私の愛しいアップルパイへ
ほほう、世に溢れるタスク管理ツールを片っ端から試してきたこの私にタスク管理ツールBest 15を聴きたいとな?よろしい。それでは今日はご希望通りの内容をご披露することにしましょう。
ここでいうタスク管理ツールは「やると決めたけど、やるタイミングは自分で柔軟に決められること」を管理するツールとししましょう。やるかどうか決めていないアイデアの類や、やるタイミングまで決まっているイベントの類は主たる対象ではないと位置づけます。
それぞれのツールは独自性およびコンセプト、動作スピード、機能の充実度、対応プラットフォーム、デザイン、価格を総合的に判断してランキングにしています。
対応プラットフォームについては汎用性を考えてなるべくWebで使えるものを選出。また、価格については基本無料のものを中心に選出し、有料プランがあるものについても個人でも十分払える範囲のものを選出しておりますので、ご安心ください。
それでは参りましょう!リッスン!
(静かになる)
≪15位~11位≫
それではまずは15位~10位から。上位のツールと比べると総合的な機能は見劣りしますが、特別な要求に合致すれば十分選択肢に入ってくるでしょう。
■15位:Remember The Milk
Webで使える無料のタスク管理ツールとして古くから根強い人気を持つのが「Remember The Milk」です。
歴史あるツールなのでユーザーは多いと思われますが、現在ではその操作性やデザインなどが時代遅れになっているのも事実です。
ランキング上位のツールと比較して特段機能が優れているというわけでもないので「すでに使っているから」という理由以外でこれからこのサービスを選択するメリットはほとんどないでしょう。
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■14位:Wunderlist
「Wunderlist」は非常にシンプルなタスク管理ツールです。スマホアプリがあったりと対応プラットフォームは幅広く、デザインもそれなりにモダンで、人とタスクを共有する機能を持っているのも好印象です。
ただし機能としては単純なチェックリストくらいの用途にしか使えず、貧弱と言わざるをえません。ちなみに2015年にMicrosoftに買収されたため、今後の発展に期待できるかもしれません。
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■13位:TASKMAN
「Wunderlist」のデザインを劣化させて、そのぶん機能を充実させたようなツールがこの「TASKMAN」です。
国産ツールで日本語対応や日本語ガイドが充実している点は評価できますが、上位のツールと見比べるとあえてこのツールを選択する理由は無いでしょう。
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■12位:チャットワーク
その名のとおりチャット機能でチーム間の連絡を円滑にしてくれる国産ツールがこの「チャットワーク」です。
チャット機能の一部として、タスク管理機能も提供されています。
ただし、飽くまでメイン機能はチャットなので、タスク管理機能は最低限の機能を持っているだけという位置づけです。
チーム間で連絡を取り合いながら、シームレスにタスク管理もできるというユニークさを評価してこの位置にランクインしました。
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■11位:Google Tasks
スケジュール管理ツールである「Google Calendar」に内包されているタスク管理ツールが「Google Tasks」です。
機能としてはタスクを箇条書きにしてチェックしていけるだけという貧弱さですが、イベント管理とタスク管理の親和性の高さは評価できます。
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≪10位~6位≫
続いて10位から6位の発表です。このあたりから、際どい戦いが繰り広げられます。
■10位:Evernote
メモツールとして圧倒的なシェアを持つ「Evernote」ですが、タスク管理にも使うことができます。
もともとメモツールなので、タスクとともに添付資料を貼り付けたり、外部リンクを貼り付けたりと自由度が高く扱えます。また、リマインダー機能も実装されていたりと、チャットワークやGoogle Tasksと比べて高機能です。
複雑なタスク管理を必要とせず、かつEvernoteのヘビーユーザーであれば、Evernoteをタスク管理ツールとして使うのもありでしょう。
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■9位:Trello
ホワイトボードに付箋をぺたぺた貼る感覚でタスク管理できるユニークなツールが「Trello」です。他のツールと比べて視覚的にタスク管理できるのが特徴です。
カンバンと呼ばれるような管理方法を望んでいるなら、このTrelloが良いでしょう。価格、機能、対応プラットフォームなど、カンバン系のツールでは1番の出来です。
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■8位:Coach.me
「Coach.me」(旧Lift)は、習慣形成に重きを置いたタスク管理ツールです。特に毎日やることを管理するのに向いているユニークなツールです。
例えば、毎日朝9時に薬を飲む、毎晩寝る前に体重を計る、毎日2kmのウォーキングをするといったタスクを毎日チェックすることで習慣形成をサポートしてくれます。
同じ習慣を設定しているユーザー同士でいいねをつけあったり、コメントし合うことができて、習慣形成を促進してくれます。
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■7位:サイボウズLive
国産の無料グループウェアとして名高いのが「サイボウズLive」です。チャット、カレンダー、タスク管理、ファイル共有、掲示板、連絡帳と、チーム活動に必要な機能が全部入りになっています。
また、1つ1つの機能の質も十分実用レベルに届いていて、色々なツールを使うのは面倒だし定着しないという場合にはこのサイボウズLiveが良いでしょう。
タスク管理機能に限っていえば、上位ランクのツールと比べると動作スピード、操作性、デザインまわりに少々難ありですが、それでも十分使いものになるはずです。
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■6位:Nozbe
「Nozbe」はGTDというタスク管理手法をベースに開発されたツールです。GTDを実践したいという方はこのツールがベストでしょう。
シンプルで操作性も機能性も高いので、GTDを知らないという場合でも便利に活用することができるでしょう。各種アプリケーションが充実していて、対応プラットフォームが幅広いのもGooooood!です。
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≪5位~1位≫
ついにBest 5の発表です。ここから先はまずどれを選択しても失敗しません。場合によっては、用途に応じて複数を使い分けることもあるかもしれません。いずれも私が「ううむ」と唸った豪傑ばかりです。
■5位:Brabio!
