2015年07月24日
【FATBIKE古社巡礼!】尾張國中嶋郡・裳咋神社(車塚古墳)
FATBIKEで稲沢市内のあぜ道を流していると田んぼから何かがピョンと跳ね出した。
黄色っぽいそれは道路をまたいで向かい側の田んぼに飛び込んだ。
のぞいてみると体長40センチくらいのイタチのような小動物。
僕の気配を感じて逃げていった。
北上して一宮市に入り名鉄尾西線沿線を走っていた。
「観音寺」駅近くの公園で地図を確認しようとFATBIKEを止めたところ、側溝の隙間から顔が出てきた。
さっき見たヤツじゃん…
思わず声を上げる。
僕と目が合うとその小動物は再び側溝のなかに隠れてしまった…
一宮駅から酒見神社前の交差点を東へ向かうと住宅地のなかに小高い山が見えてきた。
「車塚古墳」
所在地は一宮市今伊勢町目久井。
「式内社調査報告」には、稲沢の裳咋神社に論社はないとしながらも、同じ読みの地名が一宮にもあり、その地名に古墳が存在すると記されている。
実際の古墳は前方後円墳の一部が残っており、墳丘上をクスノキが勢いよく葉を繁らせていた。
すでに入口は封鎖されていたが、塚の上の階段といい、以前は墳丘に上ることも可能だったようだ。
それにしても、同じ「モクイ」という地名で、一方は神社、一方は古墳…
そんなことがあるものなんだなぁ〜
写真は愛知県一宮市。