全国の高校3年生の10人に6人が数学の勉強を放棄していることが分かった。数学を放棄する児童・生徒は俗に「数放者」と呼ばれている。
市民団体「私教育の心配がない世の中」と野党・新政治民主連合の朴洪根(パク・ホングン)議員の事務所が今年5月、全国の小中高校に通う児童生徒と、学校で算数・数学を教える教師など9022人を対象にアンケート調査を行ったところ、算数・数学の勉強を放棄している児童生徒の割合は小学6年生で36.5%、中学3年生で46.2%、高校3年生では実に59.7%に達していることが分かった。
また「学校の算数・数学の授業は難しい」と回答した割合は小学生27.2%、中学生50.5%、高校生は73.5%で、学年が上がるほどその割合が高くなっていた。