世界を変える魔法!アルゴリズミ子研究所「エレベーター編」 2015.07.23


(3人)バイバイ!今回取り上げるテーマは有野さんがテレビ局で絶対毎日使っているものです。
え〜…。
何でしょうか?大金…。
スタッフへ5万ずつぐらい…。
やっぱさすがですね。
うそや!うそに決まってるやろ。
いやここに来る時にも多分乗ったと思います。
いや違います。
リリーフカーで来たんですか?ハハ来てないか。
いや違います。
こちらです。
最近速くなったと思いませんか?エレベーター。
え〜速くなったのかな。
なんかでも高層ビルが増えたから乗る場所が変わったりとか。
「高層階はこっち」とか。
あらゆる便利な最新機器にはワケがある。
そこには「アルゴリズム」というものが働いています。
例えばこのエレベーターにも。
混雑するビルでも乗客を待たせない意外な仕組みとは?あ1階行ったよ。
遅い!ちょっと遅かった。
行けばいいやん。
急げ急げ!あ〜…!わ〜!どんな複雑な動きも簡単な手順で解決できる。
そんなアルゴリズムの力に迫ります。
世界を変える魔法がある…。
う〜んエレベーター来えへんな〜上の階にしか食堂ないのにな。
う〜ん…。
神様〜何とかして下さ〜い!あっ。
私はアルゴリズミ子。
世界を便利にする方法なら何でも知っている女神です。
またおばちゃんですか。
おばちゃんではありません。
ああ女神ですね。
女神です。
今お昼で御飯食べに行きたいんですけどエレベーターが全然来ないんですよ。
何とかしてほしいんですけど…。
ならばアルゴリズムを使って待たせないエレベーターをつくるしかありませんね。
という事で今回もアルゴの修行場へどうぞ!またか!有野さんが導かれたのはアルゴの修行場。
ここはなかなか来ないエレベーターにイライラする地獄です。
3基のエレベーターが設置されています。
ABCと。
で6階の最上階には食堂。
皆さんが一斉に食堂に向かうという事なので…。
各フロアから6階目指してる人たちがおると。
そうなんです。
できるだけみんなを待たせないような命令プログラムを考えて頂きたいと思います。
有野さんの命令どおりにエレベーターさんたちが動いてくれます。
なるほど今回もアルゴ隊がおるんですね。
そうなんです。
真ん中の人好川さんって言うんですけど好川さんは独身だそうです。
独身…。
それあっ言っちゃいますか。
はい。
各フロアにランダムに現れる乗客。
お昼どきでみんなおなかがペコペコです。
そんな彼らをなるべく待たせず6階の食堂に運ぶにはどのような命令を下せばいいのでしょうか。
乗客をあんまり待たせてしまうと…。
イライラを表す堪忍袋がみるみる膨らみ…。
およそ1分を超えると…。
(破裂音)わっ!びっくりした。
怒って破裂してしまいます。
無表情でトーンってやってたけど。
エレベーターの動きを決めるのが私アルゴリズムの箱サマ。
私の顔面の穴に命令の札を入れてくれればそのとおりに動作させますよ。
今回のアルゴリズム命令は3つ。
最初の命令は…最後の命令は…有野さんには最も重要な「どのようにしてエレベーターを動かせばよいのか」を考えてもらいます。
3種類の方法のうちどれが正解なのか。
1つ目ですね。
はいジャン!ああ〜一番近い所におるやつがそこに行けばいいじゃないかって事か。
優先して乗せていくという事です。
そして2つ目。
担当分け。
へぇ〜。
3基エレベーターがあるのでそれぞれに担当範囲をあらかじめ振り分けるという方法です。
例えばAのエレベーターは1階と2階の人しか運ばないというふうに決めるという事ですね。
そして最後の3つ目はこちらです。
ジャン!ええっ?どういう事?これは待っている客の状況に応じて言葉化するというそのままの…。
ハハハハ…。
「言葉」?「太ってる人がおる」とかそんな事でしょう。
違いますね。
例えば「2階の人はすごく待っている」という。
あ〜待ってるさかげんを言葉化するみたいな事。
なるほど。
シンキングタイム…スタート!え〜どれやろう?どれでしょう。
この3つの中に隠されています。
いいですか?答え。
おっ1つ目。
えっなぜこれを…。
だって一番近いやつを乗せていく方がなるべく動かないという電気代の節約にもなるからね。
一番近い人を乗せるって事は。
なるほど。
じゃあそれでは有野さんの選んだ命令どおり動くとどうなるか見てみましょう。
実行!えいっ!あっ1人来た。
ああCが近いですね。
乗せました。
エレベーターが近くの乗客を次々と拾い6階へ向かいます。
イライラが減った。
赤い風船のイライラが減ってってる。
食堂フロアに降ろしていく。
あっ3階に来てるよ。
しばらく順調でしたが1階に乗客が取り残されていました!
