「Windows 10への無償アップグレードを抑止する方法」は危険なので実施しない方がよいでしょう
Windows Updateや通知領域に表示されているWindows 10へのアップグレード予約ですが、これを抑止する方法というものがマイクロソフトから公開されたそうです。
ただ、公開された方法は、一般ユーザーには敷居の高い操作で、間違うとパソコンが立ち上がらなくなる危険性もあり、やめておいた方がよいでしょう。
指示された方法
TechNetに公開された内容は以下のものです。
まず、KB3065987(Windows 7用)かKB3065988(Windows 8.1用)を適用することで該当するレジストリーキーを作成し、その後、レジストリーキーを有効(アップグレードを無効)とするものです。ローカルグループポリシーエディターを使う場合は「ファイル名を指定して実行」から「gpedit.msc」を起動します。
抑止する方法は危険
抑止するための方法は、一般ユーザーには馴染みのないローカルグループポリシーエディターやレジストリを直接操作するもので、間違えるとシステムが起動しなくなるなど大変危険なものです。
いろいろな場面でWindows 10へのアップグレード予約を強要してきますので邪魔なのですが、予約しなければ何も変わりませんので、危険を冒してまで上記方法を実施する必要はありません。
予約してしまった場合は7/29を過ぎると数GBのWindows 10がダウンロードされますが、アップグレードの準備ができたと表示されても無視すればよいだけです。
予約の取り消し
間違えて予約してしまったとか、考えが変わったとかで、予約をやめたい場合は以下の手順で取り消します。予約を取り消すことでWindows 10がダウンロードされる数GBのディスク消費は無くなります。
まず、画面右下の通知領域にあるWindowsのアイコンをクリックします。
すると、この画面が表示されるので、左上の3本線のアイコンをクリックします。
メニューの「アップグレードの入手」の下の「確認の表示」をクリックします。
左下の「予約の取り消し」をクリックします。
右の「予約の取り消し」をクリックします。
取り消し処理が終わると、この画面になるので「閉じる」をクリックします。
まとめ
企業のIT管理者向けの情報のようですが、記事や告知の仕方から一般ユーザーが実施しそうで危険です。特に通常は記されているレジストリの直接操作の危険性について全く言及がないのも困ります。
「Windows 10への無償アップグレードを抑止する方法」は、内容が理解できないようなら実施しないようにしてください。