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第1話 密入国
ガルガン帝国帝都ルオス、人族最大の都市であり、人口は五十万とも言われているが正確な数は帝国も把握してはいない。
実力主義の帝国らしく、人間だけではなく様々な種族の人族がひしめく雑多で混沌とした都市だ。
いつもはその規模に見合った賑わいをみせているのだが、現在は都市全体が異常なまでに静まり返っている。
正確には息を潜めていると言うべきで、以前ジルグス王国にてレモナス王が崩御した時の王都似ているが、あの時には無いただならぬ張り詰めた緊張感に包まれていた。
その理由は今から五日前に皇帝に成り代わり帝国を取り仕切っていた第一皇子エルドランドが急死し、さらに末のアンジェラ皇女も行方不明という非常事態のためだ。
エルドランドの死は公式の発表ではあくまで急死となっているが、その直後から帝都を軍が取り囲み何人の出入りも許されない事から何者かによって暗殺され、犯人を逃がさないように封鎖されたのだと言うのがもっぱらの噂で、それは瞬く間に人族領全体に広まった。
帝都ルオスは分厚く、見上げるような三重の城壁に囲まれており、一番外側にある日に何千何万と出入りをしている大門は現在閉じられ、完全に封鎖されている。
その為城壁の周りには入ることのできない商人や旅人が群れを成しておりさながら野営地のようになっていた。
商売品を納入できないのは死活問題であろうがどうしようもなく、その中でも逞しい商人たちは同じように閉め出され帰ることが出来ない住人達を相手に商売をしている。
その周りを通常の警備の衛兵姿ではなく、戦争用に武装した帝国軍の兵士が見回っており、その警備振りはまさに蟻一匹見逃さないと言わんばかりの厳しさで物々しさと異様さを際立たせている。
そんなある意味賑わっている中、新たな商隊らしき大きな荷車が列をなして城門へと向かってくる。
巨大な物を大量に運んでいるらしく、何頭もの力自慢の家畜、四角牛に引かせた大型の荷車は、運んでいる荷の重さで車輪が地面にめり込んでいた。
かなりの大人数で護衛の冒険者らしき者も含めれば百人は軽く超える規模だ。
「現在帝都の出入りは禁止されている!速やかに止まれ」
その先頭の馬車の前に立ちはだかり、おそらくここ数日で何百回、何千回と繰り返しただろう台詞を兵士が大声で叫んだ。
その警告に素直に従い停止すると、初老の商人が馬車から降り立った。
「お勤めご苦労様でございます。私マルニコ商会のクラウスと申します」
深々と頭を下げたのは商人の頂点に立つと言っても過言ではないクラウスだ。
「な……クラウスだと?」
衛兵もその名は当然知っていたらしく、思わず声をあげてしまい、帝国にとっても重要人物の登場に周りからも軽くざわめきが起こる。
「その件は重々承知しておりますが、こちらの品は遠くオベロス山脈より運んでまいりました最高品質の石材です……どうぞご覧ください。これほどの物はめったに手に入れることが出来ません」
良く通る声で滔々と淀みなく、まるで歌劇の一部分かのようにクラウスが命じると使用人が積み荷を覆っていた布をとると、現れたのは一点の汚れもない巨大な純白の石材で、素人の目から見ても解る美しさを誇る最上級の化粧石だった。
「御存知かと思いますが、これはアスメリア様の霊廟に使われる建築素材で、仕上げとなります正面部分のためのものを、傷一つないよう慎重に運んでまいりました」
三年前に亡くなった帝国の国母として名高いアスメリア皇后の為の霊廟は現在帝都中央部にて建築されており、最も目立つ正面部分のための石材を運んでいるというのだ。
皇后の名を出され、検分しようと近づいた兵士が慌てて後ずさる。
「つ、積み荷は解った。しかし今帝都は何人も出入りならないときつく……」
戸惑う兵士に、クラウスが遮るように畳みかける。
「しかしながら指定の月日までに必ず完成させよとの陛下直々の御命令でして……このように陛下御直筆の署名もあります」
クラウスが恭しく、やや芝居がかったとも言える動作で取り出したのは、盾に絡みつく黄金の蛇の紋章と皇帝ベネディクスの署名が入っていた豪華な書状だ。
「もし、この納入の遅れが原因で半年後の落成式に間に合わない場合、私の首は飛んでしまいますし……ご迷惑をかけてしまう事態になるかもしれません」
その時はそちらにも責任があると暗に言っており、兵士の背筋に冷たいものが走り、すでに注目の的でもあり誤魔化すことも出来ないとも解る。
「し、しばし待て」
自分では判断しかねたようで兵士は慌てて立ち去り、その背を見送りながら軽くため息をつくクラウスの背後に使用人姿の男がそっと近寄ってきた。
「うまくいきそうか?」
使用人が主人に対しする言葉遣いではなく、それは使用人に扮したカイルだった。
「手応えはあります、あれだけ言えば上の方に確認をとりますからな……これが地方で、平時ならば袖の下も有効なのですがね」
帝国の心臓部である帝都でその手は使えないと苦笑するクラウス。
「しかし、まさか完全に封鎖しているとは思いませんでした」
思い切ったことをするとクラウスが感想を漏らすと、カイルも同意する。
兵士が睨みを効かせているのと、最低限の食料などは配っているようで締め出されている者達にも今のところ大きな混乱は無いようだ。
五十万を超える住人抱える帝都だが、戦争を想定しての篭城に備え当然最低限の物資は備蓄されており、その気になれば年単位で封鎖もできるだろう。
