明日もきっと、おいしいご飯 〜銀のスプーン〜 #39 2015.07.23


(真也)路加のことあなたが引き取って。
気付いたの。
私はあの子に無理をさせてたんだって。
(恭子)路加君のこと平日はうちで預かれないかと思って。
(真也)えっ?
(恭子)私たちを頼って。
路加君を預かることうちはみんな大歓迎だから。
(隆)突然すまない。
(真也)何?
(隆)路加のことは俺たちで育てる。
志穂も了承してくれた。
路加のことは俺たちに任せてくれ。

(路加)パパ!
(隆)路加。
(路加)パパ。
遊びに来てくれたの?
(隆)いや。
今日はちょっとママに話があって。
(路加)えーっ?つまんないの。
一緒に遊ぼうよ。
(真也)路加。
パパまた来てくれるから今日は我慢して。
(路加)えーっ?
(真也)ほら。
先中入ってて。
(路加)分かった。
でも絶対また来てよね?
(隆)ああ。
(真也)さっきの話それがあなたの答えなのね?
(隆)ああ。
(真也)分かったわ。
話がそれだけなら今日は帰って。
これからのことはまた連絡するから。

(足音)
(バイブレーターの音)
(三崎)おい。
律。
携帯鳴ってるぞ。
(三崎)もう一人の母ちゃんからだ。
(律)えっ?
(バイブレーターの音)
(律)ありがとうございます。
(三崎)うん。
もしもし。
(真也)私。
今大丈夫?実は今みさきでバイト中で。
(真也)そう。
じゃあバイトが終わってからでいいからちょっと店まで来てくれない?話があるの。
はい。
分かりました。
(絹江)何かあったのかい?バイトが終わったらお店に来てくれって。
(絹江)わざわざ電話してきたんだから急用なんじゃないかい?うちは別にいいよ。
(三崎)ああ。
早く行け。
いえ。
あと30分ですしちゃんと時間まで働いていきます。
(路加)《ママと一緒なら何でも楽しいもん》《ママ。
大好き》《ママ。
お仕事頑張ってるんだもんね》
(路加)《僕もっと強くなるからね》
(真也)早かったのね。
わざわざごめんなさい。
いえ。
あのう。
話って何ですか?今日あなたのお母さんがうちにみえたわ。
はい。
知ってるのね?あなたのうちに平日路加を預けるって話。
昨日家族で話し合ったんです。
そう。
あのう。
平日全部じゃなくても僕が時間があるときはこちらに路加を連れてきたりできると思います。
だから…。
ありがとう。
えっ?路加のこと真剣に考えてくれて。
じゃあ…。
でもそれはできないわ。
えっ?路加のこと隆が引き取ってくれるって言ってきたの。
隆の奥さんもいい人よ。
きっと路加を愛してくれる。
だから路加は隆たちに任せるわ。
そんな。
だってそんなことしたら真也さんは…。
私のことはどうでもいいのよ。
どうでもよくないです。
路加だってママと離れるなんて知ったら…。
だったら私と隆を復縁でもさせる?あなた意外とひどい人なのね。
志穂さんのことはどうなってもいいっていうんだ。
それは…。
そんなことあなたにはできないわよね。
でもね誰かを傷つけようが大切なもの守るためなら決断しなきゃいけないこともあるの。
みんなを幸せになんて奇麗事振りかざすあなたなんかより隆の方がよっぽど覚悟ができてるわ。
今まで色々ありがとう。
でももう大丈夫だから。
あなたのお母さんにもそう伝えて。

(志穂)本当にこれでよかったの?
(隆)それはこっちのせりふだよ。
本当にいいのか?路加を引き取っても。
(志穂)私はあなたの子なら愛せる。
この前路加君に会ってよりいっそうそう思えるようになった。
でも路加君や真也さんにとってはこれで本当にいいのか…。
(隆)真也も悩んだんだと思う。
たぶん今回の入院のことがなければ自分一人で育てていたと思う。
(隆)真也のためにも路加のためにもこれが一番いいんだ。
もしもし。

(足音)真也さんから聞きました。
路加をあなたが引き取るって。
(隆)ああ。
ホントに志穂さんは認めてくれてるんですか?ああ。
何でいまさら。
路加は真也さんのことが大好きなんです。
そんな路加を真也さんから奪うなんて。
だったらどうするべきなんだ?俺は君と違って弱い人間なんだ。
真也のことも路加のこともどうにかしたいけど志穂のことも放っておけないんだ。
それを真也もきっと分かってる。
真也が路加を引き取ってくれって言うのなら俺は真也の意思を尊重したい。
引き取れって言ったのは真也さんなんですか?ああ。
軽蔑してくれ。
うちでのバイトももうなしにしよう。
こんな男が父親で本当にすまない。

