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「放射能を中和させる方法を発見」
http://m.jp.rbth.com/science/2015/07/17/53699.html

Lori/Legion Media撮影
放射性物質の多くは、自然界で崩壊するのに数十年、数百年、またはそれ以上の長きを要する。しかしながら、ロシア科学アカデミーA.M.プロホロフ一般物理研究所の研究グループが、わずか1時間で中性化、安全化させる方法を発見した。この新しい方法を用いて、福島の水を浄化させることも可能だと、研究者は考えている。


スヴェトラーナ・アルハンゲリスカヤ(記事書いている人)
2015年7月17日 ロシアNOW

 国際原子力機関(IAEA)が7月に発行した「原子力技術報告2015」によると、昨年末の時点で世界には放射能の度合いの異なる放射性廃棄物が6800万立方メートル以上形成されたという。この状態で、多くの放射性物質の崩壊には時間がかかる。

 プロホロフ一般物理研究所マクロキネティクス非平衡プロセス実験所のゲオルギー・シャフェエフ所長率いる同研究所のチームは最近、放射性廃棄物を処理する課題の解決にかなり近づいたことを明らかにした。一部の放射性元素は、特殊溶液中でレーザーに露光すると、すばやくかつ簡単に中性化することが判明した。

発見は偶然

 発見は実験所でレーザー照射によるナノ粒子生成の実験が行われていた時に、偶然起こった。溶液中の金属から、ナノ粒子は文字通り叩き出される。研究者はさまざまな金属と溶液で実験した。

 研究チームが放射性トリウム232の溶液中に金を浸したところ、溶液はナノ粒子の生成とともに、放射線を放出しなくなった。変換が起こったのである。この効果はウラン238でも同様にあった。福島原発事故で知られているセシウム137の半減期は30年だが、整えられた条件のもとでは、1時間以内に中性バリウムに変わる

 「我々も、核科学者たちも、まだこの現象の科学的説明を行うことができない。おそらく、溶液をこういう条件に置くと、その原子核の周囲、すなわち電子の外殻の状態が変わるのだろう」とシャフェエフ所長は話した。

 崩壊の加速化には、何らかの高融点金属すなわち金、銀、チタンなどが溶液中になければならない。「物質の減衰速度は化学的環境すなわちその原子の外殻電子に依存する。ナノ粒子が局所的にレーザー電磁場を強化できるおかげで、我々が電子配置を変えられることは明らか」とシャフェエフ所長。

検証から実践へ

 シャフェエフ所長のチームは現在、ドゥブナ合同原子核研究所の結果検証を待っている。超高純度ゲルマニウムをベースにした敏感型ガンマ線スペクトロメータを物理学実験所に持ち込む。これによって、プロセスをリアルタイムで観察できるようになる。対照実験はセシウム137で行われる。

 ドゥブナ合同原子核研究所核反応実験室の上級研究員であるサルキス・カラミャン氏はこう話す。「このプロセスを自分の目で見ないと、説明探しができない。私は実験核物理分野で50年以上仕事をしているが、レーザー光または特定の化学的環境のもとで核の崩壊が急に加速するとは信じ難い

 研究者はすでに、未来の開発の具体的な応用についてすでに考えている。土壌へのレーザー浸透力はマイクロメーターで測定されるため、これを使ってチェルノブイリなどの陸上で放射線を中和させることはなかなかできないだろう。だが水であれば、大きな可能性がある

 「もちろん、土壌を集めて、ろ過することは可能。だが、溶液の方が作業しやすい。つまり、タンクからトリチウムやセシウムを含む汚染水が流出し続けている福島で、この開発が多くを是正するかもしれない」とシャフェエフ所長。


とりあえず、福一の汚染水で実験がてら浄化の方向でお願いします。
原理は、ミルズのブラックライトプロセスに似ているような気がする。
こちらは、核融合的な作用の方だが・・・

放射能無害化できる技術は必ずあるはずで、本来は、推進する前に見つけておかないとダメですね(笑)

関連記事↓



ロシア、日本の原発の廃棄物浄化に関する有効技術を提案
2015年04月13日 Sputnik日本
http://jp.sputniknews.com/life/20150413/189338.html

 現在ロシアではリチウム液状放射線廃棄物の浄化のための、すでに実績を有する装置に関する作業が進められている。日本の経済産業省はプロジェクトのプレゼンテーションを参考に、福島第一原発敷地内の産業汚染水浄化の方法を選択する。

 ロシアの原子力学者たちは2014年、日本に対し汚染水浄化の提案を行った。国際コンクールの結果、この提案は、29のプロジェクトの中から、北米Kurion Inc社のもの、GE-Hitachi Canada Incのものと並んで選抜された。


