炎の警備隊長五十嵐杜夫 2015.07.23


(五十嵐杜夫)もう無理だ遅すぎる。
(森田)それでも助けに行きます!それが俺たちの仕事ですから!森田!隊長!行かせてください!お嬢さんを独りにするような真似は絶対にしませんから!森田ーっ!森田ーっ!隊長やめてください!森田ーっ!森田ーっ!
(救急車のサイレン)森田大丈夫か?しっかりしろ森田!隊長…子供は?大丈夫だ。
お前のお陰で助かった。
よかった…。
森田!森田!おい!
(看護師)あなたはここにいてください。
森田ーっ!
(五十嵐雅子)どうして…?どうして?ねえ…どうして?お父さん!
(雅子)いやーっ!
(雅子の号泣する声)
(ドアを殴る音)
(壁を殴る音)
(鳥の鳴き声)
(鳥の鳴き声)
(落ちる音)
(黒崎主税)ッテ〜…。
ヤッベエ!遅刻だ!
(大田あかね)やだぁ浜ちゃん変!
(浜口勇樹)そうかなぁ?
(あかね)変だよ。
そんな事ないよ…。
(あかね)アハハ…。
あっそうこれねお弁当のサンドイッチ買ってきたの。
ありがとう。
お仕事頑張ってね!うん。
ウフッバイバイ!じゃあね。
ヤッベー!
(横山ユメ)浜ちゃんおはよ!
(笠原多賀子)おはよ〜!
(金村哲人)そろそろ8時だ集合!おはようございます!整列!敬礼!浜口警備士さっきの女性は誰だ?彼女です。
(乃木伸次)来てたんだあかねちゃん!浜ちゃんの彼女?フフッ会ってみたかったな〜!ね〜私も〜!…すいません。
すいません…。
いいか!ここはクライアントから警備を任されたお前たちの責任ある職場だ。
もう二度と来ないように伝えておくんだな。
…はい。
1人足りないようだが連絡は?ありません。
千住警備士回れ右!回れ右っ!回れ右っ!もう二度と持ってくるなと言ったはずだ。
これは俺が預かっておく。
いいな!すいません!遅いぞ黒崎!何やってんだ早く並べ!3分くらい大目に見てくれたっていいじゃないすか。
目一杯走ってきたんだから。
酒臭い!嘘っ!?ねえここまで臭うよ。
マジ?ハーッ…。
ウエッ…。
(ユメ)えっ?えっ?嘘?えっちょっと…。
な〜んちゃってね!ハッハッハッハ…!
(ユメ)も〜…。
黒崎警備士気分はどうだ?朝まで飲んでたのか?はい!バンド仲間と盛り上がっちゃって。
ハハハハ…たまにはいいでしょ?何すんだよ!やめろよ!酔いはさめたか!最初から酔ってなんかねぇよ!ならなぜ酒の臭いをさせて出勤したんだ!クライアントがお前の横を通る事だってあるんだぞ!いいか酒の臭いをさせて警備についてる事がわかったら契約を打ち切られる事だってあるんだ!お前は会社に与える損害を1人でまかないきれるのか!そんな事!…出来るわけねぇよ。
酒の臭いが消えるまで勤務につくな!制服は脱いでろ。
(ドアの音)待てよ!クソオヤジーッ!
(蹴る音)
(殴る音)
(小堀)ウッ!ま…待て…!
(殴る音)
(小堀の呻き声)
(クラクション)
(ストリートミュージシャンの歌)おい!人の迷惑考えねぇのかよ!今すぐやめろ!はいおしまいだ。
ほら立て!何するんですか!
(浜口)いいから立て。
俺のギター勝手に触んないでくださいよ!早く行くぞ!
(浜口)ここで弾くな!
(浜口)いいから来い!何すんだよ離せよ!もう歌わないって約束するなら離してやるよ。
歌っちゃいけないんですか!?
(多賀子)迷惑なの!
(ユメ)うまけりゃまだしも下手なんだもん。
何をしてるんだ?どうしたんだ?追い出すんですよ。
急に店の前で歌い出しちゃってみんなで迷惑してたんです。
こちらさんは了承してるのか?してるように見えます?なら離せ。
なんでですか?離すんだ!本部に集合。
ハア!?黒崎警備士警備業法第8条を言ってみろ。
は?浜口警備士。
第8条ですか?えーっと…。
笠原警備士。
…忘れました。
横山警備士。
すいません!警備業法第8条。
警備業者および警備員は警備業務を行うにあたってはこの法律により特別に権限を与えられているものではない事に留意するとともに他人の権利および自由を侵害しまたは個人もしくは団体の正当な活動に干渉してはならない。
思い出したか?新任教育で習ったはずだ。
だからなんだっていうんですか?我々は相手の了承なくビルから追い出すような権限を与えられていないという事だ。
この制服を着ているからといって人より偉くなったと思ったら大きな間違いだぞ。
そんな…俺たちは「偉くなった」なんか思ってないっすよ。
隊長。
長谷川専務がいらしてますが。
(ドアの音)専務。
(長谷川剛)やめろよその呼び方は。
昔のように「先輩」でいいよ。
しかし…。
明日お前さんのうちに行っていいか?は?3課の…小堀警備士が殺された。
(カメラのシャッター音)これから警察に行ってその後は通夜や告別式の準備だ。
お前さんには折り入って頼みたい事がある。
わかりました。
じゃあ明日な。
はいっ。
レスキュー隊?
