国内販売も好調なMT-07をベースに、よりクラシックなスタイルのネイキッドを投入してきました。前衛的なストリートファイターのスタイルのMT-07とは対照的に、往年の名車のスタイルを現代的に解釈した落ち着きの有るデザインになっています。MT-07やMT-09で今のトレンドをしっかり押さえているヤマハですが、こういう変化球も出てくる辺り憎いですね。
中身としては、MT-07と多くを共用しているので、クロスプレーンコンセプトによる689cc並列２気筒エンジンを搭載していますが、どちらかという見て頂きたいのは中身よりもルックス方向です。
現代のスポーツネイキッドのMT-07に比べると、XSR700はタンクやシート周りが多くの人のイメージする古き良きネイキッドの要素を色濃く残しています。ヘッドライトもストリートファイター的な強面ではなく、クラシックな丸目ライト仕様にされ、一方で車体の下半分はショートマフラーなどマスの集中化を進められた近代的なバイクのそれになっています。先進的なMT-07に比べると、ネイキッドを今風にした様なある種懐かしさも覚えるバイクに仕上がっています。
ストリートファイターの過激なルックスが肌に合わない方には特に歓迎されるスタイルではないでしょうか？クラシックとモダンの同居したデザインは前から見ても横から見ても色気を放っています。今年の年末に販売がスタートするようですが、カラーバリエーションはこのグリーンとシルバーの2色展開。シルバーも文句なしに渋い…
ワックスコットン製の味の有るバッグなどのアクセサリー類も公式より発売されており、国内販売が待ち遠しい一台です。