防衛省でドローンが風で流され迷子に
2015年7月22日20時59分 スポーツ報知
22日午後1時ごろ、東京・市谷の防衛省のグラウンドで、飛行中の小型無人機「ドローン」が風の影響で北側の敷地外に流され、行方不明となった。午後6時10分ごろ民間人から通報があり、警視庁が同省近くでドローンを回収。見失ったドローンとみて確認を急いでいる。人的、物的被害は確認されていない。
ドローンは縦横約30センチ、高さ約8センチ、重さ約1キロ。防衛省は23日に、望遠カメラを使ったドローン対策の関係省庁向け説明会を予定しており、この日は民間業者や自衛隊員がテスト飛行をしていた。業者の所有で市販されているタイプという。
当時は風速3・6~11・8メートルで、業者が操縦。隊員らは「風にあおられ、4、500メートル離れたところでコントロールが利かなくなった」と話している。
説明会は中止する。深山延暁運用企画局長は「対策を講じなければならない立場なのに、こういった事態を引き起こし申し訳ない」としている。