安倍内閣の支持率が下がってきた。支持率を回復するPR戦略を実施しなくてはならない。
どうも気になることがある。支持者たちの「過激な支持」の発言が公になれば公になるほど政権のPRにとってマイナスになっているのではないか?例えば、6月25日に行われた安倍首相を支持する自民党の若手議員らによる勉強会での発言。他にもネット上に溢れる政権を「支持する声」の中には、ちょっと過激なコメントもある。
一見、現政権や首相の方針を「支持する声」ではある。だがこの「行き過ぎ」たコメント(いわゆる「反韓・反中」の過激な差別思想や「沖縄世論に対する否定」など)が溢れているのを目にすると、意見は意見として理解はできるとしても、必要(実際)以上に、現在の政権が「タカ派」であるとの印象が強くなる。このことが政権側の政策PRにとって逆効果になっているのではないか。
いわゆる「ヘイト発言」など過激な主張する人が同時に現在の政権の国防政策への支持を公言するのを目にすると、政権自体の「強面」のイメージが強くなる。私はPRの仕事をしているので、ついついこうしたネット上での「政権を支持する」といいながら同時に「過激とも思える」発言を目にすると、その「ウラ」が気になって考えてしまう。
例えば…経済的にあまり豊かではなく定期的収入が得られていない方(匿名アカウントが多いのであくまで前後の発言が事実であれば)に限って、「格差が開く」ことを肯定するような経済政策に賛成する。
例えば…生活困窮者を過剰に批判する方の中には、万が一、自分自身が身体を壊し長期入院などしてしまったら、身寄りや蓄えがなく生活困難になる可能性が高そうな方が多くいる。
例えば…万が一日本が海外領域での戦争に巻き込まれたりしたら、もっとも生活に影響がありそうな方たちが「絶対にそんな危険はない」と発言されていたりする。(逆に心配をする人を「サヨク」だと言う。)
自分にとって「有利」な発言を強弁するならまだ分かるのだが、「自分にとって不利」になりかねない発言を、過剰に主張するという一見矛盾とも思える意見を目にする。私の読解力が弱くて本当は「ダブルミーニング」あるいは「皮肉」などの「褒め殺し」のコメントなのではないかとさえ勘ぐってしまうことが商売柄ある。
現政権の政策に反対する方々の中には、これまで政権が実施した「政策」自体が「怖い」あるいは「不満」というよりは、こうした過剰に「支持する人たち」の発言(空気)が怖いと思う方も中には多くいるのではないだろうか。政権の支持者たちは本心でそのように思っているのか?あるいは政権が言いたくても公式には言えないことを「忖度」して発言しているのか。支持者の「純粋さ」は純粋であるほどに他者からは受け入れられにくいこともある。
いずれにしても今後の内閣支持率の向上のためのPRという視点で考えると、現在の野党や政権を最初から批判する意図の方たちの発言ではないように思える。安倍政権の「天敵」は何か。「支持者」たちによる「過激な支持」の声が今後さらに可視化されていくことが、今後の政策PRにとってマイナスになっていくのではないかと私は思う。
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