この三つの駆動方式の違いは明白なのですが、ベンダーが液晶パネルの駆動方式を公開していないことがほとんどであるため、自分で見分けるしかありません。
EIZOはパネル方式を全て公開しています。
全部「VA」方式のようですね。
まあ、価格の違いを見れば納得です。
三菱は「S-IPS」というパネル方式は公開していますが(「IPS」と同じものであるかどうかは不明)それ以外は非公開。
最近はかなり「TN」の割合が高くなっているようです。
値段が安いものはほぼ「TN」と考えて良いようです。
元々、応答速度の速さでは他の方式を凌ぎますし、「VA」と見た目で大差ない製品も出始めているため、必ずしも「TN=劣った液晶」とは言えないようです。
「オーバードライブ回路」というものを載せて応答速度を上げている製品もあるため、ますますわかりにくいことにはなっています。
液晶ディスプレイ
以下引用
http://plusd.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0510/07/news002.html
スペックシートで見分けるときにポイントとなるのは、視野角、最大色数(発色数)、応答速度だ。ただし法則的に適用できるわけではないので、1つ の目安として考えてほしい。理想なのは、液晶パネルの駆動方式を各ベンダーが明確にしてくれることだ。製品を購入するユーザーの利益を考えれば、仮に都合 が悪い情報だとしても、きちんと公開するのがベンダーの取るべき姿勢だと思うのだが、いかがだろうか。
視野角
垂直方向の視野角で上と下の数値が違うものは、TN方式だと思って間違いない。ただし、ここには落とし穴がある。
視野角の数値は、一定以上のコントラスト比を保てる範囲(画面を見る角度の範囲)を示すものだが、この「一定以上のコントラスト比」がくせ者なの である。以前は「10:1」以上が標準的だったが、最近では「5:1」以上を視野角として示す例が多い。「10:1」だとスペック上の視野角が狭くなるた め、基準を「5:1」に甘くして数値上の視野角を広くしているのだ。一定の値が何であるかを公開していないベンダーも多く、それが曖昧さに拍車をかけてい る。
「5:1」のコントラスト比は、あくまで「画面が見える」という程度でしかない。正面から見た場合と比較した輝度変化や色変化はまったく考慮されていないのが現状だ。
最大色数
最大色数は「1677万色」が基準となる。「1619万色」だったり、注釈として「ディザリング使用」などと書かれている場合は、ほぼ確実にTN 方式だ。ただし、TN方式でも1677万色の製品は存在するため、1677万色ならVA方式かIPS方式であるとは言い切れない。
余談だが、1677万色という数字は、RGB各色8ビット階調で表現できる最大色数だ。RGBの3色が「8ビット=256階調」なので、256×256×256=16,777,216色となる。通常のPC環境では、この色数をフルカラーと呼ぶ。
一方、最大色数が1619万色の製品は、RGB各色6ビット階調+FRC(Frame Rate Control)という仕組みで擬似的なフルカラーを表現する。FRCとは、異なる色の表示を高速に切り替えることで、目の錯覚を利用する技術だ(例え ば、「白」と「赤」を交互に高速表示すると「ピンク」に見える)。中には、RGB各6ビット+FRCで、擬似的に1677万色を表現できる液晶パネルもあ る。
応答速度
応答速度については、中間調の応答速度を改善するオーバードライブの登場によって、少しややこしくなっている。オーバードライブを搭載した製品の 場合、従来通りの応答速度(黒→白→黒)と、中間調の応答速度がスペックに記されるケースが多い。しかし、オーバードライブを搭載しているにも関わらず、 従来通りの応答速度しか記載していなかったり、オーバードライブ搭載とも書かれていない製品もある。あくまで現時点(2005年9月現在)の目安に過ぎな いが、「黒→白→黒」または「白→黒→白」の応答速度が12ms以下なら、TN方式と考えてよいだろう。
