いきなりかもしれませんが、Twitterの全てのアカウントを削除しようと思います。
理由は色々とありますが…
まず、私には病気があります。
『アスペルガー症候群』というものです。
いわゆる発達障害です。
『自閉症』と『通常の人』の中間みたいなものです。
私の場合は生まれつき脳に障害があったのと、育った家庭環境両方に問題があります。
私は今まで、自律神経失調症だと思い治療してきました。しかし医者が私の幼少期の事で気になるところを見つけてくださり、検査を受けました。そして最近になって、やっと病名がわかりました。
私のアスペルガーの症状としては、全ての感覚が人並み以上に敏感に反応してしまいますが、特に『視覚』と『聴覚』に問題があります。
例えば、私の場合は興味のある教科の教科書は、一度読んだだけで全て視覚で覚える事が出来ました。
聴覚に関しては、日常生活の音(エアコンや外の風の音等)すら敏感に察知してしまい、それが無意識にストレスになったりしてしまいます。
育った家庭環境というのは、私は幼少期~高校時代までたまに父親に暴力(殴る、蹴る、物を投げつけられる、怒鳴られる)がありました。今でもそれがフラッシュバックとして蘇り、とても苦しくなります。
特に小学校時代は転校もたえなかったので、私はやはり色んな面で周りと感覚、感じ方、偏りの違い等で、いじめの対象になりました。
中学時代もやはり生徒会やピアノ等、どこか目立ってしまい、同級生からも部活内でもいじめにあってしまいました。『出る杭は打たれる』…ようなものです。
高校時代はなるべく目立たないように…とメイク等しないよう気をつけたり、部活にも入りませんでした。周りと感覚を合わせたり、話を合わせようと必死でしたが、やはりどうしても上手くいきませんでした。特に女性特有の『グループ』がどうしても苦手でした。異性と話しただけで『男好き』と言われ、有る事無い事噂をたてられ、最終的にはやっぱり一人でした。
大学は女子大を選択しました。男性もいないし、私がもっと周りに合わせる努力さえすれば、上手くやっていけると思ったからです。しかしその頃から、精神的にも身体的にも疲れ切ってしまったのか、手足の震えが止まらず一人で電車に乗ることすらできなくなりました。なので、止むを得ず休学しました。するとますます大学にも行きづらくなり、友達もいない生活が続いたのもあり、大学を辞める事にしました。
なんとか社会に出てからも、やはりどうしても上手く出来ない事が多々ありました。簡単な事でも、なぜか私には出来ない…そんな繰り返しで、いくつか仕事を転々としました。すると体調も悪化し、しばらく休職することになりました。
しかし、やはり27年間のエネルギーが切れてしまったようです。私なりに精一杯の努力をして生きてきたつもりでしたが、最近になって色々と感情が抑えられなくなりました。
Twitterは、友達も大していない私にとって、追い込まれた時の逃げ場のようなものでした。そこではたくさんの出逢いがあり、主に写真を通して多くの方と、繋がる事が出来ました。
…その中で私にとって一番の出逢いは、やはりくんかずと巡り会えた事です。
私は初めて出逢った日から、彼が抱えているものがわかりました。笑っていても、彼にはなにかあるんだと気付きました。
気になった私はLINEを聞いて、一度お話しようと思いました。それでやはり確信しました。
最初は、そんな彼を少しでも支えたい…という気持ちでした。例え彼自身が私に心を開けなくても、それでも良いと思いました。
今思えば、付き合った時点でお互いまだ好き同士ではなかったのかもしれません。
私はどこか暗闇にいる彼を照らしたい…と思って一緒に過ごしていくうちに、彼を心から愛してしまいました。本当に、彼なしでは生きていけないのではないかと思うくらいに愛おしく、大切な存在になりました。
…すると私の欲が出てしまいました。最初に彼のペースに合わせると約束したのは私なのに、『愛されたい』と願うようになってしまいました。
そんな私が、最近になりまた色々と過去のトラウマやフラッシュバックで非常に苦しみ、彼にまでたくさん迷惑をかけてしまいました。苦しめてしまいました。本当に彼には、申し訳ない事をしてしまったと思います。
お互い話し合いましたが、やはり別れようという結論になりました。
彼には本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。きっと8ヶ月もこんな私と過ごすなんて、我慢や苦労も絶えなかったと思います。きっと別れるという判断も、優しい彼は本当に悩んだと思います。
私も彼のことを本当に愛しているからこそ、今の私とは一緒にいない方がいいと思います。
Twitterには皆さんとの楽しかった思い出が本当にいっぱい詰まっています。…しかし今はやはり彼との幸せすぎた日々があまりにも残りすぎています。いくらブロックしようが、写真を消そうが、私はTwitterを開くたびに思い出してしまうでしょう。
正直、私の中でもいつかこうなる日がきてしまう気がしていました。だからその時はTwitterを辞めようという気持ちでいました。彼は止めてくれましたが、私が決めたことです。
やはりアスペルガーの特徴として、周りとコミュニケーションをとるのが苦手なのもあります。それにも悩んでいたのは事実です。
アスペルガー症候群は、治る病気ではありません。人によって症状も様々です。しかし例え私が『アスペルガー症候群』だからといって、私自身の中身や人柄等が変わるわけではありません。
27年間、それなりに苦労はしながらもここまでちゃんと生きてこれましたし、これからも工夫さえすれば、ちゃんとした人生を歩めると信じています。
アスペルガー症候群の患者数は、圧倒的に男性が多いです。男性と女性は元々の脳の作りや感じ方が違うからだとも言われています。最近になり、ようやく女性のアスペルガーが認知されてきていて、男性との症状の違い等も注目されています。きっと今後、医学の進歩などで、女性の患者数が一気に増えてくる病気ではないかと思います。
しかし、やはり病名だけで偏見等持たれてしまうのも仕方ない世の中でもあります。アスペルガーに限らず、様々な病気がそうである現実です。
私はここ数年、自らたくさんの精神病や何かと負担を抱えている方と関わってきました。症状は本当に人それぞれです。しかし皆さんに共通しているのは、本当に真面目で優しく、魅力的な方ばかりだということです。
私からできれば皆さんに理解していただきたいのは、病気でも偏りでも何でも、それはその人の『個性』として見てもらいたいのです。人間は一人一人違いますよね。『悪い面』だけでなく『素敵な面』を見てもらえる社会になれば…と私は願っています。
色々と長くなってしまいましたが、私はこれからきちんと治療に専念しながら、音楽も無理のない範囲で続けていき、自分の夢を叶えたいと思います。
そして彼とも話しましたが、『お互いが成長して、またその時逢えたら…』と。
またいつか、元気になったらここへ戻ってくるかもしれませんし、戻らないかはわかりません。
でも本当に、仲良くしてくださった皆さんや彼には感謝の気持ちでいっぱいです。今まで本当に本当にありがとうございました。