「タイガーマスク」が子どもたちにウナギをプレゼント
2015年7月23日19時30分 スポーツ報知
石川県小松市の福祉施設「小松こども医療福祉センター」で23日、漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る男性が訪れ、24日の土用の丑の日を前に入所者にウナギのかば焼きを贈った。
センターによると、送り主は能美市在住で小松市内に勤務しているという39歳の男性。今月中旬、センターに対してプレゼントの趣旨を連絡してきた。「食品の寄贈なので」との理由で、名前や住所などの個人情報を明かしつつ、ボランティアなので「伊達直人」名での寄贈を希望したという。
ウナギのかば焼きは鹿児島県産の28本分。23日午前、手渡された子どもたちらは大きな声を出して喜び、感謝を伝えた。センターでは入所者ら約70人で分け合い、24日の昼食でうな丼にして味わう予定。担当者は「有りがたいことです。ウナギをいただいて、子どもたちも暑い夏を乗り越えられると思います」と感謝しきりだった。
「伊達直人」を名乗って福祉施設などに寄付をする「タイガーマスク運動」は2011年1月に全国に急激に波及した。ただ、事前に名前を明かして寄付の意向を伝えたり、ウナギを贈ったケースは極めて珍しい。