一方、IPS方式の製品はかなり少なくなっている。売れ筋の17インチや19インチクラスは、軒並みTN方式かVA方式だ。20インチ以上の上位モデルをそれなりに展示しているショップでないと、IPS方式にはお目にかかれないだろう。
液晶ディスプレイの駆動方式を見分けるには
現在、単独の製品として販売されているPC用液晶ディスプレイは、多くがTN方式だ。その次にVA方式が来て、IPS方式の製品は少数派となった。スペックシートで見分けるときにポイントとなるのは、視野角、最大色数(発色数)、応答速度だ。ただし法則的に適用できるわけではないので、1つ の目安として考えてほしい。理想なのは、液晶パネルの駆動方式を各ベンダーが明確にしてくれることだ。製品を購入するユーザーの利益を考えれば、仮に都合 が悪い情報だとしても、きちんと公開するのがベンダーの取るべき姿勢だと思うのだが、いかがだろうか。
視野角
垂直方向の視野角で上と下の数値が違うものは、TN方式だと思って間違いない。ただし、ここには落とし穴がある。
視野角の数値は、一定以上のコントラスト比を保てる範囲(画面を見る角度の範囲)を示すものだが、この「一定以上のコントラスト比」がくせ者なの である。以前は「10:1」以上が標準的だったが、最近では「5:1」以上を視野角として示す例が多い。「10:1」だとスペック上の視野角が狭くなるた め、基準を「5:1」に甘くして数値上の視野角を広くしているのだ。一定の値が何であるかを公開していないベンダーも多く、それが曖昧さに拍車をかけてい る。
「5:1」のコントラスト比は、あくまで「画面が見える」という程度でしかない。正面から見た場合と比較した輝度変化や色変化はまったく考慮されていないのが現状だ。
最大色数
最大色数は「1677万色」が基準となる。「1619万色」だったり、注釈として「ディザリング使用」などと書かれている場合は、ほぼ確実にTN 方式だ。ただし、TN方式でも1677万色の製品は存在するため、1677万色ならVA方式かIPS方式であるとは言い切れない。
余談だが、1677万色という数字は、RGB各色8ビット階調で表現できる最大色数だ。RGBの3色が「8ビット=256階調」なので、256×256×256=16,777,216色となる。通常のPC環境では、この色数をフルカラーと呼ぶ。
一方、最大色数が1619万色の製品は、RGB各色6ビット階調+FRC(Frame Rate Control)という仕組みで擬似的なフルカラーを表現する。FRCとは、異なる色の表示を高速に切り替えることで、目の錯覚を利用する技術だ(例え ば、「白」と「赤」を交互に高速表示すると「ピンク」に見える)。中には、RGB各6ビット+FRCで、擬似的に1677万色を表現できる液晶パネルもあ る。
応答速度
応答速度については、中間調の応答速度を改善するオーバードライブの登場によって、少しややこしくなっている。オーバードライブを搭載した製品の 場合、従来通りの応答速度(黒→白→黒)と、中間調の応答速度がスペックに記されるケースが多い。しかし、オーバードライブを搭載しているにも関わらず、 従来通りの応答速度しか記載していなかったり、オーバードライブ搭載とも書かれていない製品もある。あくまで現時点(2005年9月現在)の目安に過ぎな いが、「黒→白→黒」または「白→黒→白」の応答速度が12ms以下なら、TN方式と考えてよいだろう。
店頭で見分けるには
たくさんの液晶ディスプレイを展示しているショップに足を運べる人は、駆動方式を意識して製品の画面を見てみるとよい。注目すべきポイントは少な いが、駆動方式の違いが比較的はっきり表れるのは、上下の視野角だ。TN方式は上下の視野角で色の変化が激しいが、VA方式やIPS方式はTN方式ほどは 変化しない。これによって、TN方式かそれ以外(VA方式、IPS方式)かは判別できるだろう。一方、IPS方式の製品はかなり少なくなっている。売れ筋の17インチや19インチクラスは、軒並みTN方式かVA方式だ。20インチ以上の上位モデルをそれなりに展示しているショップでないと、IPS方式にはお目にかかれないだろう。
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