韓国外交部「対話のドアは開いている」 南北接触実現するか
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の魯光鎰(ノ・グァンイル)報道官は23日の定例会見で、8月初旬にマレーシアで開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議での南北対話について、「対話のドアは常に開いている」と述べ、実現する可能性を排除しなかった。
李洙ヨン(リ・スヨン)外相が出席する可能性については、「過去に出席した例が多く、そういう側面を念頭に置いて(状況を)見ている」と述べた。
北朝鮮は代表団の宿泊先を手配しているとされるほか、ARFなどASEAN関連会議に向けて6月にマレーシアで開かれた高級事務レベル会合に朴明国(パク・ミョングク)外務次官が出席していることから、李外相が出席する可能性が高いとみられる。
ただ、南北関係は冷え込みが続いていており、李外相が出席しても南北間の意味ある接触が実現するかどうかは不透明だ。李外相は昨年8月、ミャンマーのネピドーで開かれたARF閣僚会議に出席したが、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官との会談は実現しなかった。
マレーシアのクアラルンプールでは8月5日、韓国とASEANの外相会議、6日はASEAN加盟10カ国に韓国と中国、日本を加えた外相会議、東アジア首脳会議(EAS)外相会議、ARF閣僚会議などが相次いで開催される。韓国政府は米国や日本、中国、ロシアなどとの個別会談を行う方向で調整を進めている。北朝鮮の核問題や韓日関係などについて意見を交換する見通しだ。
魯報道官は岸田文雄外相が会議に出席する場合、日本との外相会談に関し、「(6月に開催された)両国の外相会談で多国間会議の場で疎通を強化するとの合意があった」として、開催の可能性に含みを持たせた。
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