(多賀子)そう。
半年前まではレスキュー隊で隊長をしてた人なんだって五十嵐隊長は。
人事にいる同期の子から聞いたんだ。
半年前って…。
じゃ警備員の経験は俺たちの方が全然長いじゃん。
それでいきなり隊長かよ。
でもレスキュー隊の隊長だよ?消防の中じゃあエリート中のエリートだからな。
そうだよなぁ…。
そうなんですか?ああ。
レスキュー隊を辞めた理由は?それはわかんないみたい。
でも長谷川専務の高校ん時の後輩らしいよ。
なんだよ…おまけにコネで入ったのかよ。
でもレスキュー隊の隊長だからな。
さっきからレスキュー隊レスキュー隊ってだからなんだっていうんですか。
警備員としての経験は俺たちのが長いんすよ?それなのにあんな偉そうな顔されたんじゃたまったもんじゃないっすよ。
あ…レスキュー隊辞めて半年って事は新任教育も受けたばっかりって事じゃないすか。
だからあんな警備業法だってスラスラ言えたんだ。
俺なんか新任教育受けたの2年も前だもんなぁ。
(立花要)なんだなんだお前たちええ?新しい隊長の話かな?前の隊長とはあまりにも違いすぎて。
厳しい人なんだ。
もうハンパじゃないっすよ。
なあ浜口。
ああ…。
でもレスキュー隊の元隊長じゃしょうがないって諦めるしかないよぉ。
何言ってんだよ!俺たちのが経験は長いんだからむかつく事言うようならガツンと言ってやりゃあいいんだよガツンと。
でも…なんでレスキュー隊辞めちゃったんだろ?きっとコレだよ。
コレで引き抜かれたんだよ。
うちの会社にはそんな金はないだろ。
俺たちの給料が少ない分あいつがたんまりもらってるんすよ。
まさかぁ。
じゃなきゃレスキュー隊で何か不始末起こしてクビになったとか。
…そっか!それで長谷川専務に泣き入れて助けてもらったんだ。
なんか安易な想像。
(多賀子)言えてる。
まあたまには厳しく鍛えてもらうのもいいんじゃねぇのか?俺もよく修行時代にはシェフによく厳しく鍛えられたもんだよ…。
マスターにもそんな時代あったんすか?当ったり前じゃないか。
そういう時代があるからこそそうやって美味しい料理が作れるんだよ。
これ人生の師。
ヘヘヘ…。
(ため息)
(鳥の鳴き声)
(りんの音)悪いなぁ。
夜勤明けで疲れてるっていうのに。
いいえ。
どうだ仕事には慣れたか?まだ慣れたと言えるほどでは。
まあそのうちに慣れるさ。
俺としてはお前さんに警備員指導教育責任者の資格もとってもらいたいと思ってるんだよ。
まあお前さんの経歴なら問題なくとれるだろう。
雅子ちゃんは…?あのまま出てったきりか?ええ。
住むアパートを決めたと一度だけ電話がありました。
そうか…。
まあせめてかみさんでも生きててくれたらお前さんたちも離れて暮らす事はなかったかもしれないのになぁ。
それで…私に頼みたい事とおっしゃるのは?小堀警備士が殺された事件ニュース見たか?ええ。
警察では現場に残る靴跡から見て犯人は3人組。
金庫から金を盗み出そうとしてるところを小堀警備士に発見され殺害に到ったんだろうと見ている。
そうですか。
問題はな…事件のあった場所だ。
…と言うと?
(長谷川)事件のあった第二柿本ビルは3か月前1課の連中が警備していたビルなんだ。
そしてその前に1課が警備していた石岡ビルも2週間前窃盗被害に遭っている。
専務まさか…。
俺は1課の中に犯人に通じる者がいるんじゃないかと睨んでる。
おかしいと思わないか?1課が警備してたビルが立て続けに襲われたんだ。
しかし…。
もし1課の中に犯人に通じる者がいるのなら警察の捜査が入る前にそいつを明らかにし厳然たる処分をしなきゃならん。
まそれが警備会社としての責務だ。
でお前さんには…そいつが誰かを探り当ててほしい。
私がですか?お前さんしかいないんだよ。
幸いお前さんは奴らと一緒に仕事をするようになってまだ間がない。
情の入り込む余地は少ないだろう。
しかしそういう事は…。
部下の不正を正すのも上司の大切な仕事だ。
(大音量の音楽)
(携帯電話)おおユメ?何?隊長が?なんでだ。
わかんないけどみんなに集まるようにって副隊長のところに連絡があったんだって。
とにかく3時にロマニスタ集合だってさ。
ハア!?
(カギをかける音)あのすいません。
みんなに連絡は回ってるはずなんですが…。
お前が謝る事じゃない。
あでも…。
ここにはよく来るのか?あはい。
今の勤務地になってからは仕事が終わってからは大体。
そうか…。
じゃあ場所がわからないってわけじゃないんだ。
みんなの住所教えてくれないか。
今わかるのだけでいい。
あ…直接訪ねるつもりですか?向こうが来なきゃこっちから足を運ぶしかないだろう。
はあ…あのみんなに一体なんの話が…。
まあいいから座れ。
はい。
失礼します。
金村。
はい。
お前警備にあたったビルの話を部外者にした事があるか?いやそんな事は!警備上知り得た情報は漏らさないのが規則ですから。
そうか。
ならいいんだ。
すいませんおいくらですか?
