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No.3690
2015年7月23日(木)放送
検証“安保法案” いま何を問うべきか
出演者
田中 泰臣
(NHK政治部・記者)
日本の安全保障政策を大きく変える安全保障関連法案が、衆議院を通過した。政府は、日本を取り巻く安全保障環境が根本的に変容しているとして、歴代政権が行使できないとしてきた集団的自衛権の行使が必要だと主張。これに対し、学識経験者や内閣法制局の元長官からは「憲法違反」「違憲の疑いが強い」という声が上がり、野党は批判を強めた。NHKの世論調査では、今の国会での成立に「賛成」が18%で「反対」が44%。安倍総理大臣も「国民の理解が進んでいないのも事実だ」と認める中、採決が行われた。法案は、今後、参議院で議論が始まる。残された論点は何か、どのような議論が求められるのか、考える。
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日本の安全保障政策はどう変わるのでしょうか。
議員
「賛成の諸君の起立を求めます。」
先週、衆議院を通過した安全保障関連法案。
NHKの世論調査では、国会での議論が尽くされていないと感じる人が半数以上に上っています。
女性
「国民がこれだけ反対しているのに、それを無視して強行採決するというのは民主主義ではあり得ない。」
女性
「私はどちらかと言えば賛成です。
あくまで自衛権ですので、戦争まで発展しないと考えてます。」
憲法や安全保障の専門家たちは、国会の議論をどう見ているのか。
そして今後深めるべき論点は何か。
来週始まる見通しの参議院での審議を前に考えます。
検証“安保法案” いま何を問うべきか
- 検証“安保法案” 問われた憲法との関係
- 「違憲」か「合憲」か 法律の専門家は
- 集団的自衛権と憲法 分かれる見解
- 安保法案 国民の理解は進んだか
- 集団的自衛権 平和と安全につながるか
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