汚染は惨いが、何だかんだで大丈夫そうな雰囲気を感じる、今日この頃であった。


福島第1の汚染水浄化を目指す
http://m.jp.rbth.com/science/2015/02/27/1_52147.html

写真提供:「ロスアトム」
事故が発生した原子力発電所の放射能汚染水を浄化する施設の基本設計を、ロシアの専門家が夏に向けて行う。実験が成功すれば、ロシアは産業施設をつくることになる。


アンドレイ・レズニチェンコ(記事書いている人)
2015年2月27日 ロシアNOW

 世界的な科学者や技術者は今日、「福島第1原子力発電所」の事故処理の過程で、非常に困難な問題や課題を解決している。このような問題の一つが、特別な貯蔵タンクにたまる膨大な量の放射能汚染水である。「福島第1の放射能汚染水を、然るべき量、完全に処理するにはいたっていない。既存の原発の技術は、セシウムとストロンチウムの放射性同位体を浄化できるが、トリチウムはできない。対策パッケージというより、事実上の放射能汚染水処理のための戦略計画が必要だと思う」と、原子力安全分野の権威ある国際的な専門家、ロシア科学アカデミー原子力安全発展問題研究所のレオニド・ボリショフ所長は話す。

RosRAOとは
RosRAO」は放射性廃棄物の処理に特化した企業。廃棄物の収集、輸送、処理、保管を手掛ける。また、原子力エネルギー装置のある原子力潜水艦や水上艦のリサイクルの際、核燃料や放射性廃棄物を取り扱う。あわせて50万立方メートル以上の放射性固体廃棄物、液体放射性廃棄物、電離放射線源がある国内の貯蔵施設を管理している。


 日本政府は昨年秋、連邦国営単一企業「放射性廃棄物取扱企業(RosRAO)」(ロシアの国営原子力企業「ロスアトム」傘下)と「V.G.フロピン・ラジウム研究所」を選んだ。この2組織は、福島第1の汚染水のトリチウム浄化処理技術を開発する、実証プロジェクトのパートナーとして活動することになる。ロシアの組織とともに、このプロジェクトには、アメリカの「キュリオン」社、「日立製作所」とアメリカの「ゼネラル・エレクトリック」の合弁企業「日立ニュークリア・エナジー・カナダ」が選ばれている。日本政府はそれぞれの実験参加者に960万ドル(約11億5200万円)を配分した。

 実験所とミニ水除染ステーションからなるデモ施設は、2015年の秋 にも設立される予定

 「まず、天然同位体組成の水で施設の試験を行い、その後モデル溶液で試験を行う。それから放射能組成の水のモデル溶液でくり返す。これは福島第1にたまっている、セシウムとストロンチウムを前浄化した水。試験中に処理されるモデル溶液はせいぜい50立方メートルほど。これは福島第1の8000分の1にすぎない」と、RosRAO革新開発設計事務部のセルゲイ・フロリャ部長が説明した。

 基本設計は6月30日までに示される予定。

 「ロシアの専門家には明確な強みがある。ソ連、ロシアにおいて、原子力産業が存在する70年間、放射性廃棄物の取り扱いの知識と技術を積み重ねてきた。加えて、ロシアではすでに何年も、国家的な放射性廃棄物管理システムが機能しており、また固体や液体などの各種廃棄物の処理と貯蔵において、豊富な経験がある。これによって、ロシアの原子力科学者は、放射性廃棄物の、文字通りあらゆる問題を解消するために、自分たちの知識と革新技術を応用することができる」と、ボリショフ所長。

 実証プロジェクトが正常に2016年3月までに完了した場合、福島第1にたまったトリチウム液体放射性廃棄物を浄化するための、本格的な産業施設の創設を、ロスアトムは見込める

 ロシアは原子力技術分野で、国際的な提携を行っている。具体的にはヨーロッパ諸国、中南米、アジアでの原発建設や、科学的協力の話である。原子力安全発展問題研究所の専門家は例えば、アメリカとフランスの原子力センターや国立原子力機関との契約にもとづいて、すでに20年以上も活動している。

 「日本とロシアの専門家が福島第1の問題で互恵協力することによって、放射能汚染水の問題について悩まずに済み、また環境の脅威を除去できるだけでなく、両国の信頼関係を著しく強める。これは今日、とても重要」と、原子力エネルギーの独立専門家アレクサンドル・ウヴァロフ氏は考える。

↑↓同じ内容で、↑の記事方がより具体的。

福島原発、トリチウム汚水浄化器の設置をロシアに依頼、来年初頭にも
2015年07月09日 Sputnik 日本
http://jp.sputniknews.com/japan/20150709/552877.html
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