(立花)あありがとうございます。
コーヒー2つで1100円です。
あの…。
(立花)あいつらの事あまり叱らないでやってください。
最近の若い奴ら休みの日にまで上司に拘束されるの大変嫌うんですよね。
我々の時代とはちょっと違う時代に生きてんですよ。
マスター…。
まあ…縦の関係がしっかりしていた昔が懐かしいといえば…ハハ…ほんとに懐かしいんですけどね。
また修行時代の話?
(立花)いやいや違う違う。
今度はね高校のボート部時代の話。
(チャイム)
(チャイム)はーい!誰?例の店にはなぜ来なかったんだ?金村から連絡が回ってきたはずだ。
(ため息)休みの日まで隊長の命令を聞く義務はないと思いますけど。
ならなぜ金村にそう伝えなかったんだ?金村はお前たちが来なかった事でずっと恐縮してたぞ。
なら副隊長には謝っておきますよ。
それが賢明だな。
どうかしてるよそんな事言うためにわざわざうちまで来るなんて。
今のはついでだ。
ちょっと邪魔するぞ。
ちょっと…なんすか一体!?ここでする話じゃないんだ。
(ため息)どうした?見られて困る事でもあるのか?ないっすよそんなもの。
ならいいだろう。
わかりましたよ。
どうぞ。
「お邪魔します」のひと言ぐらい言ったらどうなんだよ…。
黒崎。
お前…勤務していたビルの情報を部外者に話した事はあるか?なんすか?いきなり…。
あるのかないのかどっちだ?人に質問だけしてこっちの質問には答えないんですか?知らない方がいい事だってあるんだ。
なら俺も隊長の質問に答える義務はありませんね。
そうか。
そうだな。
ええ。
3課の小堀警備士が窃盗犯によって殺された事は知ってるな?3課が警備していたビルは第二柿本ビルだ。
2週間前には石岡ビルも窃盗の被害に遭ってる。
まさかあんた…。
これで質問の意味はわかっただろう。
どうなんだ?話した事はあるのかないのか。
あるわけねぇだろ!そんな事。
ならいいんだ。
いいわけねぇだろ!あんた俺が窃盗犯の1人だって疑ってんのかよ!そうは言ってない。
ただ軽い気持ちでビルの情報を部外者に話してしまったのではないかと心配してるだけだ。
最低だなあんた。
元レスキュー隊だかなんだか知らねぇけどあんた最低の隊長だよ!そんな事お前に言われなくたってわかってるさ。
なんなんだよ一体!じゃあ隊長は浜口さんと乃木さんのところにも?
(浜口)ああ。
俺たちもロマニスタには行かなかったんだ。
そしたらゆうべ突然やって来てさ。
やっぱりビルの情報を誰かに漏らしてないかどうか聞かれたんすか?そうだよ。
もしかしてみんなを集めてくれって副隊長に頼んだのはこの事を全員に確認するため?
(金村)多分…な。
要するに隊長は私たち全員を疑ってるって事?ハアッなんか気分悪い。
ああ。
そういう事じゃないだろう。
ただの確認だよ。
俺たちが警備してたビルが連続して襲われたんだ。
管理職としたら確認しておく必要があるんだろ。
それよりいいから早く並べ!
(階段を上る音)おはようございます!整列!敬礼!金村警備士もういい。
しかし…。
いい。
昨日訊けなかった者に訊く。
今まで警備をしてきたビルの情報を軽い気持ちで部外者に漏らしてしまった者はいないか?もしいたら正直に名乗り出てほしい。
そうか…いないのか。
ハッキリ訊いたらいいじゃないすか。
犯人は誰なんだって。
俺はお前たちの中に犯人がいるとは思っていない。
フッ…よく言うよ。
金村警備士2課からの引継ぎ事項を伝えたら警備員室まで来てくれ。
教えてもらいたい事がある。
はい。
張り込み?そう!張り込み。
このまま疑われんのは悔しいだろ?だから俺たちが事件とは関係ないですよって事を証明してやんだよ。
でもどうやって?だから張り込んで犯人逮捕に繋がるような手掛かりを手に入れりゃいいんだよ。
どこに張り込むの?頭使えよ!俺たちが警備してたビルは襲われた2つのビルを含めて全部で4つ。
って事は残り2つのビルのどっちかに犯人が現れる可能性があるって事だろ?でもそれって隊長と同じように私たちの中に犯人がいるって決め付けてる事にならない?だから頭使えって。
張り込んでもし犯人が来たらとっ捕まえる。
他のビルが襲われたら俺たちは関係ねぇって事だろ?まさに一石二鳥じゃねぇかよ。
そういうのって一石二鳥って言うのかな。
ねえ…一緒にやらない?えっ?だから張り込みだよ。
あ…普通そういうのって男を誘うもんでしょ?そうかな?フッ…そうだよ。
でもさぁもし張り込んでる先に犯人が現れたとしたらやっぱり私たちの中に犯人がいるって事になるんだよね?いるわけねぇだろ。
いるわけねぇよ絶対。
で残る2つのビルのうちどっちのビルに張り込むつもり?やっぱり犯人は金がある方のビルを狙うだろうからな。
(2人)第一スエヤスビル!《第一スエヤスビル》犯人がビルの構造に詳しい人間だったらあの非常階段から忍び込むに違いないんだ。
だから…。
写真が犯人逮捕に繋がる手掛かりになるわけ?顔ぐらい隠してると思うけどな。
こういうところに入る犯人は。
嘘…。
本屋はどこですか?あちらになります。
すいません。
しょうがない奴だな。
はい。
サンキュ。
早く。
おい!待てよ!お前早ぇよ!はい黒崎。
あっ黒崎!おい。
あっ!隊長!窃盗犯が屋上から侵入した形跡がある。
屋上?嘘!おそらく隣のビルからだ。
横山警備士警備員室に知らせるんだ。
はい。
隊長!まさか1人で捕まえるつもりじゃ…。
相手は殺人犯ですよ。
早く逃げろ!早く逃げろ!どけ!