だがそれはあくまで最低限で、快適な生活には程遠くそのうち住民の不安は高まり遠からず限界がくるだろう。
(それまでに犯人を捕まえるつもりなのか、それとも他に問題でもあるのか……)
そんなことを考えながらしばらく待っていると、武装した帝国兵があつまり始めているのが見え、少し雲行きが怪しくなってきたかとカイルが警戒を強くする。
「何かまずそうか?」
「解らん……警戒しているのは侵入者じゃなくて逃亡者のはずだからそうそう変なことにはならないと思うが……」
不穏な気配を感じたのか、護衛の冒険者に扮していたセランが聞いてくる。
「万一の際も大人しくしててくれよ。好き好んで揉め事はおこしたくない」
「へいへい……まあ最悪ばれても何とかなるしな」
そういうとセランはちらりと石材のほうを見てから引っ込んだ。
しばらくすると多くの兵士を引き連れ、いかつい顔の壮年の男がこちらに歩いてくる。
その華美な鎧から帝国が誇る五将軍の一人だとわかった。
「まずい方がいましたねえ……ダルゴフ将軍ですよ」
いかにも頑固そうないかつい顔を更に厳しくした表情で向かってくるダルゴフを見て、クラウスが苦笑いの顔になり、その反応からカイルも失敗したことを悟る。
(ダルゴフ将軍、近隣諸国にも名が知れている猛将だったな……この時も)
クラウスの力を借りて秘密裏に帝都に入りたかったのだがこれが無理となると別の手で密入国するか、もしくは最後の手に出るかと考えていると、ダルゴフが目の前にやってくる。
「これはこれはダルゴフ将軍、ご無沙汰しております」
知己があったのか、クラウスがダルゴフに慇懃な挨拶をする。
「挨拶などいい、例えアスメリア様の霊廟の為であろうと今は通すわけには……」
静かに、だが断固とした態度のダルゴフだったが、丁度その時ダルゴフの側近らしき兵士が駆け寄ってきて耳打ちをする。
囁かれたダルゴフの顔色が一瞬にして変わり、何か反論しようとしたが首を振り痛烈な舌打ちを一つする。
「……特例だ、通っていい」
ダルゴフは明らかに不本意そうな顔で、通行の許可を与える。
「これはこれは……ありがとうございます」
驚いたクラウスだが、頭を下げ礼を言うと、重々しい音をたて閉じられていた大門が開かれていった。
この様子を見ていてた周りの足止めを食らっている者達から不満の視線を感じるが、気にせずダルゴフの気が変わらないうちにとばかりにクラウスが出立の合図をする。
苦い顔のダルゴフの視線を背中に受けながら荷車はゆっくりと進み始めた。
「ふう……文字通り第一関門突破だな」
大門を潜り抜けながら、下働きの使用人姿に変装していたウルザが軽くため息をつく
頭に日差し避け布を巻きつけ特徴的な耳を隠しており、顔にも土の汚れをつけるなどをしてその目立つエルフの美貌を隠していた。
「でも、いいのかしら? そんな大事な建材にこんなことして?」
同じように下働きの格好をしていたリーゼが先ほどのクラウスの口上を思い出し、運んでいる巨大な石材を見上げ首を傾げる。
『お母様は細かい事は気にしない人でしたから、これくらいきっと許してくれます』
そのリーゼの疑問に答えるように石材の中からくもぐった声が聞こえてきた。
「あまり声を出さないでください」
慌てて駆け寄ってきたカイルが周りを警戒しながら小声で注意をする。
幸い周囲の帝国兵に気づかれた様子はなく、カイルは安堵のため息をつく。
『ふふ、御免なさいちょっと退屈で……でも、私が帝都に密入国することになるとは思いませんでした』
それは行方不明とされているアンジェラ皇女で、彼女は石材をくりぬいて作ってある空間に、隠れているのだ。
初めはいつも通り優雅で艶やかなアンジェラの笑い声だが、後半の言葉はどこか物憂げで寂しさを感じさせた。
カイル達が正体を隠して入国しなければならない理由が彼女の存在だ。
帝国の皇女であるはずのアンジェラならば無論帝都に堂々と入ることはできるが今はそれをするわけにはいかない理由がある。
一月ほど前になるが、アンジェラ皇女は何者かに命を狙われた。
狙ってきた者の正体は解らず、誰が味方で誰が敵かもわからない状況になったアンジェラは思い切った手に出る。
安全を確保するために誰にも告げず失踪し、カイル達に同行して身を守っていたのだ。
もしアンジェラを狙ったのがエルドランドを暗殺した者と同一だった場合、ただ戻ったのでは再び襲われる可能性もある。
その為アンジェラの安全を考え、こうして密入国することになったのだ。
(さて、何とか入れたが……後はどうするかだな)
この後のことは正直カイルにも考えは無い。
本来の歴史、カイルの一度目の人生でもエルドランドは暗殺されている。
黒幕はジルグス国のレモナス王で実行犯はミナギ、確証があるわけではないがほぼ間違いなく、だからこそ今回はエルドランドの暗殺が起こることはもう無いと思っていた。
依頼者であるレモナス王はすでに死亡し、何より実行犯であるはずのミナギがカイルと同行しているのだから。
(だが起こってしまった。暗殺そのものの時期も三月近く早い……一体誰が? 何の為に?)
カイルは考え込むが答えが出るはずも無く、一度頭を振った後帝都ルオス中心にある巨大な宮殿の方に顔を向ける。
武を尊ぶガルガン帝国らしく、無骨ではあるが威厳を感じさせるつくりで、圧迫感さえ感じさせる。
カイルはこれからそこで起こるであろう騒動を予感し、胸騒ぎを覚えながら見つめていた。
かなり間が空いてしまいまい申し訳ありません。
本日より六章の更新開始いたします。
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