FIFA元副会長の鄭夢準氏 次期会長選「挑戦価値あり」

【仁川聯合ニュース】国際サッカー連盟(FIFA)の元副会長で名誉副会長を務める鄭夢準(チョン・モンジュン)氏(63)が23日、FIFAの腐敗問題に関連し、「会長が清廉でなければならない」と述べた。出馬の意向を明らかにしたFIFA次期会長選挙については、当選は容易でないだろうが挑戦する価値があるとした。

 鄭氏はこの日、北中米カリブ海サッカー連盟主催のゴールドカップが開かれる米国に出発した。その際、仁川空港で取材陣に対しFIFAの不正・腐敗問題に言及。正すべき点として、FIFA会長の経費やボーナスが公開されていないこと、FIFA内の独立機関の責任者を会長が実質的に任命していることを挙げた。また、ワールドカップ(W杯)予選に出場する費用のない国には支援が必要だとした。

 一方、来年2月のブラッター会長の後任選びに関し、ブラッター氏が不当に関与しないよう、公平に管理する必要があると指摘した。

 自身については「(当選は)簡単なことではないが、(挑戦する)価値はあると思う」と意欲を示した。8月中旬ごろ、欧州で正式に出馬宣言する計画だという。

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