PHPって一体何?便利なのは分かっているけど、なんだか難しくて敷居が高い・・・。初心者として、どこから入門したら良いのか分からない・・・。

誰だって初めはPHP初心者です。自分もそうでしたし、今も勉強中です。

ですが、実際にPHPを初めてみて思ったことは『PHP恐れるに足らず!やってみれば何とかなる!動く!』です。

今回は、自分がPHP初心者の頃に参考にした本を2冊紹介してみます。1冊はPHP入門書で、もう1冊は今でも愛用しているPHPの鉄板本です。

~新しい事を学ぶなら~入門書は1冊まで!にして、選ぶのに時間をかける。

皆さんは、新しいジャンルを学びはじめる時、どのような手順でスタートしますか?

自分は、ある程度パターンが決まっています。

一番初めは当然、ネットで情報収集するのですが、それでも足りないとなった場合は参考書を購入します。

PHPに限らずどのジャンルでも、参考書、特に初心者向けの入門書というのは実にたくさん出版されていますよね。当然、本によって内容の良し悪し、当たりハズレが存在します。 

で、自分はこの『入門書・参考書選び』そのものに、結構な時間をかけます。

だって、1冊目に買った参考書が『駄作・自分と相性が悪かった』では、お金も時間も無駄になるだけでなく、『 全然分からない。つまらない。自分はこのジャンル向いてないんじゃ?』って気持になってしまうからです。

せっかくやる気を出して新ジャンルに挑戦しているのに、そんな下らない理由で諦めたくはないのです。

なので自分は、新しいジャンルに関する参考書は、『自分に合ったもの・良いもの』を真剣に選びます。購入する本の数にも制限を設けています。

・簡単そうなジャンルなら、いきなり中級・実用向けを買う。
・とっつきにくいジャンルなら、仕方ないので入門書も買う。入門書は最大1冊までしか買わない。
・入門書に合わせて、中級・実用書も1冊買っておく。

要するに、新しい分野を学ぶ時に買う参考書は、1冊~最大2冊までにしています。

専門書や参考書って高いので、もちろん節約の意味もあるのですが、それ以上に時間の節約になります。たくさんの入門書をとっかえひっかえ読むよりも、1冊で理解したほうがスマートですし。

で、そんな感じでPHP初心者の頃に、入門書と実用書を買いました。

PHPは自分にとって『ちょっと難しい』ジャンルだったので、いきなり中級・実用書を買う事はせずに、入門編+実用書の2冊を用意しました。

その時に買ったPHP参考書は、今でも役に立っている(特に実用書の方)ので、これからPHPをはじめてみよう!という方向けに紹介してみます。

入門編としてWebサイト制作者のための PHP入門講座

必要スキルPC・HTML・CSS知識はあったほうが良い。
内容PHP基礎。シンプルコードからじっくりとスタート。後半は結構難しい。
対象PHPに触れたことのない初心者。PHP開発環境の準備手順も。

サンプルコード:あり。サンプルプログラムをダウンロードし、実際に動く状態を確認できます。

 
Webサイト制作者のための PHP入門講座

完全なPHP初心者の頃に、入門編として買った参考書です。 

PHPっていうのは、実際に開発したり動作テストするときに、自分のPCにPHP開発環境を用意しなくてはいけません。
これがPHPの第一関門で、初心者はこの時点で挫折しがちです。面倒だからです。

ですが、開発環境は1度セットアップすれば済む事であり、あとはPHPをローカルで開発しまくれるので、はじめはとにかく頑張るしかありません。この本の中ではMAC・WIN共に開発環境のインストール手順から解説されています。

本全体の内容は、だいたいこんな感じで進んでいきます。

・PHPって一体何?静的ページとの違い。メリット等。
・PHP開発環境のインストールとセキュリティについて。
・PHPのルール。記述方法の基礎や約束事
・実際に簡単なプログラムを動かしてみる
・あとは「実際に~を作ってみよう」の難易度がどんどん上がっていく。結構難しい。
・WEBアプリやAPIの活用法など(この辺の内容はもはや中級)

