タイで振り込め詐欺やオンライン賭博などの犯罪に手を染めた韓国人68人が、韓国とタイの警察の捜査共助により、現地で検挙された。これは海外で現地警察との捜査共助により検挙した人数としては過去最高だ。警察庁はこの68人のうち25人を韓国に送還し、残る43人も近日中に送還する予定だ、と23日発表した。警察は送還された容疑者のうち17人を逮捕し、残る8人についても逮捕状を請求する方針だ。68人のうち、振り込め詐欺に関与した容疑者は32人(4件)、オンライン賭博に関与した容疑者は36人(8件)となっている。
S容疑者(33)ら7人は、タイにコールセンターを設け、振り込め詐欺によって64人の被害者に約8億2000万ウォン(約8700万円)を送金させ、だまし取った疑いで送還、逮捕された。
P容疑者(40)ら3人は、タイに事務所を設け、昨年12月1日から最近まで、5億ウォン(約5300万円)規模の違法なスポーツトト(くじ)サイトを運営した疑いが持たれている。