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徴用問題、「無視」と反発=三菱マテリアルの米中対応で―韓国

時事通信 7月24日(金)18時41分配信

 【ソウル時事】三菱マテリアルが戦時中の強制労働問題で、米中両国で元労働者らに謝罪するなど積極姿勢を示したことに、韓国メディアは「韓国だけを無視している」(YTNテレビ)と受け止めている。
 米中と韓国は事情が異なるため、同社の対応に違いが出ているが、韓国では「恨み節」が広がっている。
 三菱マテリアルは19日、戦時中に旧日本軍の捕虜となり、鉱山で強制労働をさせられた元米兵や遺族らに謝罪した。また、元中国人労働者や遺族が謝罪や賠償を求めた問題で、元労働者側との和解に応じ、救済を目指す方針を固めた。
 通信社・聯合ニュースは24日、こうした動きを「韓国だけを外している」と批判的に報道。三菱重工業が訴えられた韓国での徴用工訴訟への影響を懸念し、韓国には踏み込んだ対応を取れないとの見方を示した。 

最終更新:7月24日(金)18時44分

時事通信