西前頭13枚目の千代大龍(26=九重)が、7勝同士の対戦となった大砂嵐(23=大嶽)との一番を寄り切りで制し、8勝目をマーク。勝ち越しを決めた。
今場所は3場所ぶりの返り入幕で、幕内での勝ち越しは昨年九州場所以来。昨年秋場所では新三役も経験し、金星(2個)、三賞(1回)も獲得経験のある千代大龍だが「うれしいっす。病気もケガもしたけど、周りのたくさんの人に支えられ、感謝の気持ちを忘れずに臨みました」と、目を細めて笑った。
今場所は師匠の九重親方(元横綱千代の富士)が病気で休場中だが、毎日のようにメールが届くという。「『お前の相撲は前に出る相撲だ』とか、送ってもらっています。残り(4日と)少ないけど、1つでも多く勝てるように頑張ります」と胸を張った。