先発の日本ハム・大谷=西武プリンスドーム (撮影・高橋朋彦)【拡大】
(パ・リーグ、西武6-13日本ハム、14回戦、日本ハム9勝5敗、24日、西武プリンスドーム)日本ハム・大谷翔平投手(21)が6回を102球、7安打7奪三振5失点と苦しみながらも味方の援護を受け、両リーグトップの11勝目(1敗)を挙げた。対西武戦は8試合で6勝負けなしとなった。
大谷は3点リードの四回、先頭の中村に投じた5球目のスライダーを左翼席に運ばれた。5-1で迎えた五回にも一死満塁の場面で再び中村を迎え、今度は159キロの真っすぐを右翼席へ、プロ3年目で初の満塁弾を浴び、同点を許した。
味方が再び勝ち越し11勝目を挙げたが、おかわりに2打席連発を浴びるなど、ほろ苦いマウンドでもあった。
大谷は「全体的に苦しいピッチングになってしまいました。変化球が思うように決まらず、ストレートで何とかカウントを整えるという流れが続いたので、『こういうふうに打ち取ろう』『こうやって三振を取ろう』というゲームメークができなかった。野手のみなさんに助けてもらった試合ですね」と反省とともに味方に感謝した。
レアード(2本塁打を含む3安打3打点)「何よりチームが勝ったことがうれしい。大谷も頑張って投げていた。勝ち星につながって良かった」