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●雨不足 “走り穂” (07/23 18:58)
 弘前市の水田で23日穂が出始める「走り穂」が確認され、最も水が必要となる時期を迎えた。水不足が心配されるなか、農家はまとまった雨が降ることを願っていた。
 走り穂が確認されたのは弘前市藤代の福士長五郎さんの水田。
 福士さんは1ヘクタールの水田でつがるロマンを植えていて、23日朝穂が出始めているのを確認した。
 ことしは春から天候に恵まれ、「走り穂」はいつもの年より2日早くなった。
 水不足となっている岩木川流域では22日から農業用水を交代で取り入れる「番水制」が始まり、福士さんの水田では24日まで取水を止めている。
 穂が出る時期は最も水が必要となるため、福士さんはまとまった雨がほしいと話していた。
 県によると稲の生育はいつもの年より2日から3日進んでおり、穂が出る時期はつがるロマンが来月2日から6日頃、まっしぐらは来月2日から14日頃と見られている。



●節水へ 渇水対策本部 (07/23 18:56)
 岩木川上流の目屋ダムの水不足を受け弘前市は3年ぶりに渇水対策本部を設置し、市民に節水を呼びかける。
 これは弘前市上下水道部が23日渇水対策会議を開き、決めたもの。
 それによると岩木川上流の目屋ダムの水位は23日午後4時現在、161.89メートルと最低水位の160メートルに迫っている。
 このため弘前市は3年ぶりに上下水道部に渇水対策本部を設置した。
 対策本部では24日から広報車やホームページなどで市民に節水を呼びかけることにしている。
 また国土交通省の青森河川国道事務所は青森市で岩木川の水不足を受けた連絡会議を開いた。
 目屋ダムを管理する県からは最低水位の160メートルを下回った場合、農業用水の確保に向けた緊急放流を行うほか、相馬ダムでも緊急放流を検討していることが報告された。
 水不足は稲やりんごの生育、それに市民生活にも影響するだけに効率良く水を使うことが求められている。



●“拡大”監視強化 (07/23 18:54)
 深浦町で2年ぶりに確認された松の木を枯らす松くい虫被害。国や県の現地調査が行われ、被害拡大を防ぐため監視を強化することを申し合わせた。
 現地調査を行ったのは東北森林管理局や県の担当者など21人。
 23日は松くい虫被害が確認された深浦町広戸地区の山林の状況を確認した。
 県内の松くい虫被害はおととし9月に深浦町の大間越地区で確認されて以来で、そのときよりも24キロ北上している。
 このあと開かれた検討会議では松くい虫の病原体を運ぶカミキリムシが1年に2キロほどしか移動できないことから「被害が北に広がったのではなく、局所的に発生した」という見解が示された。
 このため被害が確認された山林の監視を強化することを申し合わせた。
 県はヘリコプターでの監視回数を増やしたり、町や関係団体との連携を強化しながら被害の拡大防止をはかる。



●「平和の日」制定へ (07/23 18:52)
 青森市の「平和の日」制定を検討している有識者の委員会は、青森空襲のあった7月28日を平和の日にすべきとする中間答申を鹿内市長に行った。
 平和の日検討委員会の委員長を務める青森公立大学の内海隆教授は鹿内市長を訪ね、中間答申を行った。
 それによると青森空襲があった7月28日を平和の日とする条例を制定すべきとしている。
 青森市は70年前の7月28日アメリカ軍の空襲で市街地の9割が焼け、わかっているだけで1018人が犠牲になった。
 一方、ことし5月に青森市が中学生を対象に行った調査では全体の7割が青森空襲を知らないと答えるなど次の世代への継承が課題となっている。
 平和の日条例は東京都や長崎市など全国11の自治体が制定している。
 委員会は条例の具体的な内容などを検討し、11月をめどに最終答申する。



●弘高ねぷた 出陣 (07/23 11:54)
 来月1日に開幕する弘前ねぷたまつりを前に22日夜弘前市の繁華街に伝統の「弘高ねぷた」が出陣し、沿道の市民を楽しませた。
 弘前高校のねぷた運行は「弘高祭」の伝統行事。
 22日は1年生から3年生までクラスごとに制作した組みねぷた20台が午後6時半に学校を出発し、繁華街を練り歩いた。
 ねぷたは三国志や戦国武将などを題材にしたもので、高さが4メートル、幅が3メートル近くある。
 浴衣姿の生徒たちは笛や太鼓の囃子に合わせて「ヤーヤドー」と元気な掛け声を響かせていた。
 沿道の市民は伝統の「弘高ねぷた」に拍手を送っていた。



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