後半の内容は、はっきり言って『入門書』としては難易度が高いです。『Yahoo!地図APIとの連携プログラムを作ってみよー!』とかになってきます。
自分としては、WEB APIも学びたかったので良かったのですが、そこまでの知識が不要なら読み飛ばしても良いですね。

この本は、とりあえず実際にPHPを動かすまでの準備と、PHPって一体何?ルールは?何が出来るの?あ~なるほどね~確かに便利便利~って感じで役に立ちました。

必要な部分は表や図入りで説明されていますが、無駄口や意味のない挿絵は無く、淡々と解説していくスタイルも好きで、購入の決め手になりました。

PHPの玉手箱!今でも読んでる鉄板PHP参考書。

必要スキルPHPの基礎。応用力と想像力。
内容PHPの実用例集。今すぐ使えるサンプルコードが大量に!
対象実際にPHPでサイトを構築する段階で大活躍。

サンプルコード:あり。全ての実用サンプルコードを実際に動かして確認できます。便利!(ダウンロード形式)


PHP逆引きレシピ

これは本当にPHPの宝箱・玉手箱です。誇張じゃありません。自分は今でも、『もしこの本を買ってなかったら?』と思うとゾッとします。

この本の基本的な使い方は、タイトル通り逆引きで使用します。 1ページめから順に読み進むのではなく、必要な時に開く本です。

「こんな事したい!⇒もくじを調べる⇒参考コードが載ってる」って感じで、参考書と言うよりは『実用書・具体例集』って感じですね。内容の豊富さは、スペシャルです。

具体的に言うと、1つの実例がそれぞれ4ページ程度に簡潔にまとめられ、それが大量に載っています。ページ総数は730ページ!本当、色んな実例コードが載ってます。  

もちろん、冒頭部に入門として開発環境のインストールやPHPの基礎なども載っているのですが、そのあたりの説明はあっさりとしています。

なので、入門書としてはお勧めできません。

実際に自分も、上で紹介した入門書とコレを同時に買ったのですが、こちらの本は、初心者の頃は知識不足でまったく使いこなせませんでした。開いても意味が分からないし・・・。

ですが、PHPの基礎が分かり、具体的にサイト運営で活用する段階になると、こちらの本ばかり使うようになりました。 

それから、アイディアを具現化するための参考としてはもちろんですが、逆に、この本からアイディアをもらうケースも多くありました。

流し読みしているだけで、『PHPってこんな事も出来るのか!スゲー!今度やってみよ』って事が多いのです。 

自分は現在、この本を愛用しすぎて紛失してしまいました(悔しい)。たぶんまた買います。

PHPは楽しい!便利で楽しい!合理的!

今回は、自分が実際に読んでみて良かったと思うPHP参考書を紹介してみました。

自分がPHP関連を学ぼうと思ったきっかけは、Wordpressを使いこなしたいと感じたからです。

WPテーマを自作したり、オリジナルでプラグインを作ったり・・・。Wordpressの機能を最大限に活かすために、PHPの知識がもっと欲しい!と思い、PHPの勉強に着手しました。

Wordpressはそれ自体が高機能で、PHPの知識がなくとも素晴らしいのですが、PHPを身につけると、その可能性はさらに広がりました。

それから、PHPは単純に楽しいです。
自分で書いたプログラムが実際に動くと、とっても楽しいです。

個人の方も、WEB系のお仕事をしている方も。興味があるなら、是非実際にPHPに触れてみてください。

挑戦して、向いてなかったら止めればよいのです。向いていたらな、儲けもんです。 

1度PHPの便利さを知ると、もうPHPなしのサイト制作には戻れません。マジです。 

■こんかい記事中で紹介した本

 Webサイト制作者のための PHP入門講座 
 ⇒PHP入門書として。無駄口が少なく淡々と解説。入門書にしては内容が濃い。
 PHP逆引きレシピ
 ⇒実際にPHPでサイト運営する時はコッチ。PHPの玉手箱。

■参考記事:Wordpress初心者の頃に参考にした本。自作テンプレートを1度作れば、基礎はバッチリ。