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【西伊豆感電死】100ボルト電源使用か 2人死亡の防獣電気柵 静岡県警が実況見分

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【西伊豆感電死】
100ボルト電源使用か 2人死亡の防獣電気柵 静岡県警が実況見分

2人が死亡する感電事故があった現場の周辺を調べる捜査員=20日午前10時14分、静岡県西伊豆町

 静岡県西伊豆町で獣害対策として設置された電気柵付近で7人が感電し、うち男性2人が死亡した事故で、電気柵が近くの農機具小屋にある電圧100ボルトの家庭用コンセントを電源にしていたことが20日、下田署への取材で分かった。変圧器は付けられていたが、作動していなかった可能性もあるとみられる。

 事故後、現場に入った人も「水の中でピリピリした」と話しており、下田署は業務上過失致死傷容疑を視野に捜査を開始。現場を実況見分して詳しい状況を調べている。農林水産省は30ボルト以上の電源を使用する電気柵を人が容易に立ち入る場所に設置する際は漏電遮断器を設置するよう求めている。

 同署は、死亡したのは川崎市宮前区東有馬の尾崎匡友さん(42)と、神奈川県逗子市新宿の岩村知広さん(47)と明らかにした。

 また、岩村さんの妻、貴子さん(42)と長男の小学生、海青君(8)が重傷。尾崎さんの妻、由香さん(43)と長男の小学生、来空君(8)、西伊豆町の山本澄江さん(75)が軽いけが。

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