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二度目の夏には「I-2 club」「I-3 club」がサプライズ登場!?『Wake Up, Girls!』2nd Live Tour「行ったり来たりしてごめんね!」が大阪で開幕!
2015.07.23 23:00
WUG 2nd Live Tour大阪初日最速レポート!!
『Wake Up, Girls!』2ndライブツアー「行ったり来たりしてごめんね!」が7月20日、大阪・なんばHatchで開幕し、ユニット「Wake Up, Girls!」の島田真夢役吉岡茉祐、林田藍里役永野愛理・片山実波役田中美海・七瀬佳乃役青山吉能・久海菜々美役山下七海・菊間夏夜役奥野香耶・岡本未夕役高木美佑が登場した。今回は昼の部を中心にレポートする。
『Wake Up, Girls!』のライブツアーは去年の夏の1st以来1年ぶり。お披露目から2年を経てのメンバーの成長を見せつけて、9月と12月に控えた『続・劇場版 前後篇』と「Wake Up, Girls!」を一気に盛り上げていきたいところだ。昨年は台風の直撃を受けた波乱の幕開けだったが、今年は一足早く台風が通りぬけ、良好なコンディションで当日を迎えた。
『Wake Up, Girls!』では、イベントやライブなどの開演前に流される前説がわりのナレーション(影ナレ)を、文章を書くことが好きなメンバー・吉岡が担当するのが恒例となっている。今回のライブツアーでも4会場8公演の影ナレテキストを吉岡が一人で担当した。大阪公演の昼は、岡本未夕と菊間夏夜が大阪にちなんで漫才にチャレンジ。漫才でもマイペースな未夕に夏夜が翻弄される内容だった。
ライブはTVアニメ『Wake Up, Girls!』オープニング「7 Girls War」と挿入歌「極上スマイル」からスタート。明るくライブをスタートするにはやはり「7 Girls War」はぴったり。曲のイメージ以上に激しいダンスと息つく暇もない合いの手でハードワークが求められる楽曲だが、きっちりと仕上げてきてくれたことにツアーへの期待感が高まる開幕だ。
そして、この2曲といえばTVアニメで音楽プロデューサー・早坂相が「アイドルの祭典」に向けて「Wake Up, Girls!」に与えた楽曲だ。ここでスクリーンには、「アイドルの祭典」本番の様子や、レコード会社bvexとの契約話が舞い込むTVアニメ12話ラストまでの映像がダイジェストで流される。それは、オープニングがTVアニメで描かれた世界の楽曲であり、このあとに続くのがその先──『続・劇場版』の世界であることを示していた。続く曲は、こちらも新曲「素顔でKISS ME」。
「Wake Up, Girls!」と契約するbvexは、言うまでもなく現実の『Wake Up, Girls!』関連CDをリリースしているavexのセルフパロディ。「素顔でKISS ME」は90年代〜00年代的な、いわゆる我々がイメージする「avex」テイストが強く、既存の楽曲で言えばI-1 clubの「ジェラ」に似た雰囲気だろうか。今までの「Wake Up, Girls!」とはかなり雰囲気が違い、ダンスも腰をくくっと入れる動きやジャズテイストが入ったりと大人の雰囲気。「Check it!(チェキッ)」の連呼とともにメンバーが順番に振り返るとき、コート風の衣装の裾飾りがひるがえるのがかっこいい。
最初のMCでは、「素顔でKISS ME」で印象的なソロを聴かせた山下が「今日は最高の思い出、一緒に作ろうね〜!」と挨拶し、大阪出身の吉岡が「帰ってきたで大阪~!」と挨拶。感激屋の青山は「開幕の「7 Girls War」から泣きそうだったよありがとう!」とのこと。MCでは昨年の大阪公演で、開演前の山下が緊張のあまり泣きそうだったエピソードも。そのことを笑って振り返れるのも、7人が今年のツアーをいい状態で迎えられた裏返しだろう。
そしてここで永野から、このあと続く3曲がこのライブに向けて作られた新曲であることが告げられると、会場は大歓声に包まれた。新曲は本当にこのライブのために作られたもので、今後リリースなどの展開があるかは本当にファンからの反応や応援次第だという。一曲目はダンスが得意な永野自身が振付を全て担当したという「地下鉄ラビリンス」。キュートさと少しのコミカルさを詰めこんだような曲で、メンバー同士が手を取り合ってくるりと回ったり振付もかわいらしい。ラップっぽいソロが続くパートがあるのだが、永野ならばとびっきりキュートに、青山は軽く怒ったような歌い方だったりとキャラクターの個性が入っているのが楽しい。
新曲2曲目「セブンティーン・クライシス」はなんと高木・吉岡・永野・山下・奥野の5人曲。5人の「Wake Up, Girls!」といえば去年徳島・マチ★アソビで披露した「タチアガレ!」5人バージョンを思い出すが、この曲は「私の初センター曲です!」と気合たっぷりな高木がセンターだ。そんな高木の個性を反映してか運動量が要求されるダンサブルなナンバーだが、高木はかなりのロングソロパートからそのままダンスのセンター位置に入って踊り続けたりと、誰よりも歌い、誰よりも踊る。順番にソロムーブを見せるパートは「7 Girls War」を思い出すが、高木が見せるのはもちろん得意技であるバレエ風の回転の動き。パート的にはとてもハードなはずの高木だが、とても充実した笑顔を浮かべていたのが印象的だった。ソロムーブでは山下のターンしながらの投げキッスもドキッとするほど絵になっていた
新曲ラストの「プラチナサンライズ」は青山・田中のデュオ曲。田中によれば「歌を聞かせる曲なのでハーモニーを楽しんでください」とのこと。片山実波のイメージもあって太陽のように明るくかわいいボーカルのイメージが強い田中だが、この曲ではクールでかっこいい田中がちょっと新鮮だ。少しデジタルなエフェクトがかかった低音の青山と、天然の飛び道具的なかっこいいのにやはりかわいい田中のキャラクター性が強いボーカルが心地よいユニゾンを奏でる。7人曲ではなかなか難しい、種類の違う2つのボーカルを楽器として響き合わせるような楽曲だった。
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