(悲鳴)ユメ!ユメ!ユメ!ユメ!ユメ!動かすな。
救急車を呼べ。
早くしろ!
(救急車のサイレン)こっちです!早く早く!どこから落ちたんですか?あそこからです。
お父さん…。
嘘…。
(救急隊員)五十嵐君。
あはい。
お名前は?
(パトカーのサイレン)
(永山刑事)賊と争って取り逃がしたというのは君たちだな!詳しい話を聞かせてもらいたい。
どうして君たちがあのビルにいたのかその訳も聞かせてもらいたい。
(看護師)じゃあここを使ってください。
(刑事)すいません。
じゃあ詳しい話を聞かせてもらおうか?どうしてあんたたちがあのビルにいたのか…な?あのその前にこれを見てください。
なんだこれ?犯人の1人が落としていったものかもしれません。
何ぃ!?おいユメは?まだ検査中です。
危ないのか?ちょっと変な言い方しないでくださいよ!俺のせいです。
俺がユメを誘ったりしたからこんな事に…。
自分を責めるな。
だって…。
黒崎のせいじゃないよ。
ユメなら絶対大丈夫だよ。
絶対大丈夫!隊長。
(永山)彼らは?私の部下です。
そうか…。
じゃあまたな。
隊長今のは…。
刑事だ。
今夜あのビルにいた理由を訊かれた。
お前たちどうしてここに来たんだ?黒崎からユメの事聞かされて…。
千住警備士は?千住には連絡が取れなかったんです。
あいつ携帯に電話してもいつも出ないんですよ。
今夜もか?ええ。
一応電話はしましたけど。
千住警備士回れ右!隊長!さっきの刑事にはなんて説明したんすか?俺たちが第一スエヤスビルにいた理由ですよ。
まさかこの中に犯人がいるなんて…。
そんな事言うわけないだろ。
じゃなんて言ったんすか?なんにも言わなかったさ。
何も?なんにも言わなかったら任意同行を求められたが任意だったから断ったんだ。
そんな話信じられっかよ。
信じるか信じないかはお前たちの勝手だろ。
俺は信じませんよ!あんたは俺たちの事疑ってる!この中に犯人がいるかもしれないからって得意げに話したに決まってんだ!お前は随分決め付ける事が好きみたいだな。
何?俺はお前たちの上司だ。
上司の仕事は部下を守る事だ。
俺はそう信じてるよ。
隊長…。
黒崎…お前は言ったな。
俺は最低の隊長だと…。
言いましたけど。
確かに俺は最低の隊長だ。
だったら今のお前たちはどうなんだ?職場にゲーム機を持ってやって来る奴がいる。
酒の臭いをさせてヘラヘラ笑ってる奴がいる。
職場に女を呼び寄せてる奴もいる。
これが警備員のあるべき姿だと思うか?ある人が俺にこう言った。
レスキュー隊と警備員は違うんだと。
だが俺はそうは思わんよ。
人を守るという意味ではまったく同じだ。
だから俺は今こうしてお前たちの前にいるんだ。
もう一度やり直す価値が警備員という仕事にはあると思ったからだ。
俺を隊長として迎える事が出来なければそれはそれでいい。
それだったらお前たちももう少しマシな警備員になるよう努力したらどうなんだ?隊長。
どうして自分の事最低の隊長だって…。
言っただろ。
部下を守るのが上司の仕事だ。
おはよう!黒崎。
すごいよお前。
奇跡だよ絶対。
何が?だってさお前2階から落っこちて骨にひびすら入ってなかったんだぜ!尻の打撲のみ。
お前さえよければ今日にも退院出来るってさ。
そうなんだ。
すごいだろ?それっぽっちの怪我ですむなんてさ。
俺…もしユメに何かあったらどうしようかっていろいろ考えちゃってさ。
で?ん?どうして黒崎がここにいるの?だって…俺のせいでこんなふうになっちゃったからさ。
仕事は?休んだ。
もしかしてまた揉めちゃった?隊長と。
そうなんだ…。
いや…。
(扉の開く音)こんにちは。
あなた隊長の…。
ちょっと訊きたい事があるんだけど…。
あいつ携帯に電話してもいつも出ないんですよ。
今夜もか?ええ一応電話はしましたけど。
じゃあ父は窃盗犯を捕まえるためにあのビルに?ええ。
そう。
刑事さんが来たから何してるのかと思ったら…。
やっぱり来てたんだ刑事。
ああ。
あのなぜ隊長はレスキュー隊辞めちゃったんですか?もしかして半年前に何か?何があったかよかったら教えてもらえませんか?どうしたの?黒崎。
隊長は俺たちが思ってたような人じゃなかったかもしれないんだ。
半年前ね父は火災現場で自分の部下を死なせてしまったの。
その人…私が結婚するつもりの人だったの。
私父に言っちゃったの。
どうしてお父さんが行かなかったんだって…。
危険な時は自分が行くっていつも言ってたじゃないかって…。
