寂聴さん「何とか覆さなければ」 安保法案、法話で訴え京都市の寂庵で定例の法話を開いた瀬戸内寂聴さん=19日 作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(93)が19日、京都市の寂庵で定例の法話を開き、集団的自衛権行使を可能にする安全保障関連法案の衆院通過を受け「何とか覆さなければならない。若い人たちが立ち上がっているから、希望がないわけではない」と訴えた。 自身の戦争体験にも触れ「戦争は『集団人殺し』。世のため人のための戦争など存在しない」と指摘。「かわいい息子や孫が戦争に連れて行かれ、行けば殺さないと殺される」と語った。 与党による採決強行という手法と安倍晋三首相も批判し、「多くの人が反対したことは歴史に残る。安倍さんがいかに悪い政治家だったかも歴史に残る」と強調した。 【共同通信】
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