
ところが手を上げ助けを求めてしまうと手や腕が水面に出て貴重な2%を使うことになってしまいます。
それで水没して息ができなくなってしまいます。
ですから2%を有効に使って口と鼻を水面に出して浮いて待つのが最善の方法といわれています。
ウイテマテ私も体験してきました。
教えてくださったのはウイテマテを海外にも普及する活動をしている水難学会の斎藤秀俊さんです。
洋服を着たままですか。
まず重要なのは姿勢です。
浮いているときには上を向いていてください。
ちょっとあごを上げ気味にしてください。
両手は広げ気味にして自然体で結構です。
息を吸い込んで止めるのがコツです。
胸が膨らむと体が浮き上がるのが分かるでしょうか。
苦しくなったら息を吐いてまたすぐに吸って止めるこの繰り返しです。
そしてもう1つ靴は脱がないことです。
革靴ですとかサンダルだと今の靴はほとんどが浮きやすいといわれています。
ウイテマテがしやすくなります。
このコツを覚えておく必要がありますね。
ただ実際溺れて水に沈みそうになった場合は、どうしたらいいんでしょうか。
そこがもう1つの重要なポイントです。
水辺で遊んでいた人が溺れるケースが非常に多いのが浅瀬から急に深くなっているところに、誤って入ってしまって水没してしまうケースが多いんです。
そこで一刻も早く浮き上がってこなければならないわけですけれど、そのポイントは2つあります。
まず水中で息を吐かないということです。
息を吐いてしまうと苦しくなって水を肺に吸い込んでしまって息をしようと思って空気ではなくて水が入ってしまいます。
もう1つはクリオネなんですけれど、クリオネをイメージして手を動かし羽ばたくようにしますと浮きやすくなります。
私も実際に体験してみたんですけれど手を動かします。
ちょっとした一瞬の動きなんですけれど、いざというときにはこれがとても大事だということなんです。
クリオネの動きですね。
ウイテマテ実際に体験されてみていかがでしたか?強く感じましたのは体験しておくことが非常に重要だということなんです。
知識だけあっても実際にはうまくいかないことが多いんですよね。
白石さん親子の場合もそうでしたけれど一度体験しておけばパニックにならずに助かる可能性が非常に高くなります。
難しいわけですか?私も実際にやって思いましたけれど、ちょっとした体の動きでバランスを崩してしまったということが、やはりあります。
そうしたことも含めて一度体験しておくということが非常に重要だと思います。
水に浮く感覚を自分で覚えておくということが大切です。
そして一部の小学校などではウイテマテの体験教室授業に取り入れてやっています。
やはり命に関わることですのですべての学校ですべての子どもたちがこうした対処法、知識だけではなくて実際に体験できるようにするということは文部科学省も検討してほしいと思います。
溺れたときはウイテマテということが分かりました。
もし子どもが溺れてしまった場合周りにいる大人はどうしたらいいでしょうか。
まず第一にむやみに自分では助けに行かないことです。
わが子が目の前で溺れてしまったような場合は、飛び込んでみずから助けに行こうとするのが親だと思いますけれど実は泳ぎが得意な人でも足が着かない場所だったりしますと体にしがみつかれたりして身動きがとれなくなってしまって一緒に溺れ亡くなってしまうというケースが非常に多いんです。
特別な訓練を受けた人でないかぎりはこれはしないほうがいいと専門家は話しています。
何をしたらいいですか。
ぜひやっていただきたいのは一刻も早く119番通報もしくは海上保安庁の118番に通報するということです。
そして助けを呼ぶということです。
状況を冷静に判断して浮いて待てと子どもにかけて子どもにことばをかけて励ますことです。
通報をしたあとは浮いて待てと子どもを励ますということですね。
もう1つ重要なのは浮くものを投げるペットボトルなどで構いません。
ウイテマテをやってる人には無理に取ろうとするとバランスを崩してかえって危険になる場合があります。
可能な範囲でやってください。
子どもが溺れると大声を出して助けを求めたりするので気がつくのではないかと思っている人が多いんですけど2015/07/24(金) 10:05〜10:15
NHK総合1・神戸
くらし☆解説「夏到来〜水の事故で助かるには?」[字]

NHK解説委員…津屋尚,【司会】岩渕梢

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【出演】NHK解説委員…津屋尚,【司会】岩渕梢

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ニュース/報道 – 解説
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療

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