「Brabio!」はガントチャートの作成に特化した国産のツールです。タスクごとに着手日と期間を設定して、タスク間の関係を設定して、リアルタイムに進捗を管理していけるので、大規模なプロジェクト全体のタスクを管理できます。
ガントチャート作成でいえば、世界的に見てもこのBrabio!以外に選択肢はないでしょう。まだExcelでガントチャートを作っているのなら、いますぐこのツールに乗り換えましょう。
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■4位:Todoist
「Todoist」は操作性、デザイン、機能性、全体を通して「洗練されている」という言葉が一番似合うタスク管理ツールでしょう。
タスク管理ツールに必要な機能が網羅されていて、使いやすく実装されています。タスク完了の数に応じてカルマという称号が得られるなど、ゲーミフィケーション要素が含められているのもユニークです。
Todoistはタスク管理ツールとして最も使いやすいツールといえるでしょう。
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■3位:Producteev
「Producteev」もTodoistと同じように操作性、デザイン、機能性に優れたツールです。ただし、そのいずれもTodoistと比べたら少々劣るかもしれません。
しかし、Producteevが本領を発揮するのは他人とタスクを共有することなのです。現状、チームで使えるタスク管理ツールはとても貴重です。正直なところ、まともに使えるものがほとんどありません。
チームでタスク管理するうえで、Producteevほど優れたツールを他に知りません。しかも無料!その貴重さを評価して堂々の第3位にランクインです。
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■2位:Toodledo
「Toodledo」は個人向けタスク管理ツールの完成形に近いと言っても過言ではないでしょう。
そういう意味では「Todoist」の良きライバルのようなツールです。デザイン、操作性はTodoistに軍配が上がりますが、機能面ではToodledoの方が優れています。
柔軟なリピート機能、柔軟な絞り込み機能、柔軟な個別設定、充実した外部サービス連携、タスクリストを作成する上で、これほど柔軟にリストを作りこんでいけるツールはそうはありません。
さらに、タスクリストの作成に加えて、ノートの管理、習慣の管理、アウトライナーなど、個人の生産性を上げるための追加機能も豊富です。無料でも十分実用的なうえ、有料プランも年1,000円程度と安い!
一般的な意味でのタスク管理をするのなら、最も機能的に優れているのがToodledoということになります。
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■1位:TaskChute(and Tasukuma)
栄えある第1位に輝きましたのは、ライフハック系の有名ブログ「シゴタノ!」の大橋さんが開発されたツール「TaskChute」です(iPhone版は別の開発者でTaskumaというアプリがあります)。
TaskChuteはExcel上で動作する少々特殊なツールです。最初に今日一日のタスクリストを作りタスクにがすべて見積もり時間を設定します。そして、タスクを実行するときは必ずタスクの開始時間と終了時間を正確に記録します。そうすることで、今日の仕事が終わる時間や残業時間、空き時間の量などをコントロールできるユニークなツールです。
タスクの実行と記録を同時に行い、それによって時間の使い方を変えていくという思想のツールは、恐らく世界的にみてもこのTaskChuteしかないでしょう。そして、その効果たるや素晴らしいものがあります。使っているうちにタスクを管理するという枠を超えたパワフルな効果を体感できるでしょう。
TaskChuteはExcelで動作するツールですし、TaskumaもiPhoneにしか対応していないので使える環境は限定的です。価格も無料版のものは一応あるものの機能が大きく削減されているので、基本有料のツールと考えてください。
しかし、タスク管理ツールの常識を覆すその唯一無二の存在感を評価して、第1位としました。とにかく一度お試しあれ。
≪生産性を上げてあなたのパワーを噴火させろ!≫
私がタスク管理ツールを愛するのは、いま自分が没頭すべきことに没頭することで、自分の実力を100%発揮する手助けをしてくれる点です。
用途に合わせて今日ご紹介した15のツールを使い分ければ、きっとあなたの優れたパワーを引き出してくれるでしょう。
最後に全ツールのランキングとツールへのリンクを掲載して、この記事の終わりとしましょう。
- 15位:Remember The Milk
- 14位:Wunderlist
- 13位:TASKMAN
- 12位:チャットワーク
- 11位:Google Tasks
- 10位:Evernote
- 9位:Trello
- 8位:Coach.me
- 7位:サイボウズLive
- 6位:Nozbe
- 5位:Brabio!
- 4位:Todoist
- 3位:Producteev
- 2位:Toodledo
- 1位:TaskChute(and Tasukuma)
貴下の従順なる下僕 松崎より