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道徳の教科書検定基準方針 報告書を提出7月23日 17時26分
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平成30年度から「特別の教科」となり、国の検定を受けた教科書が導入される「道徳」について、文部科学省の審議会は、23日、報告書を提出し、教科書の検定に当たっては、特定の見方や考え方に偏らず子どもたちが多角的に考えられる配慮がされているかどうかを検定の基準とするよう求めました。
「特別の教科」となる「道徳」の教科書検定の基準や体制を検討してきた審議会は、23日に報告書をまとめて文部科学省に提出しました。
それによりますと、道徳の教科書検定では、特定の見方や考え方に偏らず子どもたちが多角的に考えられる配慮がされているかどうかを検定の基準とすることや、学習指導要領が定めている「正直、誠実」、「国や郷土を愛する態度」などの指導項目と教科書の記述がどう関連しているか明示するよう求めるとしています。
また、検定の体制については、学校現場の実情を反映させるため道徳教育に詳しい教員や教育委員会の指導主事を検定審議会の専門委員に任命し、1冊につき3人ほどで調査に当たるとしています。
この報告を受けて、文部科学省は、一般からの意見を募ったうえで、ことし9月中に道徳の検定基準を定める方針で、教科書会社は作成した教科書を来年5月に検定に申請することになります。
それによりますと、道徳の教科書検定では、特定の見方や考え方に偏らず子どもたちが多角的に考えられる配慮がされているかどうかを検定の基準とすることや、学習指導要領が定めている「正直、誠実」、「国や郷土を愛する態度」などの指導項目と教科書の記述がどう関連しているか明示するよう求めるとしています。
また、検定の体制については、学校現場の実情を反映させるため道徳教育に詳しい教員や教育委員会の指導主事を検定審議会の専門委員に任命し、1冊につき3人ほどで調査に当たるとしています。
この報告を受けて、文部科学省は、一般からの意見を募ったうえで、ことし9月中に道徳の検定基準を定める方針で、教科書会社は作成した教科書を来年5月に検定に申請することになります。