【モスクワ支局】ロシアのメドベージェフ首相は23日の閣議で北方領土を訪問する意向を示した。具体的な島名や時期は明らかにしていない。2025年までに北方領土の開発に700億ルーブル(約1500億円)を投じる意向も表明した。
雇用創出や社会インフラの開発により「民生を改善し、現在の人口を維持する」などと語った。防衛インフラの必要性も強調し「我々の国境を守る意味もある」と述べ、日本をけん制する姿勢を示した。
2010年11月、メドベージェフ氏が大統領当時、国家元首としては初めて北方領土の国後島を訪れたほか、首相就任後の12年7月にも同島を視察した。
ロシア首相の北方領土訪問が実現すれば、第2次安倍政権発足後では初めてとなる。
メドベージェフ