じゃあ隊長はそれで自分の事を最低だなんて…。
父は最低なんかじゃないわ。
レスキュー隊員としては最高の人だった。
ただ半年前のあの時を除いたらね。
行かせてください!お嬢さんを独りにするような真似は絶対にしませんから!森田ーっ!誰か…!ねぇどうして?お父さん!いやーっ!申し訳ございません。
あの声をかけてはみたんですが返事がなくて…。
ほんとにすいません。
そうですか。
実はお母さんに千住警備士の最近の様子を伺いたかったもんですから。
あの子何か職場で…。
まあ何もないとは言いませんがお伺いしたかったのはそういう事ではないんです。
と言いますと?あっちょっと失礼します。
例えば休みの日などは彼はどうしてらっしゃいますか?どうって…あのずっと部屋にこもったままですけど…。
ずっとですか?ええ。
引きこもりってご存知ですか?ええまあ。
あの子小さい時はほんとにいい子だったんですよ。
高校の途中から自分の部屋に引きこもるようになってしまって…。
今も仕事の時以外はずっと…。
友達は1人も?いないと思います。
どうして…どうして彼はそんなふうに?わかりません。
学校でいじめがあったに違いないと思って高校にも問い合わせてみたんですけどそういう事実はなかったって…。
ご家族とはちゃんと話されるんですか?いえ…まるで…。
食事の時でさえ一緒には食べてくれませんから。
私が部屋の前に置いてあげるんです。
今日だってまだ一度もあの子の顔を…。
あの…。
私が話してみます。
こんな時間まで一度も親の顔を見てないなんて…。
やめてください!そんな事したら私が叱られます。
それに今私たちホッとしてるんです。
きっかけはなんであれ仕事をする気になってくれたんですから。
きっかけと言いますと?あの子ガードマンが主人公のゲームが面白かったみたいで…。
それで今の会社に…。
ああ…。
(ゲームの音)
(坂本華)サービス。
なんか暗い顔してるから。
あ…すいません。
気にしない気にしない!あの…。
ん?1日誰にも顔を見せず誰とも話をしないで過ごす事なんてありますか?私?あるわけないじゃないそんな事!ハハハハ!あるの?ああいえ。
そういう事を自分で好んでやっている奴がいるんです。
1日中自分の部屋に閉じこもって親にも顔を見せない奴が。
引きこもりってやつね。
ええ。
それってまさかお客さんの友達じゃないわよね?ええ部下なんですが仕事以外はずっと部屋に閉じこもってるんです。
へえ〜部下の素行に悩む管理職なんだ。
どんな上司なんだろ?お客さん。
今の部下にはあまり好かれていないようです。
そお?俺気負いすぎてたのかなぁ。
いつの間にか…前の部下と同じような人間を育てようとしていた気もするなぁ。
そんなによかった?前の部下は。
ええ。
ふ〜ん。
会ってみたいなぁどんな人か。
今度連れてきてよ。
死にました。
私のせいで…。
生きていたら私の娘と結婚していたかもしれない男です。
生きていたらたくさんの命を救っていたかもしれない男です。
生きていたらきっと社会のために…。
もうよそう。
死んだ子供の歳数えるより悲しいよ。
きっとその人今頃照れてると思うよ。
俺はそんな男じゃないよって。
うちの亭主も照れてるような気がするもん。
死んじゃったのよ。
うちの亭主も。
(華)この店だけ残してね。
あ…。
ねえその話って半年前の事?いやお客さんがここに来てくれるようになったの丁度その時だから…。
あでもね私その前からお客さんの事は知ってたの。
道で何回かすれ違ってるから。
あそうですか。
私思うんだけどさその引きこもってる人仕事にはちゃんと来てるんでしょ?ええ。
ならどっかで変わろうと努力してるのかも知れないよ?引きこもってるだけじゃダメだって。
お客さんの知らないとこで必死になって頑張ってるのかもしれない。
人の弱さを責めるのは簡単だけどさ責めるだけじゃダメなんだよねぇきっと…。
(華)若い人はまだまだこれからなんだしさ長い目で見てあげなよ。
ね!長い目で見ろか…。
(電話)はい五十嵐ですが。
「隊長ですか?乃木です」おう乃木か。
今隊長の家の側に来てます。
住所だけじゃ隊長の家が見つからなくて…。
どうかしたのか?お話ししたい事があります。
線路脇の公園にいます。
来ていただけますか?例の事件の話です。
わかったすぐ行く。
乃木ー!乃木…。
乃木!おい!おい!乃木…!おい!事件の事で話したい事があると乃木伸次に呼び出されたそうだな。
ええ。
アッハハハ…今度はやけに正直に話してくれたじゃないか。