(調)律兄ぃ遅えな。

(ドアの開く音)・ただいま。
(恭子)おかえり。
どうだった?うん。
路加を預かる話真也さんに断られた。
(調)はっ?
(奏)えっ?
(恭子)そう。
やっぱり真也さん一人で頑張るつもりなのね。
違うんだ。
(恭子)えっ?路加を父親に引き取らせるって。
(奏・調)えっ?一柳先生もそれを望んでる。
(恭子)そう…。
(調)ちょっと待って。
一柳って律兄ぃのバイト先の?うん。
(調)何でバイト先の人が路加を?
(恭子)あなたたちには伝えられなかったけど実は一柳さんは律の本当のお父さんなの。
アルバイトの募集で偶然律と会ってそれで。
律兄ぃ。
それ知っててバイト行ってたのかよ?調。
律も色々考えた上で…。
マジ意味分かんねえ。
ってか何なんだよ?その一柳ってやつ。
今まで何もしてこなかったくせに何でいきなり父親面して出てくるんだよ?律兄ぃも律兄ぃだよ。
何で止めなかったんだ?僕だって止めたかったよ!でも何を言えばよかったんだよ?路加のこと考えたくても僕には何の力もないんだ。
(奏)律兄ぃ。
何やってんだ?僕は。

(奏)律兄ぃ。
ごめん。
大きな声出して。
(奏)ううん。
私も分かる。
律兄ぃの気持ち。
でもしー兄ぃも路加が心配なだけなんだよ。
うん。
分かってる。
ホントにごめん。
(調)母ちゃん。
ごめん。
えっ?律兄ぃだって苦しくないわけないのに。
でも許せなかったんだよ。
路加のこと何年もほったらかしにしといていまさら引き取ろうだなんて。
路加の母ちゃんだって少しはましになったと思ってたから余計悔しくて。
調の気持ちお母さんうれしかった。
自分のためじゃなくて人のために本気で怒れるってすてきなことだもの。
だからあなたは気にしなくていいの。
でもね真也さんが路加君にパパをっていう気持ちも分かるの。
調。
この前言ってたでしょ?お父さんとの思い出があればって。
《俺さ律兄ぃがうらやましいんだ》《律兄ぃがあんな出来が良くていいやつなのは父ちゃんとの思い出や記憶があるからだって》うん。
うちはお父さんが亡くなってるけど路加君は会おうと思えば会える。
とても複雑な状況だけど路加君にとってパパが必要だってみんなが思ってるんだと思うの。
確かにこれが一番いい方法かどうかは分からない。
お母さんはもっと違う方法があるようにも思う。
でもねそのことで調と律がケンカするのはお母さんちょっと悲しいな。
うん。
ホントにごめん。
じゃあ仲直りしてきて。
うん。
調。
ごめんな。
兄ちゃんひどいこと言って。
(調)ううん。
こっちこそ本当にごめん。
カナに怒られた。
調は路加のこと思ってるだけだって。
(調)俺も母ちゃんに叱られた。
ってかうちって女が強いよな。
父ちゃんも生きてたころは母ちゃんの尻に敷かれてたのかな?そう言われてみればそうだったかも。
何だよ。
男が弱いのって早川家の伝統か?強くならないとな。
うん。
俺取りあえず今度の律兄ぃの誕生日は頑張る。
その日は路加も来るんだよな?だったら俺たちだけでも路加のこと笑顔にしてやろうよ。
そうだね。
うん。
(理恵)路加君を一柳さんに。
そういう決断をしたのね?はい。
(理恵)そう。
一柳さんもそれでいいの?
(隆)はい。
(理恵)奥さまは?
(志穂)私も異論はありません。
(理恵)分かったわ。
じゃあこれからのことだけど路加君の親権は一柳さんが持つのでいいのよね?
(隆)はい。
(理恵)そのためには一柳さんにまずは認知してもらうことが必要よ。
今法的には一柳さんは路加君と何の関係もない他人だから。
はい。
(理恵)その後親権者変更の届け出を一柳さんと真也さん2人の名前で出す。
これで親権は真也さんから一柳さんに移るわ。
そんな簡単に?
(理恵)離婚して協議や調停が必要な場合はもう少し複雑な手続きがいるけど今回のように認知した場合で当事者同士が合意をしたケースなら問題はないのよ。
後は一柳さんが戸籍上の氏変更の手続きをすれば路加君は法的にも一柳家の子供になるわ。
(理恵)ただね私は急ぐ必要はないと思う。
(真也)えっ?
(理恵)まずは路加君に一柳さんのおうちに慣れてもらったり少しずつ交流を深めてからでも遅くないんじゃないかしら。
路加君の気持ちを大事にしてあげて。
分かりました。
何よりも路加の気持ちですよね。
ゆっくり交流を深めていくことにします。
君もそれでいいか?
(理恵)じゃあまた何かあったら連絡してくださいね。
(隆)ありがとうございました。
そこまでお送りします。

(ドアの閉まる音)
(志穂)ごめんなさい。
(志穂)私隆が路加君のこと引き取るって相談してきたときに自分が身を引くって言えなかった。
路加君のためにって自分では心を切り替えてたつもりなのにやっぱりあの人のこと諦めきれなくて。
自分がこんなにずるい女だったなんて。
ホントにごめんなさい。
あなたは何も悪くないわ。
悪いのは全部私。
(真也)路加。
あした連れてくるからこの前みたいに遊んであげて。

