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 広島空港(広島県三原市)で4月に25人が負傷した韓国・アシアナ航空機の事故で、滑走路北側に残されていた機体を解体・撤去する作業が24日終わった。国土交通省広島空港事務所にこの日、アシアナ航空から連絡があった。

 国の運輸安全委員会による事故機の調査が終わったことに伴い、10日から撤去作業が進められていた。破片の飛散を防ぐためにシートで四方を囲い、23日から重機で主翼や胴体を切断。24日午後、機体がトラックで運び出された。

 広島空港は事故で計器着陸装置(ILS)が壊れ、代替装置を使っている。視界550メートル以上という着陸条件は事故機の撤去後も変わらない。