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「リターンライダー」相次ぐ事故 対策へ7月23日 18時49分
年齢を重ねてから再びオートバイに乗り始める「リターンライダー」が増え、中高年が運転するオートバイの死亡事故が全国で相次いでいます。こうしたなか、警察庁や業界団体などによる事故防止のための対策会議が東京都内で開かれ、夏から秋のツーリングシーズンで事故が増加する傾向があるとして、対策に連携して当たることを確認しました。
警察庁によりますと、40代と50代の中高年が運転するオートバイの死亡事故が全国で相次ぎ、去年1年間に死亡した人は177人と、この10年間でおよそ2倍に増えています。
これについて警察庁は、仕事や結婚を機にオートバイに乗るのをやめたものの、年齢を重ねて時間的、経済的に余裕ができてから運転を再開する「リターンライダー」の増加が背景にあるとみています。
こうしたなか、バイクの事故を防ごうと、警察庁や販売店などの業界団体による対策会議が、23日に東京・千代田区で開かれました。
このなかで、警察庁の担当者が「夏から秋のツーリングシーズンで、オートバイの事故が増加する傾向にあることから効果的で先制的な対策が必要だ」として、対策に連携して当たることを確認しました。
このあと、業界団体の担当者から中高年ライダー向けの講習会の開催など各地での取り組みが報告されたほか、「講習会の参加者を集めるのに苦労している」とか、「体力や技能に変化のある中高年にプロテクターの着用を勧める必要がある」といった意見が出されたということです。
警察庁は引き続き業界団体と連携して、ヘルメットとプロテクターの着用や、講習会への参加を呼びかけていくことにしています。
これについて警察庁は、仕事や結婚を機にオートバイに乗るのをやめたものの、年齢を重ねて時間的、経済的に余裕ができてから運転を再開する「リターンライダー」の増加が背景にあるとみています。
こうしたなか、バイクの事故を防ごうと、警察庁や販売店などの業界団体による対策会議が、23日に東京・千代田区で開かれました。
このなかで、警察庁の担当者が「夏から秋のツーリングシーズンで、オートバイの事故が増加する傾向にあることから効果的で先制的な対策が必要だ」として、対策に連携して当たることを確認しました。
このあと、業界団体の担当者から中高年ライダー向けの講習会の開催など各地での取り組みが報告されたほか、「講習会の参加者を集めるのに苦労している」とか、「体力や技能に変化のある中高年にプロテクターの着用を勧める必要がある」といった意見が出されたということです。
警察庁は引き続き業界団体と連携して、ヘルメットとプロテクターの着用や、講習会への参加を呼びかけていくことにしています。
二輪販売は回復傾向
国内の自動車メーカーで作る日本自動車工業会によりますと、国内の二輪車の販売台数は昭和57年のおよそ329万台をピークに減少を続け、平成22年にはおよそ38万台まで落ち込みました。しかし、平成23年からは徐々に回復傾向にあり、去年はおよそ41万7000台が販売されています。
また、日本自動車工業会が新車の二輪車を購入した人を対象に行っている調査によりますと、購入者の平均年齢は、平成17年度には42.7歳でしたが、その後は年々高年齢化し、平成23年度には50歳、平成25年度には51歳となっています。
また、日本自動車工業会が新車の二輪車を購入した人を対象に行っている調査によりますと、購入者の平均年齢は、平成17年度には42.7歳でしたが、その後は年々高年齢化し、平成23年度には50歳、平成25年度には51歳となっています。