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トルコ シリア側のIS拠点を初めて空爆
7月24日 21時26分

トルコ シリア側のIS拠点を初めて空爆
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シリアと国境を接するトルコは24日、政府軍が過激派組織IS=イスラミックステートのシリア側の拠点を初めて空爆するとともに、警察も過激派組織のメンバーを拘束する大規模な作戦を進め、今月起きた自爆テロ事件をきっかけに、ISに対し強硬な姿勢を強めています。
トルコ首相府によりますと、現地時間の24日午前、トルコ軍の戦闘機3機が過激派組織ISのシリア側の拠点2か所と戦闘員の集合場所に対して空爆を行いました。また警察官およそ1万人を動員し最大都市イスタンブールをはじめトルコ各地で過激派組織のメンバーを拘束する大規模な作戦を進め、これまでに外国人を含むおよそ300人を拘束したということです。
トルコでは20日にISとつながりのある男による自爆テロ事件で32人が死亡したのをきっかけに政府への批判が高まっており、トルコのダウトオール首相は「国民の平穏を乱すことは許さない。テロ組織がトルコに損害を与えるなら、10倍の報復を行う」と述べ、ISに対する軍事作戦を続けていく姿勢を強調しました。トルコがISの拠点に対して空爆を行ったのは初めてで、さらに、シリアとの国境に近いインジルリク空軍基地をアメリカがISの空爆のために使用することも認めており、トルコは自爆テロ事件をきっかけに、ISに対し強硬な姿勢を強めています。

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