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 飲酒運転に巻き込まれ、家族4人が死亡する事故が起きた北海道砂川市で、酒気帯び運転で物損事故を起こし、警察に届けなかったとして砂川署は23日、市議(共産)の星洋一容疑者(64)=同市東1条南13丁目=を道交法違反の疑いで逮捕し、発表した。「家で一人で酒を飲んでいた」と容疑を認めているという。

 砂川署によると、星容疑者は22日午前3時すぎ、市内の国道12号で、飲酒運転をして道路わきの電柱に車を衝突させながら、そのまま現場を立ち去り、警察に通報しなかった疑いがある。署は、星容疑者の自宅を家宅捜索し、ウイスキーの瓶などを押収した。

 現場近くの国道12号では、6月6日夜、家族5人が乗った軽ワゴン車が、飲酒運転の乗用車に衝突されるなどして4人が死亡している。星容疑者が所属する砂川市議会では、事故後の6月29日、「飲酒運転等の交通死亡事故を撲滅する決議」を全会一致で可決している。