立体駐車場で車10台が転落、横転 兵庫
神戸新聞NEXT 7月25日(土)20時49分配信
兵庫県姫路市の外郭団体、市まちづくり振興機構は25日、管理するJR姫路駅南の複合ビル「じばさんびる」(同市南駅前町)の立体駐車場内で、自動車計10台が転落や横転するなどの事故があったと発表した。けが人はなかった。同機構は駐車場の利用を停止して原因を調べている。
同機構によると、駐車場は「垂直循環式」で、車を載せる台を観覧車のように循環させる。2基あり、1基当たり30台収容できる。
発表によると、事故が起きたのは、24日午後3時50分ごろ。22台を収容していた1基から係員が車を出庫させようと操作した際、大きな異音がしたため動作を停止した。
保守点検業者などが確認したところ、車を載せる台が下に折れ曲がり車が横転、落下していた。押しつぶされた車もあったという。
駐車場は1983年のビル開業時から稼働。毎月定期点検を実施しており、前回は6月29日だったが、異常はなかったという。
同機構は原因を究明した上で外壁を外すなどして車を取り出す方針。発表まで丸1日かかったことは「概要把握に時間がかかった。被害者もあり、事故後すぐに発表すべきだった」と釈明した。