(警告音)あら?1階…。
(2人)あ〜っ!
(破裂音)あ〜っ!1階…。
1階が…。
有野さん風船が割れちゃいました!残念やね。
もう一度見てみましょう。
近くの客を次々と乗せる方法だとエレベーターが次第に上の方に集まってしまいます。
最上階で乗客を降ろすとそこから近い階に現れた客の所へ行ってしまうから。
その結果1階に行くエレベーターがいなくなり…。
あら?1階…。
あ〜っ!上にばかり集まらないようにするには…?なるほど〜。
じゃあこれ。
これやったらいいんじゃないの?さっき言うてたけど上・中・下の偏りをなくすって事で…。
なるほど。
それでは実際にこれで動かしてみましょう。
A号機は1・2階。
B号機は3・4階。
C機は5階の乗客を乗せると担当階を決めてアルゴ隊実行!えいっ!おっ来たよ2階。
2階来ましたね。
A号機が動く。
動きました。
乗せた。
イライラがなくなる。
あっ1階来たよ。
A号機が2階で乗客を乗せた直後に1階に乗客が現れました。
Bが動かない!B行けばいいやん!あっ担当決めてるからか。
A急げ急げ!あ〜っ。
(破裂音)A急げ!あ〜っ。
間に合いませんでした。
そうか担当階決めちゃってるからBとCはどんだけ空いてたとしても行かれへんのや。
行けないんです。
…という事で正解は残ったこちら。
「言葉化する」という事実際に実行してみましょう。
エレベーターさん早速言葉化してみて下さい。
実行えいっ!乗客の待っている状況を言葉化する。
それは待ち時間に応じて「まぁまぁ待っている」「すごく待っている」など言葉でざっくり分類するという事。
例えば2階にいる人を「まあまあ待っている」1階にいる人を「すごく待っている」と言葉で分類。
その緊急度に応じて動きます。
この命令にするとまあまあ待っている人の前は素通り。
すごく待っている人を優先します。
その結果皆が適度に待つ状態が実現。
これこそ長く待たせないエレベーターの仕組みだったのです。
お客さんの状況を言葉化するというこの手法なんですがこれが「ファジィアルゴリズム」という手法になります。
「ファジィ」。
聞いた事あるね。
客の待ち時間を人の言葉に置き換えたとすると例えば4つに分類できます。
しかし私たちが言葉にする場合通常その区別は感覚的で曖昧。
「ファジィ」の最も重要なポイントはこの曖昧な境界をも処理できる事。
それをコンピューターはこのグラフのように理解しています。
例えば30秒待っている場合。
まあまあ待っている状態が60%。
すごく待っている状態が40%と理解。
この方法で曖昧な状況を数値化して捉える事が可能に。
混雑状態になっても微妙な差を区別しきめ細かく対応できるようになったのです。
これがファジィの力!今回も頼りになる先生森川さんです!
(一同)よろしくお願いします。
人工知能をテーマにアルゴリズムを駆使した家庭用ゲームを制作。
テレビ番組のキャラクターデザインも手がけるマルチクリエーターです。
コンピューターやからカチッとしたものを決めた方がいいもんじゃないんですか?意外でしょう?実際エレベーターというのはビルの階数も違うし乗せる人数も違うしスピードも違うしもう千差万別ですよね。
そういう複雑な状況を管理するというのは今の数字でかっちりっていうのはちょっと今難しいんですね。
なるほど。
だから曖昧にしておかないといけない。
「言葉化」という言葉があったと思うんですけどふだん人間が…僕らが使う時「大体このくらいだよね」とか「ざっくりこうですよね」というようなすごく曖昧な言葉を使うじゃないですか。
「ちょい」とかそんなやつをうまい事数字に変換できたって事ですか。
そうですね。
そもそもは人がやってた仕事なんですよ。
エレベーターを操る管理人さんみたいな人がいて「ここら辺で何人か待ってる結構待たせてるな」と思ったら「こっち行かせよう」という…。
え〜っ人が管理してたんですか。
日本でも1900年ごろから普及し始めたエレベーター。
当初はオペレーターがつき乗客の状況を見て臨機応変に判断して調整していました。
その後70年代にコンピューターが導入され自動化できると思いきや意外な事が。
機械的な判断では変化する客の状況に対応できず長時間待つ人が続出。
そこで導入されたのがファジィだったのです。
職人芸というのは基本的に何て言うのかな曖昧ですよね。
きっちり数字で言えない。
そっか料理の味とかもそういう。
季節によって違うとか。
はい。