この前は任意同行すら断ったくせに。
この前はすいませんでした。
要するに乃木がホシに通じてたって事か。
あんたたちの事はこっちで調べさせてもらった。
あんたのいる常駐部1課は襲われたビルのすべてで警備を担当してたそうじゃないか。
きっと乃木はあんたに真実を話そうとしてたんだろう。
乃木の交友関係徹底的に洗ってみますか?そうだな。
そっから窃盗グループが割り出せるかもしれん。
あの…例のブレスレットは…。
あ?…ああ。
あれか…。
あれは表参道の露天で売られてたものだ。
店を出してる外国人が自分で作ってるオリジナルのアクセサリーだそうだ。
一応その外国人の話も聞いてみたがあれを誰に売ったか覚えてないそうだ。
指紋の採取も出来なかった。
あれからホシを割り出すのはま無理だなぁ。
で問題は…誰が乃木を殺したかって事だ。
部下の不正を知った上司が逆上して殺してしまったっていう事だってあり得るんじゃないか?隊長!容疑は晴れたんですか?まあ取り合えずはな。
専務や消防の人たちも俺の身の潔白を訴えてくれたらしい。
そうですか。
お前どうしたんだ?どうしたって…刑事が俺んところにも来て隊長が警察に連れてかれたって言うからビックリして…。
俺の事心配して来てくれたのか。
俺隊長の事誤解してました。
おととい隊長の娘さんと会ったんです。
刑事がなんて言おうが隊長は部下を殺すような人間じゃない。
殺したさ半年前に。
森田さんの事は…。
黒崎!他人の事に必要以上に首を突っ込むんじゃない!警備員としては失格だぞ。
なんでまた説教されなきゃなんねんだよ。
人がせっかく心配して来てやったのに…。
すいません。
あのちょっとお伺いしたい事があるんですが…。
はい。
これ…。
これが私がデザインした指輪。
きれいでしょ?きれいだねぇ。
持っててほしいなあなたに。
(男)いやでも30万円はちょっと高いかなと…。
お仕事頑張ってね。
(チャイム)サービス。
乃木君が好きだったからな。
マスター…。
(笑い)
(ドアの開く音)
(金村)隊長。
浜口はどこだ?ここには来てませんけど。
浜口と一番仲がよかったのは誰だ?乃木さんです。
隊長!浜口さんがどうかしたんですか?あいつに訊きたい事があるんだ。
もしかして事件の事で何か…。
(ドアの開く音)黒崎!浜ちゃんは?浜口がどうかしたのか?いないんだここにも…。
どうかしたのかと訊いてるんだ。
さっき浜ちゃんから電話があって…。
え?何が?それに乃木にも…。
乃木さん?この責任はちゃんと取るから…。
みんなにも本当にすまなかったって謝っといてくれないか。
ちょっと一体何言ってんの?ね浜ちゃん?
(電話の切れる音)浜ちゃん!
(不通音)あいつ…責任を取ると言ったのか?ええ。
まさかあいつ…。
もう閉店ですか?あの…今日ここへ男の客を連れてきた女の事で訊きたい事があるんですが。
フン…飛び込みの客の事はわかんないっすよ。
飛び込みの客ってわけじゃないでしょ。
なんなんだよあんた?こんな事して…ただですむと思ってんのかよええ!?脅しですか?やっぱり善良な天使ってわけじゃなさそうですね。
横山警備士浜口と付き合ってた女の名前は?あかねちゃんです。
確か大田あかね。
あんたも知ってる女だろう?彼女はどこに住んでるんだ?だから知らねえって言ってんだろうが。
おい!なんだよ!?ここでは思い出せないのか?じゃあ警察へ行って思い出してもらおうか。
どうしたんだ?警察に行くかそれともここで素直に話すか…どっちがいいんだ?どっちなんだよ!?あかね!ああっ!お帰り。
待ってたんだ君の事。
(あかね)お兄ちゃんになんて事!もうよそうよそういうお芝居。
こいつは君のお兄ちゃんなんかじゃないんだろう?あかねなんとかしてくれよ。
よそうよ。
似合わないよそんなの。
そんな事俺だってわかってるよ!
(携帯電話)出ろ。
(携帯電話)誰からだ!?
(携帯電話)三沢さんから。
(携帯電話)
(携帯電話)こっちよこせ。
こっちよこせ!
(携帯電話)もしもし。
浜口?あかねどうした?兄貴今どこにいる?フフフ…みんな一緒ですよ。
そうか。
いやそれよりお前んとこの上司と同僚が今兄貴たちの部屋に向かってる。
俺たちがやってる事に感付いたらしい。
もしもし?おい浜口!?おぉ!バカ!切りやがって…!三沢さんなんだって?大した用じゃない。
これ…。
(悲鳴)あかね!来んな!助けて!行け…早く行け!あかね…恨むなよな。
助けて…キャー助けて誰か助けて!!
(腹を殴る音)あっ…!
