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 安倍晋三首相は24日夕、東京・谷中の全生庵で座禅を組んだ。世論の反対が強い安全保障関連法案の参院審議を来週に控え、座禅で心を静めた。

 首相が全生庵を訪れるのは、政権復帰後5回目。第1次安倍内閣で金融担当相を務めた山本有二氏が同行した。座禅後、首相はコメントしなかったが、山本氏は記者団に「参院審議で息を抜けず、参院には迷惑をかけて悪いと言っていた。気負いも焦りもなく、淡々と国会審議を尽くしたい気持ちのようだった」と語った。