(ドアの開閉音)・
(足音)お兄ちゃん。
今日はどうしたの?うん。
路加の顔が見たくて来たんだよ。
(路加)遊んでいける?
(真也)遊んであげて。
話は後で聞くから。
じゃあ何しよっか?
(路加)うーん。
じゃあ折り紙。
こっち来て。
眠たくなっちゃった?じゃあちょっとお昼寝しよっか。
よいしょ。
おいで。
よいしょ。
お兄ちゃん。
おやすみ。
おやすみ路加。

(ノック)・
(ドアの開く音)路加寝ちゃいました。
そう。
昨日弟とケンカしちゃったんです。
うちが手伝うって言ってるのに何で真也さんと路加を引き離すようなことするんだって。
何でですか?それが聞きたくて。
普通の家族ってどんな家族だと思う?あなたが思う普通の家族。
教えて。
それは…。
父親がいて母親がいて。
私はそれが普通の家族だと思う。
同じ屋根の下子供は何の心配もなくただ両親に甘えられる。
私自身ずっとそんな家族に憧れてた。
今なら路加はその普通を手に入れられるの。
まだ6歳なんだもん。
志穂さんのことホントのお母さんだって思えるようになるはずよ。
真也さんはどうするつもりなんですか?一柳さんのところに行っても会えるんですよね?会うつもりはないわ。
えっ?会わない方がいいの。
じゃないと路加も混乱すると思うから。
そんな…。
それじゃ路加が寂しがります。
さみしいのは初めだけよ。
きっとあの子ならすぐに新しいうちにも慣れると思う。
こんな出来損ないの母親のことは忘れてね。
真也さんはそれでいいんですか?路加を手放してその成長を誰かに委ねてもいいんですか?路加が大きくなるのを近くで見たくないんですか?見たいに決まってるじゃない。
あの子がどんな大人になっていくのか。
どんな人を愛するようになるのか。
できることならずっとそばで見守っていたい。
でも一緒にいても私一人じゃあの子との時間をちゃんとつくってあげられないの。
もっともっと路加にさみしい思いをさせてしまうの。
だったらちゃんとそばにいてくれる人に託すのがあの子のためでしょ?明日あの子を一柳に連れてくわ。
えっ?少しずつ慣れさせるの。
それがあの子にとってもいい方法だから。
2015/07/23(木) 13:25〜13:55
関西テレビ1
明日もきっと、おいしいご飯 〜銀のスプーン〜 #39[字][デ]

律(高杉真宙)は隆(和田聰宏)から、真也(河井青葉)との出会いと別れ、そして律と路加(山口祐輝)の誕生について全てを聞かされる。律に怒りと悲しみが押し寄せて…。

詳細情報
番組内容
 隆(和田聰宏)が苦渋の思いの中、路加(山口祐輝)を引き取ることを決意。隆が選んだのは自分ではなく、志穂(小野真弓)であり、路加だった…。分かっていたこととはいえ、現実を突き付けられた真也(河井青葉)は、心に穴が開いたかのように崩れ落ちる。
 真也からその話を聞いた律(高杉真宙)は納得できず、隆に詰め寄る。
番組内容2
そんな律に隆は「俺は君とは違って弱い人間なんだ」と苦渋の胸の内を吐露する。真也のことも路加のこともどうにかしたいけれど、志穂のことも見捨てられない、と。
 帰宅した律は、調(前田旺志郎)と奏(田附未衣愛)に、路加は父親である隆に引き取られることになったと明かす。カッとなった調は律に、なぜ止めなかったのかと迫るが、律は隆への苛立ちや自責の念から、抑えていた感情を調に対して爆発させてしまい…。
出演者
早川 律:高杉真宙 
早川恭子:富田靖子 
花山大輔:山田純大 
雨宮真也:河井青葉 
鈴井 環:岩田さゆり 
茂木和彦:木本武宏 
  ・  
早川 調:前田旺志郎 
早川 奏:田附未衣愛 
雨宮路加:山口祐輝 
  ・
一柳 隆:和田聰宏 
鈴井みつ子:芳本美代子 
小川絹江:藤田弓子 ほか
スタッフ
【原作】
『銀のスプーン』小沢真理(講談社「Kiss」連載中)
【脚本】
藤本明里 
【演出】
金子与志一 
【プロデュース】
松本圭右(東海テレビ) 
西 麻美(松竹) 
原 克子(松竹) 
竹内絵唱(松竹) 
【音楽】
市川 淳
【主題歌】
高橋 優「おかえり」(ワーナーミュージック・ジャパン)
【制作著作】
松竹株式会社
【制作】
東海テレビ
ご案内
【公式サイトURL】
http://tokai−tv.com/ashita_gohan/
【公式ツイッターアカウント】
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【LINE】
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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