(ユメ)ここです。
黒崎!はい!待てコラッ!待て!離せコラッ!なんで逃げたんだ?俺の顔知ってるのか?知るわけねぇだろう!嘘つくな!そうか…あの時会ったんだ。
おい逃げろ!おい!浜口はどこだ!?大田あかねという女…どこにいるんだよ!?2人ともあの部屋ん中いるよ!
(爆発音)嘘…。
(ユメ)黒崎!待て!浜口さんを助けに行くんです!お前には無理だ。
無理でも行きます!お前が行くんなら俺が行く。
隊長…。
半年前と同じ思いはしたくないさ。
消防車呼んでマンションの住人を外に出すんだ!隊長!無理だ…遅すぎる!それでも助けに行きます!それが俺たちの仕事ですから!森田!!行かせてください!森田ーっ!浜口ーっ!浜口!浜口!おい!しっかりしろよ!しっかりしろ!隊長!この女を頼む。
はい。
頼むぞ!隊長!浜口!《俺は必ずこいつを助ける》浜口!《助けるからな!》浜口しっかりしろ!浜口!!隊長!浜ちゃん!隊長!浜ちゃん!隊長!浜口!浜口しっかりしろ!!
(消防車のサイレン)
(うめき声)
(救急車のサイレン)浜口さん!浜口さん!!しっかりしろ!死んじゃダメだ!!浜口さん!浜口さん!!死んじゃダメだ!!しっかりしっかりしろ!
(救急車のサイレン)これ…。
顔汚れてる。
そうか…。
お父さん私…。
どうしたんだ?隊長!浜口さんが…。
浜口…。
あかねは…あかねどうなりました?心配するな。
彼女なら大丈夫だ。
気を失っていたお陰で煙を吸わずにすんだって先生が…。
そっか…。
浜口…なんでお前あの女と死のうとしたんだ?どういう事かちゃんと話してくれるな。
みんな俺の責任なんです。
事の始まりは俺の携帯にかかってきた1本の間違い電話でした。
(携帯電話)はい浜口です。
「え?」もしもし…。
「宮本さんじゃありません?」いや違いますけど…。
電話番号何番におかけですか?
(浜口)あかねは仕事を紹介してくれる人の電話番号を教えてもらってかけてきたんですけどそれがどういうわけか俺の番号で…。
あかねはひどく落ち込んでしまって…だから俺電話口で慰めてやったんです。
そしたら一度俺に会ってみたいって…。
お前の優しさに心打たれたってわけか。
あの時はそう思いました。
でも彼女にはある目的があった。
そもそもお前のところにかけてきた電話も間違い電話ではなかったんだ。
お前は彼女に高い指輪を買わされたんじゃないのか?でも30万だろう?ローンもあるのよ。
ええ…。
お前はデート商法に引っかかったんだ。
デート商法?ああ。
恋人のふりをして高額な商品を買わせる商売だ。
なんでわかったんですか?隊長。
見たんだ。
あの女が男に指輪を買わせる現場をな。
俺が警備員じゃなかったらそれだけで終わってたのかもしれません。
でも俺の場合はそれだけじゃすまなかった。
その後もいろんな物を買ってやって俺はずるずるとローンをためていったんです。
そしてあかねの兄だっていう男が現われたんです。
浜口さん?はい。
刈谷です。
(浜口)刈谷孝俊っていう男です。
あいつは俺にローンを返すいい方法があるからって持ちかけてきたんです。
じゃあそれで警備していたビルを…。
ビルに忍び込んだ3人組はお前と刈谷と…あの宝石店の男だな?三沢晋吾という男です。
ビルに忍び込む当日俺あいつに再会して初めて騙されてた事に気付いたんです。
じゃなぜそん時にやめなかったんですか!?俺だってたまっちゃった借金なんとかしたかったんだ。
それに…。
大田あかねの事が忘れられなかった。
小堀警備士を殺したのは誰だ?刈谷です。
それに乃木も…。
乃木さんは事件には関係してないのになんで?乃木にはあかねの事で何度か相談してたんだ。
そしたらあいつ俺が事件に関わってるって察してしまって…。
なあお前なんだろう浜口?お前が窃盗グループにビルの情報を…!浜口!だったらなんだっていうんだよ?どうしてここに?なんのためにあかねをお前に張り付けてると思ってんだ。
お前の事はなんでもお見通しなんだよ。
こいつなのか?こいつにたぶらかされてお前は…!お前よう人の話に首突っ込みすぎんだよ!目障りなんだよそういう奴は…。
(乃木)何?なんなんだよお前!俺が…全部俺が悪いんです。
俺があかねに騙されなければ…刈谷なんていう男の誘いに乗らなかったら小堀警備士も乃木もあんな事には…。
大田あかねの事は忘れられそうか?まさか浜口さん今でもあの女の事を…。
好きだよ。
だから俺はあかねと一緒に死ぬしかないって…。
何言ってんすか!あんな女の事さっさと忘れなきゃ。
そうだよ浜ちゃん。
無理を言うな。
そう簡単に忘れられるぐらいならこんな事件は起こしてないさ。
忘れられなければ忘れなきゃいい。
人には誰でも忘れられない過去ってもんがあるもんだ。
でもなその過去に負けてはいけないな。
お前はこれからその過去を胸に抱いて前を向いてしっかりと生きていくんだ。
もう騙されないようにもう二度とつまずかないように…そうすればきっとやり直せるさ。
きっとな。
いろいろご迷惑をおかけしてすいませんでした。
浜口勇樹は全てを話したのか?ええ。
