南北民間団体 8月共同行事で合意に至らず=再協議へ 

【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮の民間団体が23日、北朝鮮・開城で8月15日の光復(日本による植民地支配からの解放)70周年を記念する南北共同行事の開催について協議したが、合意に至らなかったことが分かった。双方は共同行事開催のため、31日に開城で追加協議を行う。 

 この日の協議は韓国側の共同行事準備委員会が6日に北朝鮮側の準備委員会に開城での協議を提案したところ、北朝鮮側が20日に応じる意向を示し、実現した。

 韓国統一部は22日、同協議のための韓国側準備委の北朝鮮訪問申請を承認した。 

 北朝鮮側は韓国側に対し、8月13~15日に開催される北朝鮮の民族統一大会への参加を求めたという。韓国側は共同行事をソウルと平壌で同時に開催し、双方が相手側の行事に参加する案を提示した。韓国側準備委は記念式や文化行事、学術大会などを準備している。北朝鮮側は韓国側の提案に確答を避けたという。 

 双方の準備委員会は5月に中国で、6月15日の南北共同宣言15周年記念行事のソウル開催にいったん合意しながら、行事の趣旨や8月15日の共同行事開催地などをめぐり意見がまとまらず、計画は立ち消えとなった。

 8月15日の光復70周年共同行事は民族の正統性を示すという象徴性の強い行事となるだけに南北とも実現には意欲的だが、開催にこぎ着けるには今回の協議で開催地問題などを解決する必要がある。そのため、韓国側が提示したソウルと平壌での同時開催に北朝鮮側が応じるかに関心が集まっている。 

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