そういうのをコンピューターがようやく理解できるようになってきた。
曖昧さを。
はい。
ファジィって昔家電とかでもあったと思うんですけど…。
はい。
環奈ちゃんは全然記憶にないですか?分かんないです。
ファジィとか揺らぎとか。
理論自体は60年代ザデーさんという方が考えた理論で実は理論を考えた時って使いみちがなかったんです。
へぇ〜。
そのあと蒸気エンジンなんかで圧力とか温度を制御するのに結構役に立つって事になって…。
80年代になったらコンピューターが小さくなってワンチップになりますよね。
そうするとエアコンとか炊飯器にコンピューターのっかるようになりますね。
環奈さん世代の方はご存じないかもしれませんが80年代後半さまざまな家電にファジィが搭載されるファジィブームがあったんです。
例えばエアコンもファジィが搭載された事で「暑い」「寒い」だけでない微妙な判断ができるようになりました。
単純なスイッチのオンオフだけではない人の感覚に合ったきめ細かな運転ができるようになったんです。
「暑い」にしても「26度から暑い」じゃなくて「大体26度ぐらいから暑い」といった時に曖昧な事を扱えるようになってきた。
へぇ〜!ファジィを使う事で効率よく省エネとかね低コストで物が家電なんかが動くようになった。
へぇ〜!僕たちの感じる快適さには曖昧って事が深くかかわってたんだね。
なるほどね〜。
突然ですがここで「アルゴリズムクイズ」!こちらのしょうゆにもファジィは使われているんです。
果たしてどのように使われているんでしょうか?それは…しょうゆや日本酒に欠かせないこうじ。
職人たちが長年の勘を生かしてつくってきました。
こうした職人の勘や経験をファジィを使う事でコンピューターが再現。
温度や湿度など微妙な管理が可能になったんです。
あっこれですか?これもファジィなんですね。
これコンピューターがつくったおしょうゆって事ですか?そうですね。
はい。
いただきます。
あっ!全然違いないじゃないですか。
あっ普通の…。
普通のおしょうゆですよ。
という事はすごいって事ですよね。
そうですね。
それまで職人技とか言われる世界だったので一番遠かったような世界がこうやって結び付いてるって事です。
大量生産とかできたりするんですか?職人の数っていうのはすごい限られてますし職人育てるのも大変で時間がかかるんですけどコンピューターなら一回コンピューターが覚えちゃったらコンピューターコピーすれば。
できちゃいますね。
パッと100万でも200万でもできちゃうんですよ。
コピーできるって事。
ええ。
まあこういう形でファジィに始まった曖昧さという概念はいろいろファジィ理論からどんどん展開されて発展してって今一番注目されているような分野です。
続いて第2問。
次々と進化を重ねるロボット。
ここにもファジィを発展させた曖昧さを生かした技術が使われています。
一体どのように使われているのでしょうか?え〜っ曖昧さを…。
ロボットのどの部分に曖昧さを…。
これ結構難しいですよね。
難しいですね。
あれ?難しい?私考えてるの全然違うのかな。
じゃあ有野さんから。
はい。
聞こえてんの?でも動きだしてるから聞こえてんのか。
なんや今日返事せぇへんなという。
なるほど。
曖昧な気分のむらが出る。
なるほど。
じゃあ環奈ちゃんは?はい。
ちょっと似てるのかどうだろう。
ああなるほど。
感情?返事をしなかったりとかも怒ってたら返事しないみたいな。
やめて!俺の答えにのっかるの。
(笑い声)正解はですねちょっとお答えにくいんですけどどれも正解って事です。
お二人のももちろん正解です。
そうなんすか?いろんなロボットのセンサーとか文字を認識するとか声を出すとかありとあらゆるところに使われてる。
特に「感情」なんてのは最先端ですね。
今後ですよね。
より生き物っぽくなる。
今ロボットの話しましたけどロボット以外にでも例えば厳密な意味ではファジィじゃないんですけど「あいまい検索」とかネットでものを調べる時聞いた事あるでしょう。
あります。
ちょっとぐらい間違ってても「もしかしてこれですか?」とかいうような…。
アプリとかでも鼻歌を歌ったらその歌を検索してくれたりとか…。
まあいいかげんでもちょっといいかげんでも理解できるんです。
曖昧な事に対しても対応できるようになってきた。
コンピューターの歴史から言うと人間がコンピューターが分かるようにって人間の方が歩み寄ってたんですね。
なるべくきちっとした数字で言おうとか一言一句間違っちゃいけないみたいな…。
