【ソウル聯合ニュース】韓国政府高官は23日、韓国と北朝鮮の民間団体が同日に8月15日の光復(日本による植民地支配からの解放)70周年を記念する南北共同行事の開催をめぐり話し合うことについて、共同行事の開催が成功するよう積極的に支援していくことを示唆した。
同高官は記者団に対し、行事開催に向けた南北民間団体の事前接触を承認した理由について、「民間レベルで可能な限り(北朝鮮と)接触し、(南北関係)改善の糸口を見つけようと努力している」と述べた。
また、「今後もこうした民間交流を積極的に支援し、南北関係の発展と平和統一を目指すきっかけをつくるため努力していく」と強調した。
さらに、故金大中(キム・デジュン)元大統領夫人の李姫鎬(イ・ヒホ)氏が来月に予定している平壌訪問の際に、北朝鮮側に政府のメッセージを伝えるかについて「(李氏が北朝鮮に)行くこと自体が大きなメッセージだ」と話した。
南北経済協力事業を行う開城工業団地で働く北朝鮮労働者の賃金問題をめぐる南北高官級協議の開催については、早期解決のため開催する必要性があるとの認識を示した。
一方、南北当局が非公式に接触する可能性について「可能性はある」と述べ、南北関係の特性上、全てを明らかにすることはできないと説明した。