じゃあ刈谷のバックにいる人間の名前は?刈谷のバック?刈谷孝俊と三沢晋吾が死体で発見されたんだ。
嘘!なんで?恐らく口封じだろう。
2人を殺したホシは自分の存在が明るみに出るのを恐れてそれで殺したんだ。
2人は一体どこで?三沢は例の宝石店の…刈谷は浜口が火をつけたアパートの近くだ。
じゃあ犯人は俺たちのあとを…。
ああ…そういう事になるかもしれんな。
どういう事ですか一体?まだ別に犯人がいるなんて…。
そういえば誰が最初に浜口の電話番号を大田あかねに教えたんだ?そうか。
浜口さんの携帯番号を大田あかねに教えた奴が刈谷を…。
でも一体誰が?隊長?隊長どこ行くんすか?やめろ!やっぱりお前だったのか!立花。
ちきしょう…!来るな!来るんじゃねぇ!!マスター!嘘…。
どうして…。
どうしてわかった!?浜口を助け出す時あの部屋で見たんだよ。
レガッタのトロフィーと写真をな。
お前は高校の時ボート部にいたと言ってたろ。
また修業時代の話?いやいや違う違う。
今度はね高校のボート部時代の話。
だから俺はお前と刈谷がボート部の先輩後輩だったと考えたんだ。
隊員たちがたむろする店のマスターでこいつらから信頼されてるお前なら浜口の携帯電話の番号を知っていても不思議ではないだろうってな。
ところがだ…。
(うめき声)バカ!切りやがって…!口封じのために刈谷と三沢を殺したうえに大田あかねまで殺そうとしたところを見るとただ電話番号を教えたってだけじゃなさそうだな。
元々デート商法を思いついて刈谷たちに実行させていたのはお前なんじゃないのか?しかしデート商法で稼げる金なんて高が知れてる。
だからお前は1課が警備していたビルを襲う事を考え大田あかねを使って浜口を仲間に引きずり込んだ。
違うか!?フン…だからなんだってんだよ?俺は浜口にいい夢見させてやったんだ。
なんの取りえもないあんな男があかねのような女に好かれてると思い込むなんて…騙されたあいつがバカなんだよ!おい。
お前人の心をなんだと思ってるんだ?浜口はな浜口はこれからずっと自分のせいで善良な2人の人間が殺されてしまったという思いを背負って生きていかなきゃならないんだぞ。
それなのにお前って奴は…いいか立花!人の心ってやつはな個人の思惑で好き勝手に弄んでいいってもんじゃないんだ!うるせぇー!黒崎警備士。
はい。
この方に病院から速やかに退去していただくようお願いしなさい。
はい!横山警備士。
はい。
警察に連絡を…。
はい。
ビックリしましたよ。
いきなり突拍子もない事言い出すんですから。
浜口と大田あかねの身を守るためだ。
でもちょっとやりすぎたかな?でもこれで無事事件も解決ですね。
無事じゃないさ。
騙されていたとはいえ浜口が事件に荷担していたんだ。
やっぱり契約を打ち切られる事もあるんですか?あるだろうな。
だからその分俺たちの役目は重大だぞ。
失われた会社の信頼を取り戻さなくちゃならんからな。
頑張ります俺!よし!よし行こう!つけられている。
え?振り向くな!感付かれる。
千住!どうして?
(千住康一)僕のゲームいつになったら返してくれるんですか?あの中には今までのメモリーが入ってるんです。
あれがなかったら僕…。
お前そんな事で隊長の後ろつけてたのかよ?そうだったな。
今度返そう。
でも一つ条件があるぞ。
飯ぐらいはお父さんお母さんと一緒に食べるんだ。
なんにも言わなくていいから1人で部屋で食べるのはやめるんだ。
お前だってこのままじゃいけないって思ってるはずだ。
そうだな?うん…!千住警備士黒崎警備士横山警備士!俺はこれからもお前たちをビシビシと扱いていくがこれだけは忘れるな!俺はお前たちを絶対に裏切るような事はしない。
お前たちは俺の部下だ。
お前たちも浜口も死んだ乃木も俺の大切な部下なんだ!隊長!敬礼!お父さんに言っておきたい事があって…。
半年前森田さんを行かせた事…。
お父さん間違ってなんかなかった。
間違ってたのはお父さんを責めた私の方。
森田さんはきっとお父さんみたいになりたかったんだと思う。
お父さんみたいなレスキュー隊員。
私だってお父さんに憧れてたから消防に入ったんだもん。
言いたかったのはそれだけ。
じゃあ。
雅子…幸せになるんだぞ。
きっとな。
うん。
なるよきっと!うん。
じゃあ。

茨城県水戸市にある2015/07/23(木) 14:00〜15:51
ABCテレビ1
炎の警備隊長五十嵐杜夫[再][字]

連続金庫破り事件を追え!愛欲の甘い罠に挑む孤独な闘い

詳細情報
◇出演者
小林稔侍、小泉孝太郎、国分佐智子、中山仁、大島さと子、加藤貴子、島崎俊郎、西川忠志 ほか

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
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日本語
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