だんだんコンピューターとかが進化してきて向こう側が歩み寄ってきてくれるようになった。
人間は楽でふだんしゃべってるような事…。
大体その辺のものざっくりお願いしますよみたいな曖昧な事に「了解しました」というような時代になってくるという。
便利な時代になってくるんです。
さあそのファジィアルゴリズムそのさまざまな特性をゆるキャラ化したのがこちらです。
名付けて「ファジィアルゴリズミ子ちゃん」。
性格はおおらかで特技は臨機応変に対処できるというわけですね。
ファジィやから。
はい。
でも眠たそうやからあんまり働いてはくれなさそうやね。
ファジィの化身ファジィアルゴリズミ子ちゃん。
この子を使えば人生の夢だってかなうかも。
という事でお二人なんですけど今後の夢とか希望とかお聞かせ願えればと…。
書きましたよ私。
ジャン!ファジィ的にどうやったら出場できるとかありますか?強いて言えば「紅白」ってところを「紅白のような」とかね。
紅白的な…だいぶ紅白的なところに出場って…。
「ものまね」とか入れるとか?そうそう。
「ちょい紅白っぽい」とか…。
「ちょい紅白」!そうするともう一気に実現可能になるんじゃないですか。
すぐにでもできんじゃない。
いや本物のに出たいんですけどね…。
それも大丈夫だと思いますよ。
よろしくお願いします!有野さんは?はい。
僕は「『アルゴリズミ子研究所』をレギュラーに」。
すばらしい!これは実現しようと思ったらどうすればいいんですか?それを僕に聞かれてもね…。
どこを曖昧にすれば?どっか曖昧にすれば…。
準レギュラーとかねレギュラーの前あたりがファジィ。
ああ!年一レギュラーとか。
レギュラーと言えばレギュラーだしっていう。
レギュラーっちゃレギュラーぐらいに。
いろいろなファジィアルゴリズムありましたけどどうでしたか?有野さん。
面白いですねファジィっていうのが。
電化製品に入ってるって事なんですねファジィがね。
そうですねもう当たり前のもんになりつつありますね。
環奈ちゃんどうでした?そうですね…。
最初もうエレベーター私普通に通常使っててファジィが使われてるっていうのも分かんなかったんですけど…。
分かんないのに女神でしゃべってたの?「ざ〜んねん」って言ってたの?まあそうなりますね。
あの時ははい…。
よくは分かってなかった。
そこもファジィなんですよ。
ああそうですか。
いい言葉ですね。
いいですねいつでも使えちゃう。
ファジィな女神なんで。
アハハ…そうですか。
はい。
締めのコーナー。
イェイ!お願いします。
ファジィな返事…。
それでいて嫌なんでしょう?そうです。
こんなファジィは嫌だという事ですね。
おっできましたか?できました。
困りますよねそれね。
「結婚して下さい」って言うたら「まあまあまあまあ」。
困る!指輪買うタイミングとか難しそうですね。
難しいですね。
あいつ「まあまあ」言ったからいいのかなといって買っていろいろ式も進めてで当日来ない。
ファジィですよ。
それはファジィすぎますね。
プロポーズの返事はしっかりとファジィじゃなくお願いしたいと思います。
ではまた次回お楽しみに!2015/07/23(木) 23:30〜23:55
NHKEテレ1大阪
世界を変える魔法!アルゴリズミ子研究所「エレベーター編」[字]

話題の最新機器の意外な“しかけ”とは?コンピューター世界の女神、アルゴリズミ子(橋本環奈)が出す難問によゐこ有野晋哉が挑戦。解明に挑む。第二回「エレベーター編」

詳細情報
番組内容
スマホ、掃除ロボットなど続々と登場する最新機器の意外な“しかけ”とは?そこには世界を動かす魔法=アルゴリズムが存在!。開発者の「目からウロコの解決策」を見破れるか?コンピューター世界の女神、アルゴリズミ子(橋本環奈)が出す難問に、よゐこ有野晋哉が挑戦。アルゴリズムを解明する。子どもから大人まで一緒になって頭をひねり「考える力」が鍛えられるEテレ発、知的エンターテインメント。第二回「エレベーター編」
出演者
【ゲスト】ゲームクリエイター…森川幸人,【出演】有野晋哉,【司会】橋本環奈,【語り】斎藤千和

ジャンル :
趣味/教育 – コンピュータ・TVゲーム

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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