all most done ~アーミッシュの姿~



萌え……アーミッシュ講演会@京都思文閣美術館


グレイビルさんと、フレイバーのゆうじさんと

◆100人のドクター

アーミッシュ研究の第一人者、クレイビルさんは驚いていた。

「今まで世界中で講演をしたけれど、こんなにたくさんのドクターを前に話したことはありません。」

事実、異様な光景だった。
例のインフルエンザ対策で、会場内のお客さんはほぼマスク。
100人程のマスク姿の聴衆を前にして、さすがアメリカ人、ノリがいい冗談で笑わせてくれた。

講演会は非常に「萌え」た。
大半はアーミッシュに関する基本的な説明だったけど、
あとの質疑応答の部分で、アーミッシュの現在の状況などをリアルに知ることができた。


アーミッシュコミュニティーの中での携帯電話の扱い方や、
行き過ぎた観光施設のコミュニティへの影響、
リーマンショック以降の不況で職を失ったアーミッシュへの政府補助の如何などなど、

やはり問題は後を絶たないみたいだ。

アーミッシュの世界はユートピアではない。
もちろん麻薬や家庭内DV、家族の不和など、人間らしい問題も抱えている。
加えて、アーミッシュという特異な生活体系を現代社会で貫く上で、様々な葛藤が彼らを襲う。

もちろん、ニッケルマインズで起きた銃撃戦のような不可抗力による悲劇もある。

そんなたくさんの問題があるにも関わらず、彼らはアーミッシュとしての生き方を止めないし、
人口もどんどん増え続けている。

そう、アーミッシュは繁栄しているのだ。

クレイビルさんがアーミッシュに興味を抱く理由もそこにあるらしい。

彼のアーミッシュ研究を貫く重要なテーマは、
〝なぜ高等教育も受けないアーミッシュが、これほどまでも繁栄しているのか〟
ということだ。
それを探るために、彼らの思想、彼らの生活様式、彼らの歴史を探っているという。

事実、アーミッシュ女性は平均6~8人の子供を育てる。
そのうちの85%がアーミッシュとして生きる道を選択する。
1900年に5000人だったアーミッシュ人口は、
2009年現在には231000人。
アーミッシュ人口は18年ごとに倍に増え続けていくのだ。

子だくさんなことだけがアーミッシュの繁栄の理由だろうか。
そうではないと思う。
子だくさんという要素は少数民族の中では珍しくない。

その強固なアイデンティティーに対するアーミッシュの姿勢、それがあるからこその繁栄だと私も思う。


◆アーミッシュが日本にくる!?

グレイビルさんが知りたいもう1つのこと。
それは、どうして日本人がこれほどまでにアーミッシュに興味を抱くのかということだという。

諸言語で翻訳されている彼の著作だが、
そのうち日本語に訳された著作は2点。
他のどの言語よりも多い翻訳数だそうだ。

アーミッシュを受け入れやすいという点では、
日本が一番可能性が高いかもしれない・・・ということで、
「アーミッシュが日本にくる日もあるかも」と半分ジョークな意見だったけど、
これには驚いた。

英語圏以外のどの国よりも、日本がアーミッシュに関する情報を求めているということだろうか。

グレイビルさんも、「なぜ、日本人がアーミッシュに興味を寄せるのか知りたい」と訴えていた。
私は自分がなぜ興味を持ったかは朗々と説明できるけど、
確かに、他の人はなぜ?と思う。

今回の展示会も大盛況といえる。
講演会は満席だったし、展示場にも人だかりが絶えなかった。

そして更に気になったのは、
40代~60代の方が特に多かったこと。
私くらいの年齢の人は一人か二人見かけたくらいだ。

そういえば、前に菅原千代志さんの展示会に行ったときも、
同じような来場者の年齢層だった。

なぜ日本人がアーミッシュに興味を抱くのか・・・・・
そこに年齢的な因果も関係するのか・・・・・

私もこれから考えていこうと思う。

アーミッシュつながりで友達になったフレイバーの社長さんに、
グレイビルさんを紹介して頂いた。
更に、新しい彼の著作にサインももらった。


こんな写真まで撮ってもらった。
小学生のときに、V6のコンサートに行ったことがあったけど、
あのときのミーハー魂がうずいたことは、ここだけの話。

ともあれ、こういう貴重な「つながり」を大事にしたい。


※どうでもいいんだけど、なんで私「おさげ」なんだ?
 アーミッシュ関連のお出かけのときは、なぜかおしゃれに抵抗があるのは本当。


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by amish-with | 2009-05-27 21:48 | お知らせ
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「all most done(あと少し!)」とは私が訪問したアーミッシュがよく口にしていた言葉。働き者のアーミッシュらしい言葉。ここでは私というフィルターを通したアーミッシュの情報を届けていきます。
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